【MUSIC】山本精一、Sawa Angstrom

メディアコミュニケーション部 杉本です。

ラジオ制作チームが拠点とする京都は、秋の観光シーズンを迎えています。
京都で観光客が訪れる老舗喫茶店と言えば「イノダコーヒ」。
そして「イノダコーヒ」と言えば高田渡さんの「コーヒーブルース」。

こちらは渡さんの息子・高田漣さんと中村まりさんが
京都の老舗ライブハウス拾得にて歌唱した音源です。

さて今年の秋は京都周辺のミュージシャン・バンドによる
話題の新譜も多数、ということで幾つかご紹介したいと思います。

まずお一人目は「山本精一」さん。

ボアダムス、ROVO、羅針盤、想い出波止場、PARA、MOSTなど
30年以上のキャリアで数多くのバンドを手がけ、
日本のオルタナティブ・シーンの最重要人物のひとり。

ギタリストとして、コンポーザーとして幅広い活動を行い、
国内外のミュージシャンとのコラボレーション、さらには映画音楽にいたるまで、
多彩な音楽フィールドで活動を展開する関西のカリスマ的存在です。

今年3月には自身が店長を務める大阪の老舗ライブハウス「難波ベアーズ」で
コロナ調伏撲滅祈念「無観客無配信」ライブを開催し、
WEBメディアなどでも取り上げられましたが…。

11月18日に約5年ぶりの“うた”にフォーカスしたアルバム『selfy』がリリースされます。
うたにフォーカス、という書き方をしましたが、
実は7月にはインストアルバム『CAFE BRAIN』をリリースされています。

現在『selfy』から2曲が先行配信されていますが、その2曲が本当に素晴らしい!
しなやかさと強さ、凛とした佇まい。音の波に意識を委ねていると、
ずっと奥の方まで潜り込んでいくような感覚すらします。(寝落ちではありません)

「フレア」のミュージックビデオには、
京都・大阪を拠点に活動する女性シンガーソングライター「児玉真吏奈」さんが出演。
アンビエント、エレクトロニカの要素を軸に、エアリーなウイスパーボイスで
独特な世界観を持つアーティストです。

そして児玉さんは現在「Sawa Angstrom(サワ・オングストローム)」という
エレクトロニック・ミュージック・ユニットでも活動中。
ちなみにメンバーの一人、浜田淳さんは先述の山本精一さんの「フレア」の
ミュージックビデオの監督を務めており、
もう一人のメンバー吉岡哲志さんは、もう1曲の先行配信曲「windmill」の
リズムトラックを手がけています。

そんな「Sawa Angstrom」、
2017年に結成以降、ヨーロッパ・台湾・オーストラリアなどでもツアーを行っており、
今年は海外のオンラインフェスに出演するほか、
ゲーミングPC GALLERIA(ガレリア)のCMソングを担当するなど、
彼らもまた幅広い活動を行っています。

そして9月から毎月配信シングルをリリースしています。
第1弾作品「CIRCLE」はゲストにヒップホップMCの野崎りこんさんを迎えているのですが、
サブスクリプションサービスの公式プレイリストにも収録され、話題に。

10月配信の「BOOKS」は、図書館の中だけで過ごした少女が
初めて外の世界に飛び出す体験を通して、虚構と現実を表現した一曲とのこと。
浮遊感もありつつ、繰り返される躍動的なビートに思わず身体を揺らしたくなります。

 

そろそろ11月の新曲も公開されるはず…とのことで。
ぜひチェックしてみてください!

カバーソングもおススメです。こちらも併せてご覧ください。
昨年公開の「恋人がサンタクロース」

今年公開の「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」

山本精一 日本語版ホームページ
Sawa Angstrom ホームページ

(杉本)

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