「月刊紐育音楽通信 February 2024」

本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています。

 1ドル150円。この現実をどう理解・解釈すれば良いのでしょうか。

例えばラーメン一杯20ドル。もうこれ自体が狂気の沙汰と言えるニューヨークのラーメン屋相場ですが、これを150円で円換算すれば3千円です。3千円のラーメンなんて食べたいと思われますか?

 思えばバブル全盛期の1995年4月。1ドルは80円を切るという異常事態を迎えていました。この換算レートで考えれば20ドルのラーメンは1500円台。まあ、これでも日本だと高級ラーメンでしょうが、当時のニューヨークではラーメンも10ドル以下で食べられましたから(とは言え、ラーメンを食べられる店はごく僅かでしたが)、当時は700~800円ほどであったわけです。

 実生活でのバランス感覚で考えると、円ドル換算レートというのはどのくらいが適正なのか。これはある意味ではビジネス面よりも、日本からアメリカに渡って暮らす人達にとっての物価感覚が信頼出来ると言えますが、それでも特にコロナ後、円換算する前にニューヨークの物価高はそもそも異常な状況ですから、既に比較も意味を成さない状態になっていると言えます。

 とは言え、クロワッサンやデニッシュ、マフィンなどが1個5ドル(750円)。外でランチを食べれば税金・チップを入れて平均25ドル(3700~3800円)。旅行ならいざ知らず、そんな所で生活したいなどと思ってニューヨークに来る日本人は今や極めて稀でしょう。

 これはビジネスの場においても同様です。日米間のビジネスは、ドルで報酬を得る日本側の人には割高感があって好都合ですが、円で報酬を得るアメリカ側の人には割安感どころか損失感すらあります。

 ですが、ドルで報酬を得たとしてもニューヨークで生活するとなると、そんな割高感はあっという間に消え去ります。

 例えばニューヨークの最低賃金は15ドルですが、1日8時間、週5日働いたとすると、月2400ドル稼ぐことになります。日本円にすれば36万円ですから中々とは言えますが、日々のランチに4千円近くも使っていたら生活できません。これでは、ニューヨークで仕事をしよう、勉強しようという人が少なくなるのも当然です。

 アメリカ側の人にとっては、日本は仕事をする場、具体的には手稼ぎ先とは成り得なくなっていますが、旅行先としては1ドル150円は大変魅力的です(航空運賃は高騰していますが)。

 アメリカ側のミュージシャン達にとっては、日本での仕事はドル換算してしまうと低くなりますが、日本側のミュージシャン達にとっては、アメリカでの仕事は円換算すると収入的にはこれまでよりも上がります。

 そうした中で、これは送る側にも受け取る側にも充足感があるように思えるのがアメリカ側から日本への寄付です。実は先日、能登半島地震の被害者救済支援のための寄付を行いましたが、例えば500ドル寄付したとすると円にすれば7万5000円。送る側にとっても実際よりも多く寄付した感がありますし、受け取る側にとっても嬉しいものと言えるのではないでしょうか。

 アメリカ側から見れば、日本への旅行や寄付に魅力がありますが、日本側から見れば、日本にいたままアメリカとビジネスを行いドルで支払い・報酬を得るのは悪くありません。そんなところに新たなビジネス・チャンスもあるのかもしれませんね。

(さらに…)

「月刊紐育音楽通信 January 2024」

※本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています。

 水浸しの仙台空港。沿岸各地を襲う津波。煙を上げる福島原発。

 恐らく、この3つの映像がアメリカ人に与えたインパクトは計り知れなかったと言えます。

 送り届けられた惨状(映像)に立ちすくみ、それまでほとんど知られることのなかった福島が「Fukushima」として、鮮烈な映像と共にアメリカ人の記憶にしっかりと焼き付いたことは間違いありません。

 そうした2011年3月の大災害に対し、今回の能登地震はアメリカではどう捉えられているのでしょうか。

 元旦に起きたというインパクトはあるにせよ、大半のアメリカ人達の関心の低さには複雑な思いを感じますが、その大きな理由の一つが、上記のような“映像”の有無であるとも言えます。

 今回の地震の映像の少なさは、地理的にも状況的にも映像を記録することが難しかったという事情もあったと思います。

 つまり、根元が細く先が広がる能登半島という独特の形状により、奥能登へのアクセス自体が極めて限定されているという事情が、救助・復旧のみならず、情報の伝達においても大きな障害となった(今もなっている)と言えます。

 限られた情報や、その伝達の遅れは、対応の遅れに繋がっていることも確かです。

 しかし、この対応の遅れを地理や立地の特殊性だけで語ることには納得できません。

 初動の遅れ、民間サイドの援助に対する規制など、“人災”つまり国や自治体の判断・決定の甘さ・遅さは否定できませんし、今後こうしたとてつもない天災に際して被害を最小限にとどめていくためにも、しっかりと検証・追求していく必要もあると思います。

 私の回りでも、家屋・施設が倒壊し、今後の生活・仕事の先行きが全く見えなくなってしまっている友人・知人、そしてご家族が避難生活を続けておられる友人・知人が何人もいます。

 幸い、私の友人・知人で命を落とされた人はまだおりませんが、それでも死者は200人を超え、2万人近い人達が避難生活を続け、生活インフラの復旧にはかなりの時間がかかるという状況です。

