2018年04月

【STEP Info】春だ!新生活だ!新入社員だ!

4月になりました。

今月は新生活・桜・入学式などワクワクする単語に触れることが多く
楽しい気分になれるので私は大好きです。

「入社日ってスーツがいいんかなぁ…でも制作会社やしなぁ…動きやすい恰好かなぁ」
「会社に入ったら、でっかい声であいさつせなアカンなぁ」とか
爽やかにはじらっていた14年前の春。

変わったことといえば、主には体重

当時の私に教えてあげたいことは、
「現場にある大量のお菓子はトラップだよ」です。

そんなこんなで、弊社にも新しいスタッフが入ってきました。
「研修中」の名札をつけてスタジオで見学させて頂くことも多々あるかと思いますが
どうぞ暖かい目で見守っていただければ幸甚です。

 

まず 制作部(東京)

村井 智香(左)
今年の春に大学を卒業し、ステップに入社しました。
大学では、音楽を中心に学び音楽の無限の可能性により引き込まれました。
これから、音楽に関わり音楽に囲まれて仕事が出来ることが楽しみです。
色んな事に挑戦し、お仕事を任せてもらえるように頑張ります。


大岡 真一郎(中)
配属の前日に都内への会社勤めということもあり気合いを入れるために
浦安の深夜までやっている美容室へと散髪に行ったら
「お疲れっス~ なんのアトラクションですか?」
・・と尋ねられました。
電子音楽とピアノのインストが好みで、東京都美術館で美術家とコラボレーションしたり
Googleのゲーム音楽の作曲やサウンドデザインとかロボットバンドが幕張メッセで演奏する為の曲など
をスクエアプッシャーと共演で作ったりしてます。

特技はサウンドインスタレーションの美術制作と音響設計です。
ガストとマクドナルドが好きです。

福井玲子(右) ※東京制作部デスク
新人です!そうは見えないかもしれませんが新人です!
東京に住んで3年、ご縁を頂きステップ東京オフィスで働かせて頂いております。
東京に来る前は中国に住んでいました、中国地方やありません。チャイナです。

その前は大阪におりました。大阪に居る頃から続けてナレーターをやってます。
その他、劇団をやったり、バンドをやったり、相変わらずやりたい放題のマダムです。
よろしくお願いします!


続いて録音部(東京)

室井 美希(左)
専門学校卒業後、テレビ番組の編集アシスタントを経て、
2月に東京の録音部に入りました。
21歳です。まだまだフレッシュなつもりですが、
無意識のうちによく「よっこいしょ」と言っています。
少しずつ成長していきたいと思っておりますので、
色々お手数おかけしますが、皆様よろしくお願い致します。


内田 雅巳(右)
名前の読み方がマサミと女性のような名前ですが、男性です。
以前は東京芸術大学で映画の勉強しておりました。
魚料理が好きです。
最近聴いた音楽だとジム・オールクがやってるボブ・ディランのカバーアルバムが
すごく良かったです。早く仕事を覚えてられるよう、頑張ります。
よろしくお願いいたします。

以上、はじめから長くなってしまいましたが、4月のステップメルマガスタートです!
(おおた)

【Shop in Tanimachi】湖陽樹

今回ご紹介するのは谷町四丁目のお店「湖陽樹(こようじゅ)」さんです!
谷町四丁目駅からすぐの「大江ビル」の16階にあります。
店内はすごく広く、そこからの眺望はこのような感じ。


天満のほうまで見えますね~関テレさん。

メニューはこちら!!


みなさんすごく食い入るように見ていらっしゃり、必死に撮影しました。

 

どれもおいしそうで迷います。
ドリンクバーもセットでついてきますよ!

私が頼んだものはこちら!「四川ランチ」かなりよくばりなセットです。

 

四川なので、すごく辛い!汗が止まりませんでした。
なんですが病みつきになる辛さで、白ご飯と合う~!
麻婆豆腐はかなり山椒が効いてました。
ご飯お変わり自由ですので、いっぱい食べてください!!
一番有名なメニューは担々麺!
麺と絡みあって、こちらもすごくおいしいです。

デザートに杏仁豆腐がついてました。
こちらで辛くなった口を休憩させて、ドリンクバーでほっと一息。眠くなりますね。

お昼寝にぴったりな季節…

 

みなさん谷町ステップにいらっしゃった際は、ぜひお立ち寄りください!

