2022年04月

【STEP INFO】春の夜の夢

暖かく過ごしやすい春の終わりが見え始め
満開だった桜も徐々に葉桜になりつつありますね。

皆様は今年の春を満喫出来たでしょうか。
このご時世、大人数で思い切りお花見を楽しむ事は中々叶わなかったかもしれませんが、
僕はそれでも変わらず咲き続けてくれる桜に、毎日の通勤時にとても癒されていました…

安心していつも見ていた桜が散っていくのはあっという間に感じますね。
儚く短い事のたとえとして、ただ春の夜の夢のごとし という言葉が「平家物語」にありますが、
今年その「平家物語」がTVアニメとして放送されていた事をご存知でしょうか。

「平家物語」は平家の繁栄から源氏に滅ぼされるまでを描いた平安時代末期の物語です。
作者不明で琵琶法師達が語り継いできたとされているそうです。



平家物語といえば祇園精舎の~…などの古文を国語の授業で暗記するというイメージだったり、内容の記憶も曖昧で恥ずかしながら勉強不足でしたが、こちらのPVに強く心打たれ毎週楽しみに鑑賞していました。

作品もとても丁寧に描かれており、自然と平家の人々に共感できます。
日本の季節や花の描写の演出がとても綺麗なところも見どころです。しかし平家の運命は決まっており当然このアニメでも花のように散っていき移り変わっていく…なるほど儚い…

それにしても春の夜の夢が、短く儚い事をたとえる日本語ってなんだかいいですね。
放送終了した「平家物語」、GWなどの休日に一気見などいかがでしょうか。


それでは今月のメルマガもお楽しみください。

(宮道)

【shop in Tenma】ORANGE FIELDS Bread Factory

4月のShop in Temmaは新人、宮野がご紹介します!

今回紹介するのは、天満駅から徒歩5分のお店「ORANGE FIELDS Bread Factory」

テレビ番組でも紹介されたことのある有名なパン店さんです!

数ある中から私が選んだ商品はこちらです!!


NEW!!アップルパイ風パン280円(税込)
定番のメロンパン190円(税込)

外はサクサク、中はカスタードと果物がミックスされたアップルパイ風パン
期待を裏切らないちょうどいい甘さのメロンパン
どちらも私好みの味でついつい、2個目に手が伸びそうでした…。

また店内にある、デトックスウォーターも充実しております
日替わりで様々なお水を味わうできるのも魅力的です!!!
(オレンジ・レモン味、ハーブ味)

パンとセットでドリンクバーを注文する事も可能です。
コーヒー好きの人必見!!!
ドリンクバー429円(税込)


お昼休みやちょっとした休憩時間にいかがでしょうか??

場所 大阪府大阪市北区天神橋4-7-29 扇町山一ビル1階
営業時間 7:00~20:00(商品販売&イートイン)
定休日 不定休
HP: https://www.orangefields-teagarden.com/bakery

(宮野)

【MUSIC】D.W.ニコルズ,Caravan,優河

メディアコミュニケーション部の杉本です。
新年度の始まりでもある4月は
放送関連の仕事をしている私たちにとっては、番組改編の時期。

個人的には変化の大きい春で、
桜の花(主にソメイヨシノ)をほぼ目にすることがないまま、
気が付けば、春が過ぎ去って行こうとしています。

外に出る機会は少なかったものの、数多くの新譜に触れる機会があり、
音楽を通して新しい季節の始まりを感じることが出来ました。

まずご紹介するのは「D.W.ニコルズ」。
昨年秋でバンドとしての活動を終了し、
ボーカルわたなべだいすけさんの一人体制で活動していましたが、
今年4月1日にギターの鈴木健太さんがメンバーに復帰。
同日デジタルシングル『Beautiful Days』をリリースしました。

ライブバンドとして全国を駆け回っていた「D.W.ニコルズ」が、
コロナ禍の中で活動中断を余儀なくされ、向き合った様々な現実。
時に乗り越え、時に抱えたまま歩み続けるニコルズの決意や、
未来の展望が詰まった渾身の1曲。
エモーショナルなサウンド、言葉のひとつひとつが胸に刺さりました。

ちなみにこのミュージックビデオは、
わたなべさんの故郷、神奈川県葉山町で3月31日に撮影し、
翌日4月1日には公開という驚異のスピードで生み出された作品です。

■D.W.ニコルズ Official Homepage■

続いてはシンガーソングライター「Caravan」さん。
昨年12月から2月にかけて新曲を配信し、4年ぶりのツアー真っ最中。

昨年12月配信の「新しい星」、
今年1月配信の「扉の向こう」、そして2月配信の「Kid」と、どれも名曲ですが、
中でもミュージックビデオと併せてチェックしていただきたいのが「Kid」