 しかし、それは数字の問題ではありません。天災でも戦争・紛争でも、犠牲者の数で関心・対応に差が出てしまうという、私達が陥りやすい思考回路に対しては、常に警告を発していかねばならないと思います。

 この2月は、自分自身で企画したものも含め、ニューヨークでのいくつかの支援救済チャリティ・イベントに参加します。

 しかし、これも単に行えば良いというものではなく、継続が重要です。復旧が長い道のりとなることは必至なわけですから。

 明日はどこで大地震が起きるかわからないという日本の現実の中で、私達は事前にどう動き、その時どう動き、その後どう動くのか。決められたマニュアルだけに捕らわれず、その場その場での柔軟性と決断力が一層問われてくると思います。天災とは人知を超えた災害であるわけですから。

 新年最初のニュースレターの出だしがこのような話になってしまい、心苦しく胸が痛みますが、この後の2024年が少しでも良き年となるよう祈るばかりです。

(さらに…)

【MUSIC】TAHITI80~2023年注目の来日公演

メディアプランニング部、杉本です。
12月も後半、2022年も残すところあと数日と迫って来ました。

「FIFAワールドカップカタール2022」は
アルゼンチン代表の36年ぶり3度目の優勝で幕を下ろし、

「M-1グランプリ」は「ウエストランド」が18代目王者の座に
輝きました。

今シーズン話題となったテレビドラマのひとつといえば「Silent」。
主題歌でもあるOfficial髭男dismの「Subtitle」は、
ドラマだけでなく今年の冬を彩る1曲にもなった印象です。

そんな年の瀬、個人的に思い返すのは今年見たライブの数々。
今年に入って、日本への入国制限も緩和され、
沢山のアーティストの来日公演が行われました。

私杉本が印象的だったライブを幾つか紹介しますと…

まずは、10月に行われた「Bruno Mars」の京セラドーム大阪でのライブ。
来日は4年振り、大阪公演は実に8年振り!!

公演情報が発表され、チケット先行が始まった時点で即申し込み、
チケットを入手して参加して来ましたが…。

ヒット曲を惜しみなく、豪華なステージングで披露するそのライブは、
エンターテインメントそのもの。本当に素晴らしかったです…。

他にも今年の夏の野外フェスでは、海外のアーティストも数多く出演。
私は「FUJI ROCK FESTIVAL」と「SUMMER SONIC OSAKA」に参加しましたが、
どのアーティストも久々に訪れた日本のファンとの再会をステージ上から
喜んでいたように見受けられました。

FUJI ROCKは、1日目に参加しましたが
海外勢で印象的だったのは「VAMPIRE WEEKEND」と「Hiatus Kaiyote」
「VAMPIRE WEEKEND」は、機材トラブルで途中 中断もありましたが、
オーディエンスと一緒にライブを盛り上げようというのが伝わって来て、
本当に見ている方もワクワクするステージ。

「Hiatus Kaiyote」は、ボーカルのNai Palmさんの存在感、
パフォーマンスに釘付け。かっこいい~!と思わず拳を突き上げてしまいました。
FUJI ROCK FESTIVALの公式youtubeチャンネルでは、
ライブ映像もアーカイブとして公開されていますので、ぜひご覧ください。

SUMMER SONIC OSAKAは2日目に参加しましたが、
大阪2日目のヘッドライナー「The 1975」や
近年話題になっているイタリアのロックバンド「Måneskin」もとても良かったですが、
個人的に感動したのは、フランスのバンド「TAHITI80」。

「TAHITI80」といえば1999年のヒット「Heartbeat」が有名ですが…
近年のアルバムもとても素晴らしい!

今年3月にリリースされた2年半ぶりのニューアルバム『Here With You』は、
80s感のある懐かしいメロディ、ミドル・テンポなビート感のあるナンバー、
物憂げなハッピー・サッドなど、幅広い音楽性を持つ楽曲がギュッと詰め込まれた
聴きごたえのある1枚です。

12月には日本の「KIRINJI」とのツーマンライブが東京・大阪で開催されましたが、
そのパフォーマンスでも存分に踊らせてくれました。

さて、2023年は、今年にも増して数多くの来日公演が予定されているということで、
いくつかご紹介しますと…。

東京だけですが、
年末年始にかけて、ロバート・グラスパー・トリオの公演が8日間に渡って行われます。

■ROBERT GLASPER TRIO@東京・ブルーノート東京
12月30日、12月31日、1月2日、1月3日、1月4日、1月5日、1月6日、1月7日
ジャズをベースに、ヒップ・ホップ、ソウル、R&B、ネオ・ソウルなどの要素を内包しながら、
ジャズ新世代の旗手として活躍するロバート・グラスパーの演奏は、
ジャズファンのみならず必見です。

■Rina Sawayama
1月にはSUMMER SONICでのパフォーマンス、単独公演も話題となった
Rina Sawayamaの公演が予定されています。

1月17日(火)名古屋・ダイアモンドホール
1月18日(水)大阪 Zepp Osaka Bayside
1月20日(金)東京ガーデンシアター

■KULA SHAKER

2月には「HUSH」のヒットでもおなじみ「KULA SHAKER」が来日。
今年は6年振りのアルバムをリリース。
SUMMER SONICでも来日しましたが、こちらはワンマンということでタップリ楽しめるはず!

