【INDIES】「TICA」6年ぶり至極のNewAlbumリリース

Vocal武田カオリさんとProducer兼Guitar石井マサユキさんのユニット「TICA」。
2000年デビューの際は、カバー曲「Free」がオンワード樫山『自由区』のTV-CFに起用話題になりました。

業界内でもファンの多いTICAですが6年ぶりの新譜は2009年10月28日に発売された
「Johnny Cliche」(ジョニー・クリシェ)
石井さんのセンスの良い曲に武田さんのベルベットな歌声が響く極上の仕上がりです、
今までのTICAを崩さず、新しいTICAを感じました。
大人度100%のジョニークリシェを是非ご視聴あれ!


2009/10/28発売
「Johnny Cliche」TICA ¥2625

また、アルファステーションの番組「Clubα」にもゲストで遊びに来ていただきました、
その際石井さんがおっしゃっていた言葉が印象的で、「結局やりたいことを考えたら
美味しいごはんと味噌汁ってことになった、若い人たちがやってるような”流行り遊び”にも
もちろん興味あるけど、今回はごはんと味噌汁です」と。

音楽や映像、文章などもシンプルに作り上げるのはある意味とても難しいものです、
ごちゃごちゃいじったりせず「ここまでで仕上がりとしよう」という判断は
大人にしかできない「成熟の確信」といった感じでしょうか。

「TICA」オフィシャルサイト
http://mining-for-gold.com/

【I Love NY】2010年はアフリカン・カルチャーに注目

(ここではSTEPのNYスタッフから届く、現地の最新音楽情報の一部をご紹介しています!)

今、ニューヨークのブロードウェイは、リバイバル物とディズニー作品とメイド・インUK作品、そしてハリウッド・スター達による芝居ばかりであると言えます。特にハリウッド・スター達による芝居は、ジュード・ロウの「ハムレット」、キャリー・フィッシャーの「Wishful Drinking」、ダニエル・クレイグとヒュー・ジャクソンの「A Steady Rain」、キャサリン・ジータ・ジョーンズの「A Little Night Music」、リーヴ・シュライバーとスカーレット・ヨハンソンの「橋からの眺め」などが立て続けに公開されており、来年はクリストファー・ウォーケンなども出演の予定です(とは言え、彼等の多くは舞台俳優出身ですが)。

(さらに…)

【After Word】新年ご挨拶

新年明けましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になり、またステップメールマガジンを
ご愛読頂きまして有難うございます。
昨年は100年に一度の不況と言われた年でしたが
我社におきましても数字的に大変厳しい一年となりました。
しかしこれは我社だけでなく、リーマンショックを発端とする
全世界が直面する問題です。
本年はこの不況に負けず放送、広告業界に貢献すべく
新しいコンテンツを、しっかりした技術の上にどんどん打ち出して
参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社 ステップ 
代表取締役 浜口雅昭

次回は2月上旬の配信予定です。
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【STEP INFO】今年ラストのメルマガ

早いものでもう12月です。
今年も色々なことがあり、振り返りますと・・・

米アカデミー賞で日本映画が2つの賞を受賞!!、イチロー選手が9年連続年間200本安打達成!!など世界で活躍する日本人の明るいニュースがあったり、
新型インフルエンザの流行でマスク不足!!のような変わったニュースがあったり、マイケルジャクソン・忌野清志郎氏の死など、音楽業界での悲しいニュースなどなど明るいニュースも暗いニュースもありました。

STEP社内でも、音楽制作をした作品が「カンヌ国際広告祭」プロモーション部門で、最高賞のグランプリを獲得したり、東京麻布スタジオのリニューアルなどありました。

今年も残りわずかですが最後までよろしくお願いいたします。
4年目に突入しましたSTEPメルマガ今年最終号の始まりです!!

【MUSIC】ar

今月は、坂本龍一が自身の番組(RADIO SAKAMOTO)で4年に及び支援する奇跡のバンドar(アル)を紹介します。
メンバーは、クボアツシ(Vocal)、フジモトヨシタカ(bass)、オオタツバサ(ギター)の3人編成で、素晴らしい3rdアルバム「LOVE LU LE LO」を11月11日に発売したばかりです。

今回のアルバムはこれまでとは少し変わり、よりシンプルでPOPになりきっとたくさんの人の心に響くこと間違いないと思います。

「たとえ君が言葉をなくしても心まで無くさぬように笑顔でそばにいよう」
(アルバムタイトル曲「LOVE LU LE LO」より引用)
全16曲・60分、皆様の心を優しく暖めてくれること間違い無しの素晴らしい楽曲です!!

