【I love NY】?,覆柴椶砲蓮搬膺佑?R&Bディーヴァ”がいないのか?
(ここではSTEPのNYスタッフから届く、現地の最新音楽情報の一部をご紹介しています!)
先日、久々に素晴らしい女性シンガーと再会しました。彼女の名前はメイザ・リーク。
スティーヴィー・ワンダーのバックコーラスとして活躍した後、90年代初頭
UKアシッド・ジャズ・ムーブメントと共にイギリスに渡ってインコグニートという
グループに参加し、その後アメリカに戻って地道に活動を続けていました。
彼女は最近「Metamorphosis」という新作アルバムを発表したばかりで、
なんでも11月にはルーファスと一緒に日本に行くということなので、皆さんがこの
レターを読んでおられる頃はちょうど日本(ブルーノート)で公演中かもしれません。
今回の来日公演はチャカ・カーンに代わってルーファスと共演するということで、
そんなスペシャルなライヴを観られる日本の皆さんは幸せだな〜とつくづく感じますが、
その一方で日本には何故彼女のような素敵な大人のR&Bシンガーがいないのだろうかと
寂しくもなります。
アメリカでもメジャーな世界では同じですが、特に日本のR&Bディーヴァ達は
可愛くてスタイルが良くて(というか痩せ過ぎ)声が綺麗(でも声が出ているのは
喉からだけで体が楽器として共鳴していない)な女の子ばかり。
深みのある落ち着いた歌を聴かせるビッグママ的なシンガーは皆無と言っても
良いのではないでしょうか。
「皆無」と言いましたが、それはそういうシンガーが全くいないのではなく、
きちんと評価されないということなのだと私は思います。
メイザも含めてこれだけ素晴らしい大人のシンガー達が来日しているのですから、
日本の皆さんももっと成熟した大人の日本人シンガー達にも注目してあげてほしい
と願ってしまうのです。