2月13日(月)東京・恵比寿ガーデンホール
2月14日(火)愛知・名古屋クラブクアトロ
2月15日(水)大阪・梅田クラブクアトロ

■Red Hot Chilli Peppers
そしてニュースを目にした方も多いでしょう、
2月には「Red Hot Chilli Peppers」が16年振りに単独公演を行います。
勿論、その間来日していなかった訳ではなく…

FUJI ROCKやSUMMER SONICなどに出演はしていたのですが、
単独は久し振り。今年だけで2枚、アルバムを発表しているレッチリ。
往年の名曲は勿論、近年の楽曲なども織り込んだステージになるのでは!?

2月19日(日)東京ドーム
2月21日(火)大阪城ホール

■PHOENIX
3月には、こちらも5年ぶりのNEWアルバム『Alpha Zulu』を発表した
フランスのインディーポップ・バンド「Phoenix」が来日します。
ロックやソウルをエレクトロニクスを融合させたポップ・サウンドが
心地良くフロアを振らすことは間違い無しです。

3月14日(火)大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDE
3月16日(木)東京・ZEPP HANEDA

■The 1975
「The 1975」は、今年7月に早くも来年春の来日ツアーを発表。
いち早くチケットを押さえた方もいらっしゃると思います。

10月14日にNEWアルバム『Being Funny In A Foreign Language』をリリース。
次回の来日では、NEWアルバムの曲も沢山聴けるのではないでしょうか!

4月26日(水)、27日(木)神奈川 ぴあアリーナMM
4月29日(土)愛知Aichi Sky Expo ホールA
4月30日(日)大阪城ホール

■MIKA
先日発表されたのは、レバノン生まれ、ロンドンを拠点に活動する
シンガーソングライター「MIKA」
2020年に開催されるはずだった来日公演は、中止。
待望の来日になります。

2015年の大阪公演に参加しましたが、MIKAならではのハッピーバイブス、
キャッチーなポップソングの数々、ぜひライブで体感していただきたいです。

5月23日(火)大阪なんばHatch
5月24日(水)東京立川ステージガーデン

まだまだコロナ禍も終わらず、予断を許さない昨今、
音楽コンサートやライブの現場も
コロナ前のような状況に完全に戻るには、まだ遠いのかもしれません。

しかしこうやって数多くのアーティストが来日し、
公演を予定してくれている状況は音楽ファンとしては嬉しいです。

2023年も皆様にステキな音楽の出会いが訪れますように!

(杉本)

【MUSIC】イノキ・ボンバイエを掘ってみた

メディアプランニング部の江渕です。

今月1日に燃える闘魂・アントニオ猪木さんが亡くなりました。
ラジオの仕事をしていて感じるのですが、
業界に(特に40代以上の方)プロレス好きがなんとも多いこと!
昭和のプロレスが今のエンターテイメントに大きな影響を与えている事が伺えます。
訃報と同時に耳にする事が多かったのが猪木さんのテーマ曲「イノキ・ボンバイエ」、
正式タイトル「炎のファイター〜INOKI BOM-BA-YE〜」。
プロレスファンには周知の事実ですが、この曲には原曲がありました。
その原曲とは1976年に日本武道館で猪木さんと異種格闘技戦を
繰り広げたモハメド・アリのテーマ曲「Ali Bombaye」です。

元々はアリの伝記映画「アリ / ザ・グレーテスト」のために作られた曲で、
死闘の後、アリは友情の証としてこの曲を猪木さんに送ったと言われています。
「アリ!」の部分を「イノキ!」に変えて、
「イノキ・ボンバイエ」として1977年にレコードはリリースされました。
偉大なプロレスラーの歩みがテーマ曲にも刻まれていたというエピソードですが、
実はこの「Ali Bombaye」にもストーリーがありました。
タイトルの「Bombaye」はコンゴ民主共和国の言葉、
リンガラ語の「Boma ye(ボマイエ)」が語源となっています。意味は「やっちまえ!」。
猪木VSアリから遡る事2年…
1974年、ザイール共和国(現在のコンゴ共和国)にて行われた世紀の一戦、
モハメド・アリVSジョージ・フォアマンの試合、
通称“キンシャサの奇跡”でアリに向けられた声援
「アリ・ボマイエ!(アリ・やっちまえ!)」が歌詞に使われているんです。
当時、ザイールの人々は独裁政権の元、苦しい生活を余儀なくさせられていました。
そこに現れたのは人種差別に異議を唱えてきたモハメド・アリ。
第3世界のヒーローのごとくアリはザイールの人々の想いを一身に受けます。

この熱狂の一部を記録した音楽映画があります。
2010年に日本でも公開された『ソウル・パワー』です。

アリVSフォアマンの試合を盛り上げるため、
プロモーターのドン・キングは「ザイール’74」というコンサートを開きました。
その「ザイール’74」のドキュメントフィルムが『ソウル・パワー』です。
3日間にも及んで行われた「ザイール’74」には
アメリカからジェームス・ブラウンをはじめ、
B.B.キング、ビル・ウィザース、ザ・クルセイダーズなど
当時のブラックミュージック界を代表する名だたるミュージシャンが呼ばれ、
アフリカからは南アフリカ出身で
アフリカンミュージックの女帝と呼ばれたミリアム・マケバや
カメルーン出身のサックス奏者であるマヌ・ディバンゴなどを招集されました。
ルーツ回帰を目指したアフリカ系アメリカンミュージシャンと
解放運動のために戦い続けたアフリカンミュージシャンの融合が実現しました。
試合を前にしたアリの緊張感溢れる姿、キレッキレのJBのパフォーマンスなど、
格闘技好き、ソウルミュージック好きには見どころ満載の作品です。