12月12日東京キリスト協会でワンマンLIVEします。
詳しくはH.Pより

【SHOP】大阪一敷居が低い(無い)?ワインバー

今月は、天満ならではのスタイルでワインが楽しめるお店「luv wine(ラヴ ワイン)」をご紹介します!

ワインといえば歴史があって難しいイメージがありますが、
ラヴ ワインはそんなことも関係なくお気軽に、リーズナブルにワインを楽しめるお店です!

週替わりで世界のワインを楽しめるほか、普通はグラスで注文できないような高級ワインが
グラスで飲めますので、ワイン通の方もワイン初心者の方にもオススメです。


お店の目印は赤い三輪車。
天気がよければ道まではみ出した外席にてワインを楽しめます!


が、冬場は寒いので「なんとか暖房中」。
その貼紙がこれまた、B級グルメの匂いを漂わせます。

ワイン以外にも、小皿・冷菜からメイン料理、
週替りワインとの相性を考えてシェフが毎週必死に考えている「今週の逸品」や
世界のチーズ、食べごろチーズのセレクトからデザートまで……。

美味しいワインを美味しい料理と共に満喫するもよし、
軽い気持ちで立ち寄って「今週のワイン」とピザを一枚だけ注文するもよし。
色々なワインの楽しみ方ができるお店です。


写真は「じゃがいものムースとブルーチーズのピザ」です。

場所は、天満駅改札を出てすぐ右側の天満駅前北本通を北へ抜けてさらに少し直進、
右側に目印の赤い三輪車が見えてきます。
駅から5分ほどの距離ですので近くでお食事された後にもオススメです。

営業時間
月ー土:18:00 – 24:00
日:17:00 – 23:00

年末・年始以外、無休営業中!
これからのロマンティックな季節にぜひ!

【INDIES】原田茶飯事、日常茶飯事。

今月は、私が知りうる殿方の中で手塚治○や藤子・F・不○雄の次に
ベレー帽が似合う男子…

「原田茶飯事」くんを紹介したいと思います。

ガットギターを爪弾き、ビロードのような繊細な歌声で
愛すべき人間の弱さや恥部を鋭くシニカルに歌うシンガーソングライター。
このコーナーでも一度サンシャインポップバンド「クリームチーズオブサン」というバンドで紹介したコトがあります。

ソフトロック、ブラジルのボサノヴァやサンバに影響を受けた優しくおセンチなメロディラインをのせたフックのある楽曲。のんびりほんわかなCMには、とてもよく合うんじゃないかなぁと思います。

いいヤツです。
大阪から東京に拠点を移し活動中!!

茶飯事HPはコチラ>>

茶飯事My Spaceはコチラ>>
↑試聴してみてくださいね♪

【I Love NY】アメリカでは評価が分かれるマイケル・ジャクソン

(ここではSTEPのNYスタッフから届く、現地の最新音楽情報の一部をご紹介しています!)

世界同時公開となったマイケル・ジャクソンの「ディス・イズ・イット」はご覧になったでしょうか?
彼の追悼メモリアル式典で涙にくれてしまった私は、今回もまたしても涙・涙…。
最後は映画が終わっても感動と悲しみでしばらく席を立つことができませんでした。
個人的な感想は山ほどありますが、マイケルの生前、コンサート映画として予定されていたこの映画(マイケルは最後までこの映画の制作・公開に反対していたようですが)が、マイケルの不慮の事故によって、彼のパーソナルな面を知ることのできる貴重なドキュメントとなったことは、マイケルには申し訳ありませんが私には大きな喜びでした。

(さらに…)

【AFTER WORD】年末

季節の移り変わりは早いもので、
紅葉が始まったかと思えば、メルマガで紹介する間もなく見ごろを終えてしまいました。

というわけで、気持ちはクリスマスにシフトし、
ホワイトクリスマスへの期待を高める時期になりました。
そのホワイトクリスマスですが、
毎年願うばかりなので今年は科学的に過去データの分析から……。

フムフム、これはひどい。

過去30年のホワイトクリスマス、
大阪では4回、温暖化にも負けず2005年に雪が降っていますが、
東京では0……。1965年の夕方にちらほら降って以降、雪もみぞれも降っていないそうです。

ホワイトクリスマスのありがたさを感じる結果となりました。
よりいっそう楽しみになったクリスマスへ向けて(?)
仕事も今年はラスト1ヶ月、ラストスパートです!

