【After Word】12月

気がつけば、2015年もそろそろ終わります。
今年一年間私たちが経験する事が出来た事を振り返りながら、
様々な良い出会いに感謝しています。

さて、ワインの話になりますが、
11月第3木曜日に、今年のブドウの出来栄えをチェックする、
ボジョレーヌーボーの解禁がありました。
日本が先進国の中で最も解禁日が早い、という事で毎年盛り上がってますよね。

そもそもボジョレーヌーボーはフランスのブルゴーニュ地方の南部に広がる
ボジョレー地区において、黒ぶどう「ガメイ種」から作られる新酒です。
「マセラシオン・カルボニック」という、通常のワインよりも渋みや苦みが少ない製法で、
その分短時間で、味わいもとてもフレッシュに仕上がります。

ちなみに、ボジョレーヌーボーには航空便と船便があるのをご存知でしょうか?

11月の解禁日に間に合うように送られるのが航空便です。
輸送時間はトータルで5日間です。
飛行機内で低温で熟成が進みにくい状況で輸送され、恐らく一般的に楽しまれる
ボジョレーの味の基準はこちらになると思います。

それに対し、船便は輸送時の温度は15度前後で保たれ、少しずつ熟成されながら、
約1ヶ月半〜2ヶ月かけて輸送されますので、ボジョレーヌーボーの到着は、
早くて12月下旬、という事になります。
船便のボジョレーヌーボーは熟成が進んだ分味がまろやかになり、楽しみ方が変わります。
さらに、販売価格も航空便よりも半額近い値段で、大変お手頃です。
ちなみに通常のワイン輸送手段は圧倒的にコスト面で船便が優位という事もあり、
こちらがメインになります。

そんなワインの様に、その時期にでしか味わえないもの事を楽しむのも素晴らしいですが、
ゆっくりと時間の経過と共に、熟成された味を良いタイミングで味わう、
という事もまた素晴らしいと思います。

今年もたくさんの「今年でなければ味わえない事」を経験させて頂きました。
それが来年、再来年、と時を刻む中、熟成されていくであろう経験の過程としてもあり、
また新しい出会い、経験となっていく事を願い、日々精進していく所存であります。

少し早いですが、本年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

次回は年明け、2016年1月上旬の配信予定です。
お問い合わせ、配信停止希望はコチラへ>>

記事一覧