 

(ナカガワ)

【MUSIC】京都あれこれ

メルマガ初投稿です。
1999年入社。ラジオ班の仲川です。

ラジオ班は現在、関西のいろんなラジオ局で番組を制作していますが
一番お付き合いが長い局はα-Station(FM京都)です。
そのためラジオ班スタッフは京都在住がほとんどです。
(ただ生粋の京都人は1名ほどですが苦笑)

MUSICのメルマガ枠ではありますが
今回は新年度スタートの意味も込めて「京都」をテーマにお話しを。

京都と聞くと、かつては「学生の街」でしたが
関西エリア外からすれば「観光都市」のイメージですよね。

ここ数年、国内外から訪れる観光客数は右肩上がり。
市内でいえば、一通の細い路地でさえホテル建設ラッシュ。
寺社仏閣の世界遺産はもちろん、
ラーメンも、町家ご飯も、喫茶店でさえも連日大盛況。

90年代の「そうだ、京都行こう」キャンペーンの時もすごかったですが
やはり21世紀は、インターネットの普及。
さらにいうとSNSの台頭が要因ですよね。

京都に住む人々からすれば
行き慣れたお店に行けなくなった。
隣が民泊をはじめて大騒ぎなど、嘆き節も聞こえてきますが
ラジオの世界でいうと、イイことも!
radikoの普及で従来のエリアだけでなく、
全国どこにいても
地方のラジオを聴いてもらえるようになりました。

全国で聴いてもらえるなら…と、
α-Stationでは全国区のアーティストを起用した番組編成を
2015年に行い、弊社担当枠でいうと、
くるり、10-feet、ロットングラフティ、高野寛、
どついたるねん、岡崎体育に、スカート。
そのほかにも、D.A.N、ジム・オルーク、カクバリズム。
この4月からは、
コーネリアス、UA、KenKen(Rise / Dragon Ash)の番組もスタート。
もちろん地元京都のアーティストも網羅。
この春からはHomecomingsの番組もスタート。
音楽ファンからすればたまらない人選ですよね!
http://fm-kyoto.jp/

さて前置きが長くなりましたが、、、
京都に住む人たちは嘆いてばかりではありません。
古き良きものも愛すれば、新しいものも大好きな京都人ですから、
地元ならでなのお気に入りスポットを日夜探し求めています。

ここからは そんな京都に住む人々が愛するスポットを
まとめて挙げていきます。

■「食堂おがわ」
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26013892/
↑いま京都は30代/40代の若い料理人による小料理屋ブーム。

割烹/料亭ほど敷居が高いわけでもなく、
でも町家ごはんほどカジュアルでもない。
同世代が1ヶ月のご褒美にと通うようなお店です。
(といってもすでに予約困難ですが…苦笑)

■「in the soup / in the moon」
http://inthesoup.jp/
↑5月からは鴨川で「床(ゆか)」がはじまりますが
京都の街並みを見渡せるルーフトップバーもおすすめです。
(期間限定なのでお出かけの際はHPでご確認下さい)

■「拾得」
http://www2.odn.ne.jp/jittoku/
↑磔磔と並び、国内でも指折りの老舗ライブハウス。
3月は山下達郎がアコースティックライブしてましたね。
44年前に「東京に帰れ」とヤジを飛ばされた場所。
あの時のオヤジさん。
今の達郎さんを見たら何て言うんでしょうね笑

 

■「京都メトロ」
https://www.metro.ne.jp/

↑世界でも珍しい、地下鉄の駅構内にある「クラブ」。
ジャンルも国籍も問わず
連日、こだわりのイベントが行われています。

京都にお越しになる際の参考になれば幸いです。
(仲川👓)

【I Love NY】月刊紐育音楽通信 April 2018

 去る3月24日(土)に行われた「マーチ・フォー・アワ・ライブス(私たちの命のための行進)」は
アメリカ史上歴史に残るデモンストレーションとなりました。
一部のメディアは、ワシントンDCで の参加者のほとんどはリベラル派の大人達で、
子供達はごく僅か(10%未満)で あったとも報道していましたが、
確かにワシントンDCではそういう見方はできます。
そもそもワシントンDC在住であればともかく、広大なアメリカ国内において、
高校生(または高校生以下)達が自力でワシントンDCにやってくるというのは物理的・金銭的に
どれだけ大変なことか。
しかも銃保持賛成派の親や学校からの反対や規制・処罰などもある中での参加なわけですから、
全体数の10%未満であったとしても、それは大いに評価すべきことと思います。
また、子供達の自発 性よりもハリウッドのセレブを含めたリベラル派の大人達の後押しについて
批判するメディアもありましたが、これもそもそもお金も選挙権 も無い子供達なのですから、
財力・権力のある大人達がサポートしなければ何も前には進みません。

