【MUSIC】Nico&Bert Jansch

メディアコミュニケーション部の仲川です。

このメルマガが皆さまの目に留まる頃には
緊急事態宣言も自粛/休業要請も緩和/解除されていると思いますが
とんでもない春となってしまいましたね。

住まいも職場もある京都の5月は
本来であれば、貴船・鴨川エリアの「川床」や
京都三大祭りのひとつ「葵祭」で賑わう時期ですが…
今年は過去に例のない静けさが街に漂っていました。

夏は暑くて冬は寒い「盆地気候」が特徴の京都だけに
最も過ごしやすい5月に 外に出れないという現実は厳しすぎました。。

さてラジオ番組制作をメインの仕事とする
我々メディアコミュニケーション部は
コロナ自粛中も変わらず放送を届けることに終始しておりました。

ただ、お出かけ情報もない、アーティストが登場することもない
この期間のラジオの構成はシンプルイズベスト!
結果DJとリスナー間のコミュニケーションが「密」になれた気がします。

そしてトークの合間に流れる「音楽」は自粛のストレスを癒すかのような
サウンドをよく選曲していました。

■The Fairest Of The Seasons / Nico

↑アンディ・ウォーホールのゴリ押しで
「The Velvet Underground」の1967年の1stアルバムに
参加していた歌手/モデル。
その同時期に、たった3日間で録音されたソロアルバム収録曲。

■The Gardener / Bert Jansch

↑1960年代に活躍したスコットランドのフォークミュージシャン。
1966年のアルバム「Jack Orion」収録曲。

とにかく長い長い自粛期間が5月とともに終わりとなりましたが
引き続き不要不急の移動には制限があったり、
ソーシャルディスタンスもキープしないといけません。

さらに
高温多湿の真骨頂がはじまるこのタイミングにマスクが手放せないなんて…
考えるだけで参ってしまいますが、
自分的ストレス軽減法を見つけてやり過ごすしかありませんね。

そうそう。5月末から6月上旬といえばホタルが舞うシーズン。
京都も鴨川右岸のみそそぎ川や哲学の道、
下鴨神社、上賀茂神社などがホタルスポットとして地元の人に知られています。
人間にとっては異常な5月でしたが、虫たちにとってはいつもと変わらぬ5月のようです。

川の水質悪化や街灯の強い光といった環境の変化によって、
ホタルのすみかは年々減っているそうです。

 

またSNSの登場で、 写真におさめることに夢中になって
ホタルのすみかを踏み荒らしてしまう可能性も懸念されています。

ホタルが減少するということは
すなわち、彼らが住みやすい、
キレイな水辺や ほの暗い林といった美しい自然が失われている証拠。

美しいホタルに癒されるためには
自然と人間との調和や共生が叫ばれています。

ホタル観賞にお出かけの際は、
人と人とのソーシャルディスタンスだけでなく
人とホタルとのソーシャルディスタンスにも
気をつけて お楽しみください。

(仲川)

記事一覧