日々の生活の中、ふと感じる寂しさや葛藤、
それでも抱き続けていたい希望への憧れを歌い上げた1曲。
夕暮れ時の映像と相まって、切なくも美しいミュージックビデオが印象的です。

■Caravan Official Homepage■

ラストはシンガーソングライター「優河」さん。
昨シーズン放送のテレビドラマ『妻、小学生になる。』主題歌を担当され、
その歌声を耳にした人も多いのではないでしょうか。

3月23日にドラマ主題歌「灯火」も収録されたNewアルバム
『言葉のない夜に』をリリースされ、リリースツアーも終わったばかり。

ライブや制作をサポートする“魔法バンド”の演奏も素晴らしく、
フォーク、ファンク、アンビエントなどを包括した豊かな音世界、
その中で唯一無二の存在感を放つ歌声の美しさと言ったら…。

先日京都で行われたライブも拝見したのですが、
包み込まれるような優しく、しなやかな歌声に、会場が魅了されていました。

■優河 Official Homepage■

気がつけば、ゴールデンウイーク目前。
連休のサウンドトラックに、加えていただければ幸いです。
皆様、楽しい連休をお過ごしください♪

(杉本)

【I Love NY】「月刊紐育音楽通信 Apr. 2022」

※本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています。
今月のトピックは「音楽出版の未来~音楽出版は優良な投資案件となっていくのか~ <後編>」

 先日のアカデミー賞授賞式でのクリス・ロックとウィル・スミスの一件の衝撃度は大きく、その余波は益々広がっている感がありますが、前者の下劣なジョークと、後者の粗暴な振る舞いにはコメントする気も起きません。

 それよりも、保守的な白人達の間では、「アカデミーを黒人に乗っ取られた」、「黒人を表に出せばああいうことになる」という心ない意見・批判まで出ていることには胸を痛めます。

 “黒人軽視・蔑視の声があるなら、黒人の露出を増やせば良い”とでも言うような今回のアカデミーの短絡的な対応にも呆れ果てますし、これでは融和どころか対立・分断を助長させるだけのように思えます。

 せっかく「ドライブ・マイ・カー」が作品賞と監督賞含めた4部門にノミネートされ、国際長編作品賞受賞という栄冠に輝いたのに、そうした話題は全て吹き飛んでしまった感があります。

 ですが、そうであっても、日本映画の素晴らしさは、その歴史的な偉大な作品群はもちろんのこと、最近の新しい潮流に関しても、アメリカの映画関係者の誰もが認めていることであると思います。

 黒澤、溝口、小津、成瀬、衣笠といった戦前~戦中世代の巨匠達がハリウッドでも神格化されているのはよく知られていますが、それ以外でも市川、今村、深作、大島といった巨匠達、そして近年では宮崎、北野、是枝、滝田といった優れた映画人達の名前は、映画好きや映画と関わる音楽業界人達からもよく聞かれます。

 最近の韓国や中国の映画に対するハリウッドの高い評価に比べると、日本映画は後塵を拝しているとも言われますし、その理由は、日本の映画はあくまでも日本人向けで海外に通用しないとか、もっと社会性を持った大きなテーマを扱わないと海外では通用しない、などとも言われますが、私にはそうは思えません。

 海外(特にアメリカ)に通用するために海外に適応・迎合するというのは、もう昔(せいぜい90年代まで)の話です。例えば日本のアニメや食文化などでも同様ですが、今は日本ならではの真髄・伝統・特殊性・こだわり・はたまた奇異さ、などといったものがクールだともてはやされる時代であると言えます。

 そもそも、溝口の「雨月物語」や小津の「東京物語」のような、はたまた宮崎の「千と千尋」や滝田の「おくりびと」のような、あまりに日本的で、日本人にしかわからないような価値観や感性が、何故これほどまでに欧米人に評価・賞賛されるのでしょうか。

 それらには日本人を超えて世界に通じる普遍性があるからだとも言われますが、人間の作品には常に何らかの普遍性を見出すことができますし、そうした普遍性というのは意図・意識して表現するものではなく、人としてのピュアな心(良心とでも言うのでしょうか)があれば自然と表出してくるものであると思います。

 つまり、大切なのは外への適応・迎合ではなく、内へのこだわり・掘り下げと、それらを支える自信と誇りではないでしょうか。真に内に向けて突き進んだものが、やがて外へと突き抜け出でることは、人間のアートの歴史が証明しています。

 日本の映画は、もっと胸を張るべきであると思います(そして日本の音楽も) (さらに…)