JBは映画のラストシーンでこう言っています。
「映画を見終わったら、外に出て言ってほしい“俺はれっきとした人間だ”と!」。
燃える闘魂のテーマ曲「イノキ・ボンバイエ」について掘っていくと、
同じく戦う人たちの記録へと繋がった…というお話でした。

(江渕)

【STEP INFO】「10 films = 1 story」

少しずつ秋に向かって季節は動いていますね。

さて、弊社プロデュースレーベルpopcorn recordsから、Cinématographe が満を辞して1st Full Album「10 films = 1 story」をリリースしました。

ノイタミナアニメ『四月は君の嘘』の主題歌『光るなら』などで知られるGoose houseを2017年に卒業したシンガーソングライターの竹澤汀と、Make the scenary tune~景色を音に~をコンセプトに活動する二人組インストユニットの m.s.t. (Pf 持山翔子、Ba 小山尚希)がタッグを組み、2019年に正式にチームを発足。
映画や物語からインスピレーションをもらい「ここじゃない どこか」をコンセプトに独自の世界を体現しています。

全10曲が収録されたフルアルバム『10 films = 1 story』は、それぞれm.s.t.による音世界のデザインが際立ち、物語を走る主人公の切実さが歌詞によって表現されており、映画や音楽、文学などの表現作品や、大切な人と出会い別れながら人生の物語を一つ一つ、大切に紡いでいくような作品になればという思いが込められています。

ご興味がある方は是非、弊社担当プロデューサーまでお問い合わせください。

2022.9.14 Release
Cinématographe 「10 films = 1 story」全曲トレーラー

(かしはら)

【MUSIC】appi , Jun Lennon , Black petrol

メディアプランニング部の青山です。

厳しい残暑がようやく終わり、暑さもやっと和らいできましたが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今年の夏は、コロナウイルスの影響で開催できなかった
音楽フェスやイベント、お祭りが数年ぶりに各地で開催され、
社会全体が少しずつ前向きに進んでいるように感じました。
僕もいくつかのフェスやイベントに参加しましたが、
やっぱり生で感じる現場の空気は別格!
以前とはカタチは違えど、また制限のない世の中が戻ってくることを切に願います。

そこで今回も、ライブシーンに人を呼び戻せる可能性を秘めたアーティストを3組。
特に、ここ最近出会った中からのオススメアーティストシリーズです。


まずは、京都発の女性アーティスト「appi」。
同じく京都発のバンドnimでギタリストHisanaとしても活動する彼女のソロプロジェクトです。
nimといえば、エモ、オルタナをベースにしたダイナミックなサウンドに加え、
そのメロディアスな音楽性で国内外から高い評価を得るロックバンド。
そんなバンドで経験を積んだ上に、自身が追及する音楽的要素を落とし込んだ楽曲は、
なんとも耳なじみがよく、いつまでも聴いていられるのではないかという作品ばかりです。
これからの時期、秋から冬にかけてもピッタリとハマる音楽かと思いますので、
ぜひご一聴くださいませ。


続いては、三重県のロックバンドLennonsでボーカル&ギターも担当する
シンガーソングライター「Jun Lennon」。
肩書は、“ヨーロッパでの路上ライブで培ったバイブスで奏でるシンガーソングライター”。
とりあえず、その名前を聞いた方は「ん?どっかで…?ん?」と思ったことでしょう。
もちろん僕もその一人で、「色物か?」とさえ思い、疑いの耳で聴いてみたのですが、、、
途端に、いい意味でその期待は裏切られ、
想像していたのとは真逆の歌声、そして演奏に引き込まれてしまいました。
そんな「Jun Lennon」については、今のところ情報が少なく、
まだ詳しくは ご紹介できない状態ではありますが(すみません。。)、
今回は頭の片隅にでも置いておいていただけるとありがたいです。


最後は、ガラッと方向を変えて、
京都・大阪を拠点に活動するHIPHOPバンド「Black petrol」。


資料によると、2017年にインストゥルメンタル・ヒップホップ・バンドとして
大学のジャズ研究サークルなどを中心に結成。その後、現体制へ移行。
現在は、2MC、ギター、ベース、キーボード、サックス、ドラムの7名によって構成されています。
このバンドが話題なのは、なんといってもその演奏力。
楽曲の出来はもちろん、メンバーそれぞれがソロや別プロジェクトでも活動するなど、
己の道を突き詰めてきた猛者の集まりだけあって、
ライブでのパフォーマンスは関西でも突出していると各方面で評価されています。

ぜひ音源を聴いていただきつつ、

機会があればライブにもお出かけください!

(青山)

【Shop In Azabu】「炭火焼肉 たくみ 」

ランチタイムにお肉が食べたい!という方へ。

今回は、麻布スタジオから徒歩3分程の場所にある「炭火焼肉 たくみ」をご紹介させていただきます。



こちらは昨年の10月にオープンした比較的新しいお店です。

石垣牛を丸々一頭買いしており、メインは炭火焼肉ですが、それ以外にも石垣島の島野菜や果物、お酒、ジビエ料理等を味わうことができます。

ランチメニューはこちら。



どれも美味しそうで迷いましたが、私は気になっていたハンバーグプレート(¥1320)を注文しました。



料理を運んで来る際に店長さんが丁寧に説明してくれるのですが、ハンバーグは繋ぎなしの100%石垣牛で、コクを出すためにネックとスネも入れているそうです。
生でも食べられるくらい新鮮とのこと。

ランチセットにはサラダと牛肉のスープ、ライスが付きます。
スープには牛すじがゴロゴロ入っていてとても美味しいです。

そしてハンバーグ!

