【MUSIC】ペリー&キングスレイ

メディアコミュニケーション部の仲川です。
先月2月22日、
フランスのダフト・パンクが解散を発表したというニュースが飛び込んできました。

近未来的なマスクやサウンドプロダクションなど
彼らは多くを語らず、聴き手に委ねる余白を残していましたが
常にまっすぐな筋が通っていました。

この解散の発表の仕方も

個人的には 山口百恵さんの引退(リアルタイムではありませんが…笑)と肩を並べる
引き際の美学を感じました。

余談になりますが、

引き際 心のベスト 10 第 1 位は「千代の富士の引退会見」です。
あのウルフが涙をこらえながら絞り出した「体力の限界です」。
その人の魂がにじみ出る瞬間ってたまらなく惹きつけられるのです。
皆さんが惹きつけられた引き際 第1位は何ですか?

さて話を戻して、20 世紀末、ダフト・パンクの登場によって
21 世紀のはじまりはフレンチエレクトロが世界を席巻しました。
フランスのダンスミュージックは
もともとシンセサイザーを多用したエレポップが盛んで
テクノ・ポップからフレンチハウスを経由して
ダフト・パンク以降のフレンチエレクトロへとつながっていくんですね。
そのシンセサイザーを含む電子音楽の先駆者だったのが
フランスパリ出身の「ジャン=ジャック・ペリー」です。
彼はドイツ生まれの「ガーション・キングスレイ」と
「ペリー&キングスレイ」というユニットを 1965 年ごろに結成し
ポップサウンドに昇華した電子音楽を世に放ちます。
その中には皆さんもよーく知っている音もあるんです。

「Baroque Hoedown」

この曲を気に入ったディズニーが、
1970 年代に この曲をテーマにスタートさせたのが、エレクトリカルパレードだったんですね。

ぜひダフトパンクをきっかけに フランスのダンスミュージックや
ペリー&キングスレイのような電子音楽に遡ってください!
まだまだ楽しい発見がたくさんあります。

 

(仲川)

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