 先日のマーチはワシントンDCが中心でしたが、その他私の周辺で知り得る限りでも
ニューヨーク(マンハッタン、ク イーンズ、ロング・アイランド)、ニュージャージー、ボストンなど、
中心部のみならず郊外の小さな町においても、マーチは子供達と彼らを サポートする親や教師達を中心に大いに盛り上がりました。
各地それぞれに立派で感動的なスピーチがありましたが、
私はやはりワシントンDCでのキング牧師の孫娘のスピーチが大変感動的でした。
まだ9歳の彼女は、祖父キング牧師のスピーチを引用し、
「私にも夢がある」と銃の無い世界への 夢を語りました。
これにはメディアにみならず、リベラル派の大人達さえも「そんなことは絶対不可能だ」と、
しばし絶句したと言えます。
しかし、彼女の夢は子供じみた、馬鹿げたものなのでしょうか。私にはそうは思えません。

 先日、引退した元最高裁判事の一人が、憲法の一部であり国民の武器所有権を保証する
修正第二条の廃止を呼びかけたことは中々ショッキングでした。
もちろんトランプはすぐさま「廃止は絶対に無い」 とカウンターを浴びせましたが、
そう言っていられるのは、彼の首がまだつながっている間のことでしょう。
更にその後の世論調査では、修正第二条を廃止すべきという意見が、何と25%になりました。
たった25%? いえ、銃規制を語ること自体がタブーの国で、修正第二条の廃止に賛同する声が
四分の一にも達したということは実は快挙であると言えます。

 まだまだ時間はかかるでしょうが、いよいよアメリカは大き く動き始めていると言えます。

 

 

トピック1:ニューヨークのストリート・パフォーマンス

 

 ニューヨーク観光の楽しみの一つ、またはニューヨークの文化を代表するものの一つに
ストリート・パフォーマンスがあることは昔からよく知られています。
確かにストリートにおいて、これほどの数の、そしてこれほどバラエティ豊かなパフォーマンスが
繰り広げられる街は、世界中どこに行っても他には無いといえるでしょう。

 ニューヨークにおけるストリート・パーフォーマンスの場所は、
その名の通りストリートつまり路上と、地下鉄の駅構内や車内というのが非常にポピュラーです。
特に極寒のニューヨークの冬においては、ストリートでパフォーマンスを行うというのは
狂気の沙汰というか命取りにもなりかねませんので、冬場は地下鉄の駅構内での
パフォーマ ンスが圧倒的になります。

 地下鉄の駅構内の場合、その多くは駅の改札口付近の人通りの多いエリア、
そしてマンハッタンを中心としたニューヨーク市内計24本の地下鉄線の乗り換え移動の際に
利用される地下接続通路内、そしてプラットフォーム上ということになりますが、
地下鉄の車内でもパフォーマンスはよく行われます。

 日本のような常時満員電車状況ですと、
車内でのパフォーマ ンスは信じられないかもしれませんが、
ニューヨークの場合は車内が身動き一つできない寿司詰めになるということは滅多にありませんし
(と は言え、最近益々悪化というか末期的状況を呈しているニューヨークの地下鉄の運航状況においては、そういうケースも段々増えてきていま す)ある程度混雑した車内においても、
パフォーマー達は巧みに(時に強引に)スペースを作ってパフォーマンスを繰り広げます。

 車内でのパフォーマンスの場合は“身軽さ”と“コンパクト さ”がマストですので、
アカペラ・シンガー(ゴスペルからオペラまで)や、ラッパー、
アコースティック・ギターの弾き語りなどが多いです が、意外と多いのがメキシコ系のマリアッチです。本場のマリアッチは本来大編成で演奏されるものですが、地下鉄車内のマリアッチ演奏は
大体ギターとアコーディオンとベースによるトリオ編成を多く見かけます。
ベースはハンディさの面からもアンプのいらないアコースティックと なり、
つまりベーシストは大きなアップライト・ベースを担いで車内に入ってくるわけです。
彼等は主に朝の通勤時間に演奏することが多いので、混雑している車内に僅かなスペースを
見つけては演奏を始めます。
一駅の移動中にきっちり1曲 を歌い終え、次の駅に停車してドアが開くと、
すぐさま隣りの車両や反対側の車両に飛び移っていく彼等の身のこなしは、
その音楽以上に軽やかと言えます。