表面だけ焼かれたものを炭火で炙り、自分好みの焼き加減に仕上げます。

2つあるので、1つをレア、もう1つをよく焼いて食べました。

口に含んだ瞬間、レアは脂の甘みが、しっかり焼いた方は肉汁が溢れてどちらも非常に美味しかったです。

ソースは沖縄の岩塩、わさび、ポン酢と3種類ついていきます。一口ごとに味を変えながらお肉を楽しめるのも魅力的だと思いました。ちなみに私のおすすめはポン酢です。

次回は焼肉を食べに行きたいです。

皆さんも麻布にいらした際はぜひ足を運んでみてください!

炭火焼肉たくみ
【営業時間】 
月~日 11:30~15:00、17:00~23:00
【定休日】不定休 お店までお尋ね下さい
【住所】東京都港区麻布十番2-16-9  網代ビル 1F
【TEL】 03-3453-1129
【SNS】Instaglam:@sumibiyakiniku_takumi

(若松)

【I Love NY】「月刊紐育音楽通信 September 2022」


※本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています。

コロナ以降、初めてコンサートでモッシングを楽しみました。
再結成したレイジ・アゲンスト・ザ・マシーン。ニューヨークはマジソン・スクエア・ガーデンでの4デイズ。実際にはボーカルのザック・デ・ラ・ロッチャがツアー早々に怪我をしたため、3デイズとなり、その後のツアーは全てキャンセル&延期となりました。
というわけで、立つことができないザックはスタッフ2人抱きかかえられてステージに登場し、ステージ・モニターの前に座ったままで全曲を演じきるという異例のステージ。座ったままでも観客を煽って最高潮に盛り上げる彼のパフォーマンスには完全に脱帽でしたが、それに応える観客の盛り上がりも中々凄いものがありました。60を過ぎてモッシングに参加しているような阿呆は周囲にはほとんど見当たりませんでしたが(笑)、一応自分は怪我をしないように、体をぶつけ合うモッシングではなく、押しくらまんじゅう状態の中でモッシングを楽しみました。やはりレイジの大ファンである30台半ばの息子と一緒に行きましたので、自分が倒れたら彼が救ってくれるだろうという安心感(?)もありましたが。
それはともかく、もちろんマスクなどはしていませんし、人との接触どころか汗(時には血!)も触れあう中でのコンサート観戦には、やっとコロナを抜け出したんだ!というような感慨もありました。
コンサート最後の曲はお決まりの「キリング・イン・ザ・ネーム」。歌詞が過激過ぎてアルバムの歌詞カードには載せられなかったいわく付きの曲でもありますが、毎回、曲の終わりにメンバー達と観客が一体となって「マザー・フxxカー!!」と絶叫することで、これ以上の興奮は無いとも言えます。

(さらに…)

【STEP INFO】”3年ぶりの”夏到来!

8月に突入し、夏本番!今年も暑い日々が続いてますね。
想像以上の厳しい暑さが続く2022年ですが、気象庁によると、
歴代過去最高気温の観測地は、静岡県・浜松市。
なんと2年前の2020年8月17日に41.1℃を記録したそうです。
静岡県が歴代TOP!!! 少し意外ではないでしょうか?
現在2022年の最高気温観測地は、やはり強い!群馬県・桐生市の40.4℃。

今年が歴代最高ではないのか…驚きですね…
しかし、暑いだけでなく、嬉しいニュースもある夏なのではないでしょうか?
夏祭りや盆踊り、花火大会、ロックフェス…
様々な場面で“3年ぶりの開催”という喜ばしい文字を見かけました。
音楽を楽しむも良し!家族や親戚、友達と笑いあう時間も良し!
私のように冷房のきいた映画館でポップコーン片手に映画を鑑賞するのも良し!!

最近「TANG」という海外の「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
という作品が原作の映画を鑑賞しました。ロボットと共存する世界。
それは遠い未来のようで、実はどこか私たちの近い未来のお話なのかもしれません。
ロボットと人間がめぐる世界旅行のストーリーから、

”本当に大切なものとはなにか?”を改めて考える旅に出ていたような気分になれる映画でした。
とても面白い映画でオススメです!!!

皆さんも心はバテず、笑顔の多い“潤った”残りの夏を過ごしてみてはいかがでしょうか?
それでは今月のメルマガスタートです。

(藤居)

【MUSIC】Brian Eno

メディアプランニング部の仲川です。

コロナにも暑さにもへこたれず
お気に入りの冷やし中華を食べたり 涼を感じる音楽を聴いたりインドアで過ごしつつも…
ひとつぐらいは夏の思い出をと「花火」のドォォーンという音を感じたり。
なんだかんだで 2022 夏を満喫しています笑

さて この夏の京都は「アンビエント・ミュージック」が話題を集めています。
そもそも「アンビエント・ミュージック」は
ロキシーミュージックのオリジナルメンバーだったブライアン・イーノが提唱。
日本では「環境音楽」とも訳され、文字通り環境に溶け込んだ音楽を指します。