というわけで、メルマガも今年最終号となりました。
今年一年、本当にお世話になりました。
ありがとうございます。
これからも一層、皆さまに「いい音」をお届けできるように努力していこうと思います。
今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。
それでは、風邪にお気をつけて、よい年末をお過ごしください。

次回は1月上旬の配信予定です。
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【STEP INFO】デザインルーム リニューアル♪

社内的な事で恐縮ですが。。

麻布スタジオのサウンドデザインルームが新しくなりました!!
ミキサー陣がコツコツと仕込みに励む部屋の事でございます。

音のモニタリング環境改善のために行われた今回の工事。
こんな感じに仕上がりました!!

音場改善の他にも…
・明るくなって作業がしやすくなりました。
・作業スペースが広がって効率が上がりました。

など、快適ルームに大変身しましたので、NEWデザインルームを活用し、
これからもGOOD JOBしていきます!!

【Music】日本ラテン化計画!!

今回ご紹介致しますのは…

今年25周年を迎えた、日本が世界に誇る本格的サルサ・バンド
「ORQUESTA DE LA LUZ」です。
メンバー全員が日本人ながら、世界中のラティーナから支持された稀有のグループ。
先日STEPが制作に携わるラジオ番組にVo.NORAさんがゲストで来てくださいました。

デビューアルバムがビルボード誌ラテン・チャートで11週間に渡り1位を獲得。
グラミー賞ノミネート、NHK紅白歌合戦出演。
そして日本人の音楽家としては初めて、国連平和賞を受賞。

こんな世界で称賛を受けた彼らが25周年を迎えた今、目標とするものは…

「日本ラテン化計画!」

まだまだ日本人には馴染みの浅い「ラテン」を日本に根付かせたい!!
と、アルバムリリース・ツアーと今年もデラルスがアツイです。

サルサはとにかく明るく楽しく。
暗い悲しい歌詞も明るく歌うんだとか。
NORAさんは
「こう見えても昔、暗い性格だったけど、今はこんな明るくなっちゃった!
ラテン化されて、悩まなくなりました。」
と笑っていらっしゃいました。

ラテンビギナーの方には、
山崎まさよし、大黒摩季、RIP SLYME、PUFFY、キマグレン等、
日本の人気アーティストの代表曲をデ・ラ・ルス流にラテンアレンジした
コラボレーションアルバム『サルサ食堂』がオススメです!

ラテンを聴いて明るく楽しく気分転換してみませんか?

Orquesta de La Luz HP
http://laluz.jp/

【SHOP】みろく

今月は…
イベリコ豚しゃぶ やきとんのお店
「みろく」をご紹介。

 

ランチによく通っているこのお店。
「みろくのイベリコ豚丼」が私は大好きです。
豚丼=ヘビーのイメージを変えてくれました。

さっぱりあっさりで、オダシの味もしっかり。
薄くスライスされたイベリコ豚と温卵とゆずこしょうをまぜまぜして戴きます。

そして…「イベリコ豚の南蛮うどん」も絶品。
シコシコざるうどんを
これまた優しく上品なたっぷりのオダシにつけてさぁどうぞ。

ディナーは地鶏・地豚・イベリコ豚を本格炭火焼で提供してくれます。
これからの季節はイベリコ豚のしゃぶしゃぶもいいですね♪

【ランチ】
・「みろくのイベリコ豚丼」 …980円
・「イベリコ豚の南蛮うどん」…1000円
・「日替わり松花堂弁当」  …1000円
・「サバの味噌漬け焼き」  …1000円 他多数。

東京オフィスから近いので、お越しの際は是非お試しください!!

みろく
東京都港区麻布十番3-7-4 麻布六堂B1
03-6809-3101
麻布十番から徒歩約2分

【INDIES】BE THE VOICE

シャンシャンシャンシャン…
来月に迫ったクリスマス。。。
ということで、今回は一足早くクリスマスソングをご紹介。

BE THE VOICEの「Christmas」EPです!

