【MUSIC】キャデラック・レコード

8/15に公開された映画「キャデラック・レコード」
すでにご覧になられた方も多いと思いますがご紹介させていただきます。

50年代〜60年代にかけて多くのブルース名盤を生み出した伝説的なレコードレーベル
♪チェスレコード♪
「ジョニーBグッド」で有名なチャック=ベリーを輩出、
ローリングストーンズがデビュー当時憧れていたことでも有名です。
黒人たちの間でしか聞かれなかったR&B/ソウルを白人層にもクロスオーバーさせ、
やがてロックンロールが誕生。
アメリカのロック史、またレコードの歴史を語る上で不可欠な名門レーベルです。

レコード会社の代表「レナード=チェス」をエイドリアン=プロディ(戦場のピアニスト)
グラミー受賞シンガー「エタ=ジェイムス」をビヨンセ(ドリームガールズ)
天才ギタリスト「マディ=ウォーターズ」をジェフリー=ライト(007慰めの報酬)

白人でありながら黒人音楽専門のレコードレーベルを立ち上げたチェス(実際は兄弟)、
50年代の黒人音楽と60年代の白人ロックの関係、
権利をめぐる争い、金銭の流れ、
栄光と衰退

ほとんどの登場人物が実在の人物であり、
物語の展開上順番を入れ替えたりはしてますが、
ドキュメンタリーに近いくらいよくまとまっていて、
音楽の歴史を知る良き教科書にもなってます。

また、制作総指揮にも名を連ねる歌姫ビヨンセもブルージーに熱演。
オバマ大統領の就任パーティーで歌っていた名曲「At Last」を熱唱します。
「エタ=ジェイムス」が居なければ今の私は居ない
自分たちのルーツを大切にし、尊敬と感謝の思いを形にしていく姿勢は
素晴らしいと感じました。

音楽は、人種の差など社会的問題を解決し、新しい歴史を築く手助けをしてきました、
歴史を変える程のエネルギーを持つレーベルを立ち上げ、音楽を作る、
夢のような話しですが、現実にはその艶やかな世界にも痛みや挫折があります。
50年代の黒人にとって音楽は生きるためのすべであり、数少ない「良い仕事」の
ひとつだったと思います。
音楽がエンタテインメント化する以前の人間臭さがあり、
人生の”ブルース”を感じることができました。

新宿ピカデリー
恵比寿ガーデンシネマ他、全国にて順次公開中

<オリジナルサウンドトラック>
発売元:ソニーミュージックエンタテインメント(SICP2290)
発売日:2009年7月22日
価格:3,780円(税込)国内盤(歌詞対訳付)

ビヨンセや、チャックベリー役を演じたMos Defが歌った
オリジナルサウンドトラックも発売されてます。
国内盤は26曲入り!ボリューム満点でこちらもおすすめです。

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