ブライアン・イーノが 1978 年にリリースされたアルバム
『アンビエント One / ミュージック・フォー・エアポーツ』は
最初のアンビエント・ミュージック作品と言われています。

対峙して聴く音楽とは異なり、
場と一体化した音楽空間に身を置くというコンセプトのもと、
「空港という空間に適した音楽」として手掛けたこの作品をきっかけに
アンビエント・ミュージックという音楽ジャンルが確立されていきました。

そんなブライアン・イーノは、音楽活動と並行して
光や映像を使ったヴィジュアル・アートの創作活動を続け、
世界中で展覧会やインスタレーションを行っているのですが、、
現在、ここ京都で ブライアン・イーノによる
「アンビエント・ミュージック」と「ヴィジュアル・アート」を堪能できる
大規模な個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」が開催中です。

会場は JR 京都駅から徒歩 5 分。
烏丸七条北西角。東本願寺の南に隣接する「京都中央信用金庫 旧厚生センター」。

会場には 様々なアンビエント空間があり、
1 階から 3 階まで、建物全体を使って 音と光の作品展示が行われています。

薄暗い空間に、目が慣れてくると
いくつものスピーカーが設置されていて、
自分のいる位置によって聞こえ方が全然変わったり、
7700 万通りのビジュアルを組み合わせることで、
途絶えることなく変化する音と光がシンクロして生み出される空間芸術作品を
ソファに身をゆだねて ずーっと眺めたり。。
その空間に身を置くことによって
はじめて 音と光と空間の融合のすばらしさを体感できるので
会場に足を運んだ人にしか分からない 気づきや心地よさや感動があります。

コロナ以降 オンラインでのやりとりが増えましたが
いやいや やっぱり実体験に勝るものはないと感じました!

ブライアン・イーノが会場の空間にあわせて
作品の設置からすべてを調整しているだけあって
1 歩会場に足を踏み入れると 日々の喧騒は一気に忘却の彼方へ。
極上の時間を過ごすことができます。

また「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」は、
どの芸術空間も 絶え間なく音と光が変化し続けているので
同じ展覧会で 同じ空間でありながら、常に 異なる体験をすることができる。
何度訪れても その都度新しい体験をすることが可能となっています。

結果リピーターが続出。
9 月 3 日まで 開催期間が延長となりました!
「アンビエント・ミュージック」とか「ヴィジュアル・アート」とか
よく耳にするけど
意識して聴いたことがない 見たことがないという方にこそ体感してほしい!

「薄暗い」「空調」「非日常」 が揃っているので
ばっちり「涼」を感じることもできます(笑)
京都にお越しの際はぜひ「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」にも立ち寄ってみてください!

★「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」オフィシャルサイト★

【shop in Temma】豆家食堂

天満のスタジオから徒歩約10分で、中崎町駅の路地裏にある
小さな食堂豆家食堂をご紹介します。

お店のネーミングも看板もかわいらしく、とても入りやすい雰囲気です。
隅っこに描かれたこのご飯、マグカップ、カップケーキの絵がとても好きです‥‥笑



店内はこぢんまりとしていますが、カフェのような温かさがありとても落ち着く雰囲気です。
ランチメニューは日替わりの豆家定食とからあげ定食。
(+120円でからあげも付けれます)。

今回は豆家定食をいただきました。



メインはフライとカレイの煮付けです。
ご飯は玄米と白米から選ぶことができます。



フライはそれぞれゴーヤと水なす、かぼちゃの3種類の野菜が肉巻きされて揚げられているのですが
これがとっても美味しく、お肉とフライに抜群に合っていました。
そのほかほうれん草の和え物や卵焼きなどのお惣菜もこだわりを感じられる味で美味しかったです。

美味しく優しい料理と温かな店内で、めっちゃ料理の上手いお母さんがいる友だちの家で
ごちそうになっているような感じがするお店でした。

豆家食堂
【営業時間】 12:00〜21:00 LO.20:30(月・水・金)
【定休日】 火・木・土・日・祝
【住所】大阪府大阪市北区中崎1-6-2 中崎ビル 1F
TEL :080-1424-6591
instagram:http://banikuno1champion.shop/

(宮道)