クリスマスソング「WindowChrismas」をはじめ、オリジナルアルバム「Groundscape」の
リード曲「Tell Me About You」を本人達がアコースティック、エレクトリックにアレンジした全4曲入りのEP。

心を”ぽっ”と暖かくしてくれる優しいクリスマスソング。
11/18 iTunes限定リリースです。CHECK IT OUT!

BE THE VOICE HP
http://www.bethevoice.com/

BE THE VOICE myspace
http://www.myspace.com/bethevoice

【I Love NY】ニューヨークのCDメディア事情

(ここではSTEPのNYスタッフから届く、現地の最新音楽情報の一部をご紹介しています!)

5月末よりブロードウェイが歩行者天国となったタイムズ・スクエアは、夏休みが終わっても相変わらずの混雑ぶり。
ニューヨークは短い秋が終わると様々なホリデイ・シーズンに突入していくので、これから益々大勢の人で賑わっていくことと思います。
そんなタイムズ・スクエアですが、ブロードウェイとセブンス・アベニューが交差する45丁目と46丁目の間の店舗の入り口が真っ黒く覆われており、道行く人の中には「これは一体なんだろう?」と覗き込む人もいます。

(さらに…)

【After Word】11月

早いもので今年もあと2ヵ月を切りました。

秋深まるこの季節ですが、東京オフィス前の大通りにあるいちょう並木は
まだ青々としております。

 

イチョウの紅葉は葉の付け根に仕切りができ、水や養分を通す管が
閉じられる事によって葉緑素が壊れ、「カロチノイド」という黄色い色素が
目立つことによって黄色くなるんだとか。

まだまだ養分を吸収し続けている、、ということでしょうか。

朝晩大分寒くなってきましたね。
手洗い・うがいをして、インフルエンザの予防接種もしっかりして
今年もあと2ヵ月元気に乗り切りたいものです。

というわけで、次回は12月上旬の配信予定です。
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【STEP INFO】野音でわぉ〜ん!

シルバーウィークも終わり、秋の季節を感じることも増えてきました!
そんな秋の一大イベントをひとつ紹介します。

STEPでもお世話になっているナレータ畑中ふう氏と前塚あつし氏が大阪城野外音楽堂で
「野音でわぉ〜ん!」という音楽ライブイベントをします!!

両氏によると、これまでお世話になってきた業界の皆さんともっと「繋がり」たい、そして「架け橋」になりたい!さらに大阪の業界がもっと元気になってほしい!!という企画で始められた音楽イベントです。
業界関係者が多数出演しますのでお時間のあるかたは是非!!
当日はフリーマーケットもあるみたいです!

2009年11月1日(日)14:30〜19:30 @大阪城野外音楽堂
公式ブログはコチラ

【Music】MAYER HAWTHORNE

今月紹介するアーティストはMAYER HAWTHORNE(メイヤーホウソーン)です。
甘いファルセットヴォイスとグルーヴィーな演奏で気持ちの良い音楽を聴かせてくれます!

彼は元々Hip HopのDJとして活動していて、遊び半分でオールドソウルのパロディっぽい曲を録音したところ、ピーナッツバターウルフの耳にとまり昨年末にデビューしました。

最近人気のレトロソウル系の音楽とは違い、打ち込みなどの音は入れずにアナログ感丸出しの音は聴いていて気持ちが良いです。
今年のブルーアイドソウルの決定版といえると思います!!

9月8日に1stアルバム「A Strange Arrangement」発売したばかりです。

【SHOP】地魚屋台

今回は、店名の通りの新鮮な魚と活気と安さ、
浜の雰囲気漂う内装が特徴の
「地魚屋台 とっつぁん」をご紹介します。


お店の入り口はビニールの幕で覆ってあるだけなので中まで丸見え。
店に入る前からガヤガヤとにぎやかな雰囲気が伝わります。
店内は漁師風の網がぶら下がっていたり、
メニューも豪快な文字で貼りだしてあり、とてもゆかいです。
男の酒場、海の家という感じで、おしゃれ路線の逆を行く、B級グルメ感満載の店内です。

そして気になるメニューは、


あ、これまた刺身がプリプリ。
あ、予想以上に天ぷらが豪快。
天ぷらを注文すると付いてくる大根おろしが山盛りです。
お刺身を楽しんだ後は天ぷらで盛り上がりましょう。

場所は、地下鉄扇町駅を少し南へ、
ガソリンスタンドと商店街の間の路地にあります。
「地魚屋台 とっつぁん 扇町店」
Tel:06-6358-3773
住所 大阪府大阪市北区天神橋3-7-18

【INDIES】お耳にChaqq(チャック)

今月は大阪在住イケメンバンド「chaqq(チャック)」をご紹介します★
彼らはまだ結成2年目にして、関西のインディ―ズシーンをすごい勢いで駆け抜けてマス!!