 ストリート・パフォーマンスにはダンスや手品など、音楽以外のパフォーマンスも多く見られますが、
車内でのダンス・パフォーマンスというのも、実はかなり見応えがあります。
大半のニューヨークの 地下鉄の場合ドアから入ってすぐ目の前のスタンディング・エリアに
天井と床とを繋ぐ手すりバーがありますが、これがパフォーマンスの “道具”にもなります。
つまり、このバーに捕まり、バーを利用し回転したり宙返りをするなどのダンス・パフォーマンスを
行うわけです。
ダンスの種類はやはりヒップホップ系が圧倒的ですが、
バーを使うため通常の路上パフォーマンスよりも、かなりアクロバチックなパフォー マンスとなります。

 ですが、ダンスの場合は一駅の移動中という短い時間ですと 少々物足りなさがあります。
よって、このアクロバティックなヒップホップ・ダンス・パフォーマンスのメッカは、
複数の駅を通過するエクス プレス(急行)のラインとなり、
最も代表的なラインはミッドタウンとハーレムを行き来するAラ イン(デューク・エリントンの名曲「A列車で行こう」で有名)やDラインと言えます。
私は日曜日のチャーチでの演奏のために、これらのラインをよく利用す るのですが、
パフォーマー達はスペースがあると車内の床を転げまわって回転したり、
時には客の座っている目の前(頭上)の手すりまで利用 して回転したりもするので、
思わず顔を蹴られそうにもなり、中々スリリングです(笑)。
ですが、最近ハーレムは地下鉄を利用して向かう観 光客も更に増えてきましたし、
お洒落なレストランやバーなども増えてきたため、ハーレムに向かうラインはどこも
一層混雑してきているの で、パフォーマーにとっては段々やりにくい状況になっていると言えます。

 音楽系パフォーマンスに話を戻し、場所を車内からプラット フォームや駅構内の通路などに
移すとパフォーマンスの種類は正に何でもありの状況になっていきます。

 クラシック音楽のバイオリンやチェロやフルートなどのソロ 演奏からアンサンブルまで、
ジャズ系のサックスやトランペットのソロから小編成のジャズ・バンドまで、
ブルース/ロック/ジャズ系などあ りとあらゆるスタイルのギター・ソロやベース・ソロやバンド演奏、
インドのシタールやタブラほか様々な民族楽器演奏、スネア・ドラムのみ やドラム・セット、
パーカッションなどのソロやアンサンブル、胡弓などの中国系楽器、
バケツ類を使ったドラム・パフォーマンス、
DJ(即席自前ブースをセッティングし、ラッパーやダンサー付きの場合もあり)、
スポーク ン・ワード(朗読)などなど、とにかく何でもありです。

 よって、例えばバッハの無伴奏チェロ・ソナタの隣りでは ラッパーが過激なライムを自作自演し、
その向こうでは中国音楽が悠々と奏でられ、
反対側ではアフリカン・パーカッションの競演(狂演?) が繰り広げられる、といったカオス的状況も
見られたりするわけですが、パフォーマー達は皆、相手の邪魔をしないレベルできちんと
距離を保 つ礼儀を心得ています。

 通勤・通学などの忙しい人通りの中でのパフォーマンスですから、
通行の邪魔にならないかと思われるかもしれませんし、アンプの使用も含めて音量が
かなり大きいパフォーマンスもありますので、地下鉄利用客からのクレームもあるのではと
思われるかもしれませんが、実はトラブルはそれほど多くは見受けられません。
例えばニューヨークの レストランやバーなどは大声で話さないと聞えないほど賑やか(というか喧しい)ところも多いですし、そもそもアメリカ人の騒音レベルに対する許容度・我慢度は
日本人とは大きく異なります。
よって、よほどの轟音・爆音でない限り、見過ごす(聴き過ごす)というか楽しんでしま うのが
“ニューヨーク流”でもあると言えますし、実際に良いパフォーマンスがあると、
通りすがりの地下鉄利用客達が踊りだして一緒に楽しんでいる光景にもよく出くわします。

 ストリート・パフォーマンスに関しては昔からいろいろとレギュレーションも変ってきましたが、
特に最近はパフォーマンス自体に比較的寛容であるだけでなく、
しっかりとしたガイドラインと許可申請 (または規制)も行われていますので、
それもトラブルが起こらない大きな要因になっていると言えます。