【I Love NY】「月刊紐育音楽通信 August 2022」


※本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています。

「何故ニューヨーク?」と聞かれるために、「ストリートの音楽」と答えていたのは、70~90年代頃のことでした。その後、NYの音楽シーンは明らかにパワーが落ちていき、テーマ・パーク化していったことは否めません。そして今回のコロナです。観光客が激減し、テーマ・パークすらも意味が無くなってきたNY、特にマンハッタンのミッドタウンなどは、これが自分が大好きだったNYか…と落胆せざるを得ません。今「何故ニューヨーク?」と聞かれたら、自分は「ワインと日本酒」と言うかもしれません(笑)。NY州の北部や東端にはワイナリーが立ち並び、クオリティもかなり上がってきていますが、自分の言うところのワインはワイン・ショップ。もう10年以上自分はその店でしかワインを買いませんが、その店の優れたところは、小さなファミリー・ビジネスながら、自らヨーロッパを渡り歩いて厳選したワインを仕入れ、仕入れから販売まで全てを華氏56度(摂氏で約13度)に保つという徹底した品質保存です。よって店に入るとTシャツでは寒いくらいですし、客用にフリースのジャケットも置いてあります。テイスティングも楽しめ、店員の専門知識もダントツですが、それよりも何よりも、ここの仕入れたワインは他の店でも売っていますが、この店で買うワインは、他と飲み比べると香りと味わいが格段に違うのです。この店は今はマンハッタンからブルックリンに移っているのですが、そのすぐ隣に店を構えているのが、NYのみならず、今やアメリカを代表する日本酒酒造の一つと言えるBrooklyn Kura。ここは少人数の小さな蔵ですが、杜氏(アメリカ人)の日本酒の伝統へのこだわり具合が半端なく、最近は山廃作りに取り組み、今は雄町米にも取り組んでいます。この二店舗のすぐそばにあるのが、NYで最大級のジャパニーズ・リカー(日本酒、焼酎、ウイスキー、ジン、その他スピリッツ全般)専門店。ここの品揃えもこだわりがあって実に豊富。テイスティングやディスカウントなども頻繁に行われています。そこから少し離れますが、やはりブルックリンにもう一つの日本酒酒造、Kato Sake Worksがあります。ここは更に少人数の本当に小さな蔵ですが、経営者&杜氏は日本人。ですがこちらは逆にカリフォルニア米を使い、ニューヨーカーの食事に合うアメリカンな日本酒を生み出しているとも言えます。どちらもテイスティング・バーや蔵ツアーなどもあって、大変人気ですし、ブルックリンは今やアメリカにおける日本酒のメッカにもなってきていると言えます。

伝統と革新。二つの異なる酒を地元で手軽にいつでも楽しめるなんて、なんと贅沢なことかとつくづく感じます。問題はアルコール依存症気味になってしまうことでしょうか(笑)。 (さらに…)

【STEP INFO】もう夏ですね

暑い。。暑すぎます。。

七夕も過ぎ、いよいよ夏に向かいます。いやもう夏です。

東京と沖縄に在籍している僕は避暑に沖縄に行く感じになっており、頭の中と体が少し混乱しております。

さて、弊社 成瀬がメンバーの「カミナリグモ」が、活動15周年を記念したセルフカバーアルバム「Another Treasure」とオリジナルアルバム「Another Trip」を2枚同時リリースしました。

セルフカバーアルバムにはゲストとして、秋野温(鶴)、岩崎慧(セカイイチ)、上野優華、kainatsu、カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)、竹澤汀(Cinématographe、ex. Goose house.)、成山剛(sleepy.ab)、わたなべだいすけ(D.W.ニコルズ)、渡會将士(FoZZtone、brainchild’s)、山中さわお&真鍋吉明(the pillows)、yoko(noodles)(敬称略)に参加頂いており、豪華な仕上がりとなっています。

ジャケットデザインは統一したテーマ性で作られており、オリジナルアルバムのリード曲「絵空事」もMVと連動したストーリーになっています。

ご興味がある方は是非、弊社担当プロデューサーまでお問い合わせください。

Another Treasure 全曲トレーラー

https://twitter.com/kaminari_gumo/status/1544518824703442944

Another Trip 全曲トレーラー

リード曲「絵空事」

(柏原)

【MUSIC】SUMMER SONIC2022

メディアプランニング部のナカヤマです。

7月、夏です。
今年は、3年ぶりに各地でお祭りやフェスが開催されたりしていますが、
ここ京都も例外ではありません。

3年ぶりに行われた「祇園祭」の「山鉾巡行」。
もちろん、前祭の宵々山、宵山の歩行者天国も3年ぶりでした。

そして、こちらも3年ぶりに開催!!!
都市型音楽フェスの代表格「SUMMER SONIC 2022」も楽しみです。
(8月開催なので、現段階では無事に行われることを願うばかりですが、、、)

1番楽しみなのが「OCEAN STAGE」のヘッドライナー「The 1975」。

イギリス・マンチェスターを拠点に活動している彼らですが、
コロナ禍前2019年にも「SUMMER SONIC」出演しています。
この時のパフォーマンスもすばらしかったです!!!
そして、楽しかったです。

因みに、彼らは
2年振りとなる待望の通算5作目のアルバム
「Being Funny In a Foreign Language」を今年10月にリリース予定。
こちらも楽しみです。

先日、このアルバムから先行配信され、MVも公開された1曲↓

そして、次に期待しているのが「Beabadoobee」。
この方も「OCEAN STAGE」に登場です。

フィリピン生まれ、ロンドン育ちの
「ビー・クリスティちゃん」によるソロ・プロジェクト。

今回の「SUMMER SONIC 2022」出演で初来日!!!

先日7月15日にアルバム「Beatopia」リリースされています。

また、「Mrs. GREEN APPLE」は、青空の下で見てみたいです。

今年の春に活動再開し、“フェーズ2”をスタート、
7月8日には、ミニアルバム「Unity」リリースされています。

最後に「Mrs. GREEN APPLE」、夏の1曲はっておきます↓

では、みなさま、
熱中症や感染予防対策など気にすることは色々ありますが、
2022年夏を、健康で安全にお楽しみ下さい。

(ナカヤマ)

【Shop In Azabu】「bistroあわ」

今回ご紹介するのはこちら。

麻布スタジオからまっすぐ徒歩3分。
パティオ広場の目の前にある「bistroあわ」です。

新鮮な食材を炭火で焼いた串焼きや自家製ソーセージなど、
約100種類のスパークリングワイン、サワー、発泡日本酒といった、”あわ”とぴったりのビストロ料理が人気のお店です。