3ピースバンドで、大阪、神戸を中心に活動。
関西以外にも関東、その他各地にて、熱いライブパフォーマンスでその活動の幅を広げています。
若干23歳!若いわー。ええなぁ…。

しかもヴォーカルの名前が 「星大介」くん。
本名やって聞いてますが…ホンマかなぁ…。
なんかかっこよすぎるやんかぁぁぁ!!!!!名前だけで好きになってしまいそうです。

HPはコチラ>>
My Spaceでの視聴はコチラ>>

【I Love NY】ありがとうレス・ポール

(ここではSTEPのNYスタッフから届く、現地の最新音楽情報の一部をご紹介しています!)

アメリカでは先日エドワード・ケネディ上院議員が亡くなり、とても大きなニュースとなりました。ジョン(元大統領)とロバート(元司法長官)に続き、テディことエドワードが亡くなり、政界におけるケネディ家のパワーは文字通り終焉を迎えたと言えます。
エドワードは、ジョンやロバートほど表舞台には出ませんでしたが、民主党リベラル派の代表として信念の人、または政界のご意見番とも言われ、生涯現役で活躍し、多くの人に愛されました。オバマ大統領の選挙戦では、脳腫瘍の摘出手術直後にもかかわらず、ドクターストップも無視して民主党大会に応援に駆けつけ、拍手喝采を浴びました。

政界に続き、音楽界でもみんなに愛された生涯現役の伝説的人物が亡くなりました。
音楽が好きな方ならその名前を知らぬ人はいないと思われるレス・ポール氏です。
彼の場合はその音楽よりも彼が作り上げたギターが有名になりましたが、彼のギター・プレイ自体も非常にユニークで革新的なものでしたし、アナログ・ディレイやマルチ・トラック・レコーディングの元祖(彼が発明したのは8トラックのテープ・レコーダー)としても有名な人です。彼は94歳で亡くなるまで、マンハッタンのIridiumというジャズ・クラブ(Iridiumの前はFat Tuesdayというクラブ)で毎週月曜日に演奏し、晩年になって更に人気を高めていました。1月に行われた彼のバースデイ・ライヴには毎年様々なジャンルの大物ギタリスト達が集まり、他では見られない貴重な競演を繰り広げていました。
もともと彼は弾きまくるタイプのギタリストではありませんでしたが、自分のトリオではメンバー達にリラックスした自由なスペースを与え、自分はそれを楽しみながら、随所でいぶし銀のようなトリッキーで味わい深いプレイを披露していました。

私は彼がまだ88歳であった2003年の春にロング・インタビューをさせてもらいました。非常に陽気できさくな人でしたが、いつまでも好奇心旺盛な子供のようでファンキーな人と言った方が適切かもしれません。彼からは数多くのストーリーを聞かせてもらいましたが、その口ぶりは昔を思い出して懐かしむという感じではなく、「ワシは今も自分の道を歩き続けているんじゃ!」といった気概を感じました。
マネージャーである息子さんはおとなしい人で、父親の方が元気なやんちゃ坊主といった感じ。なにしろステージで演奏中、ファンがカメラを彼に向けたりすると、笑いながら中指を立てたりするのですから、とんでもないファンキー爺さんです(笑)。

またこれでアメリカ音楽界の伝説・至宝が一人亡くなられたのは残念でなりません。
なにしろ彼がポピュラー音楽界に残した業績は、あまりに大きかったわけですから。
皆さんは、レス・ポール・ギターやマルチ・トラック・レコーディングの無い音楽なんて想像できますか?彼がいなければ今のような音楽は無いと言っても過言ではないと思います。そんな思いを胸に、全てのミュージシャン達が彼に感謝していることは間違いないでしょう。やはりレスには「さようなら」ではなく「ありがとう」と言いたいと思います。