 現在、ストリート・パフォーマンスに関しては特設ステー ジの設営を伴うイベント、
広告宣伝・販促を目的としたパフォーマンス、公園内やその周囲でのパフォーマンス、
フェリーのターミナル駅構内 を除き、パフォーマンス自体の許可申請は必要ありません。
必要があるのは「サウンド・デバイス」と呼ばれる大音量のスピーカーや拡声器な どの
機材に関する使用許諾(ニューヨーク市警に申請)で、現在一日$45ですが、
これは通常のストリート・パフォーマンスに関しては適用されませんし、
ある程度の大音量によるストリート・パフォーマンスでも申請してい る人はほとんどいません。

 それよりも、特に地下鉄の駅構内・通路・車内でのパフォー マンスの場合は、
MTAというニューヨーク市を中心にニューヨークの地下鉄・鉄 道・バスなどの公共輸送を運営する
交通局(交通公社)のレギュレーションが最も重要になってきます。

 とは言えMTAの レギュレーションとしては、運行サービスや乗客の妨げとなる行為を禁じる。
という規定のみですので、パフォーマンス自体に関する具体的な規 定や禁止事項が
あるわけではありません。
よって、そこは各パフォーマーの判断次第となってきます。

 また、MTA施設内での広告宣伝活動や販売活動は禁じられていますが、
実際にはパフォーマー達は自分達のCDやDVDなどをパフォーマンスの間、
目立たない程度にそばに置いて販売していますので、これ も曖昧というか、
いい加減な部分でもあります。

 とは言え、MTA施設内ではテロ対策やホームレス対策もあって、
常にMTAの警官やニューヨーク市警 の警官が巡回していますし、一度違反行為で捕まると、
ブラックリストに乗って、それ以降のパフォーマンスに支障を来たしてしまいますので、
パフォーマー達もそこは慎重に、うまく対応していると言えます。

 さて、肝心要のパフォーマンスのクオリティに関してですが、
これもホームレスの人達による日銭稼ぎのパフォーマンスから、ニューヨークならではとも言える、
驚くべき隠れた才能や超プロ級パ フォーマンスまで、正にピンキリです。

 大きく分ければ、①ホームレスによるパフォーマンス、②ス トリート・パフォーマンスを活動のメインとするパフォーマー、そして③ライヴ活動などを基本としながらストリート・パフォーマンスも行う パフォーマーという3タイプになると思いますが、やはり③の中で素晴らしいパ フォーマンスと出会ったときはラッキーですし、感動もひとしおです。
また、②には意外な発見や楽しさがあるものも多く、③とは異なる ニューヨークらしさを感じることができます。

 ③に関しては、様々なパターンがあり、本人と話してみると 実はすごい経歴の持ち主だったり、
既にライヴやシアターなどで精力的に活動していて、
それなりに注目も集めているパフォーマーも少なくあ りません。

 実は最近、ニューヨークの地下鉄でパフォーマンスを続けて いる女性シンガーが、
人気TV番組「アメリカン・アイドル」のニューヨークでの オーディションに合格し、
ハリウッドでの本選に出場することになったというニュースがニューヨークの様々な
ニュース・メディアで紹介され て話題になりました。
彼女はアマリア・ワッティというブルックリン在住の28歳の カリブ系アメリカ人シンガーですが、
ベビー・シッターなどの仕事で稼ぎながら、グリニッジ・ヴィレッジやロウワー・イーストのクラブ(ラ イヴ・ハウス)で演奏し、以前このニュースレターでも紹介しました「アフロパンク・フェスティバル」(ブルックリン)のコンペに出場した り、テニスのUSオープン(クイーンズ)の会場でもパフォーマンスの機会を得たりして活動の機会を広げていました。

 ちょっとエリカ・バドゥーやエイミー・ワインハウスなどを思わせる、
かなりユニークな声をもった素晴らしいシンガーですが、
現在、同番組の審査員を務めているライオネル・リッチーは「キミのレンジ、サウンド、ユニークさは、僕ら審査員が求めていたものだ」と絶賛していましたし、
同審査員のケイティ・ペリーも「もっとあなたの歌を聴きたい」と励まし、
この先のメジャー・デビューも期待されています。

 こんなことが普通に起きるのもニューヨークであり、アメリ カン・ドリームであり、ストリート・パフォーマンスの楽しさと言えるでしょう。

【After Word】4月

いかがでしたでしょうか?
外を歩けばリクルートスーツを着た新入社員の方を見かけることも多いです!
弊社もフレッシュさを忘れず、平成30年も頑張っていきたいと思います。

本年度も株式会社ステップをどうぞよろしくお願い致します。

(稲垣)

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