こちらがメニューです。

今回私が頼んだのは「シーザーチキンサンド」ハーフ(495円) 。
2セットだとお得な880円です。

ハーフでもボリューム感があってコスパも良い感じです。
野菜たっぷりヘルシー、食べやすさも兼ね備えています。

通常の2セット(880円)は定食を食べた時と同じくらいの満腹感を得ることができます。
他にも定食、お酒など種類が豊富で、テイクアウトもできるそうです。

お支払い方法はこちらです。

・カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
・電子マネー可(交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy nanaco、WAON、iD、QUICPay)
・QRコード決済不可

弊社麻布スタジオにお立ち寄りの際はぜひ、お立ち寄りくださいませ。


「bistroあわ」
〒106-0045
東京都港区麻布十番2丁目2−8 E高林ビル 1F

Tell:03-5442-7480


営業時間
■平日 
ランチ:11時~14時半(LO14時)
ディナー:16時~23時(LO22時)

■土曜日 
モーニング・ランチ:10時~14時半(LO14時)
ディナー:16時~23時(LO22時)

■日曜日
モーニング・ランチ:10時~14時半(LO14時)
ディナー:16時~22時 (LO21時)

(島田)

【I Love NY】「月刊紐育音楽通信 July 2022」


※本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています。

去る5月の頭に、ニューヨークで5度目(日米通算で10度目)の引っ越しをしました。と言っても、かつて子供達を育てていた時期に住んでいたエリアですので、引っ越しとは言え、気持ち的には戻ってきたような気分もあります。
もともと私は定住指向の弱い遊牧民気質(?)なのですが、そもそもこのアメリカにおいては、どこに住もうが私は移民であるわけですし、この地には親戚も実家も故郷も持たない人間が定住の地を見つけるというのは中々容易なものではありません。
更に、別に国を追われてきたわけでもなし、国を棄ててきたわけでも帰れないわけでもないことが、逆に定住・永住の決意を薄めているのかもしれません。
ところがアメリカという国には、国を追われ、国を棄ててきたという背景を持つ移民とその子孫が実に多いということをいつも感じます。言わば、難民の子孫で形成された国と言っても良いかもしれません。

先日、私が姉(俗に言えば“soul sister”)と慕う人間が久々にNYに戻ってきて、今回の引っ越し先を訪ねてくれました。
彼女は長年国連の仕事に携わっており、特に難民に対する支援活動を中心にしているので、私と同様ニューヨークを拠点としながらも、定住・永住地を持たず、東南アジアやアフリカ諸国を中心に、迫害を受け、国を追われた人々との生活を続けています。そんなわけで再会早々、話は当然のごとくウクライナ難民のこととなりました。
長年、難民達を支援しながら、こうした難民をこれ以上生み出してはならない、と文字通り命を張って活動してきた彼女ですが、そんな彼女が「世の中は益々難民の世界になっていくと思う」と発言したことには驚き、改めて考えさせられました。
つまり、現在の政治システムに引き続き支配され、振り回される限り、闘争・紛争が一層激化することは避けられないし、ウクライナ難民に続く“難民予備軍”はわんさかいるし、香港・台湾からの“半難民的”な移民も既に続々と増え続けているし、難民の受け入れは欧米はもとより日本にとっても避けられない問題となるし、更には日本人が難民となる可能性も小松左京の小説の話では済まされなくなるかもしれない、というわけです。

(さらに…)

【STEP INFO】梅雨の気配

そろそろ梅雨の気配を感じる季節になりました。

寒暖の差も大きくなる季節、みなさん体調など崩されません様ご自愛くださいませ。

さて、麻布にCスタジオがオープンしました。

Cスタジオは、編集室としてご利用いただく事はもとより
編集・MAの試写やミーティングスペースとしてご利用いただけます。

弊社の次代に向けた新しいクリエーティブ空間をぜひご利用ください。

詳しくは弊社担当までお問合せください。

https://stepjapan.jp/studio/studio-c/

それでは、今月のメルマガスタートです♪

(かしはら)

【MUSIC】大石晴子

お久しぶりです、メディアプランニング部の大和です。

日中、汗ばむ日も増えてきた今日この頃。
時間に余裕がある日だけになりますが、最近、徒歩通勤を始めました。

運動不足が気になって…、というのも理由の一つですが、
「聴きたいラジオ番組が増えた」というのが、最大の理由。
秀逸な選曲やトークに思わずニヤニヤしながら歩いてしまうことも多く、
この点においては、「マスクがあってよかった」と思っている、片道30分です。
(もちろん、早くマスクなしでニコニコと歩けるようになってほしいと願っています。)

さて、今回ご紹介させていただく1枚は、
4月27日にリリースされた大石晴子さんの1stアルバム「脈光」です。

「大石晴子」
“大阪生まれ神奈川育ち。
生活の機微を、美しくも不思議な響きのメロディで歌うシンガーソングライター。
早稲田大学のソウルミュージックサークルで出会ったR&Bフィーリング、
お笑いラジオ番組のヘヴィーリスニングで体得した鋭利な言語感覚、愛犬家。
個性的且つ芳醇な匂いを醸し出す楽曲群。繊細さと強さ、ポップとブルース、
相反するものが揺れ動く歌声は聴く人の胸を打つ、祝福。“ ※プロフィールより引用

2019年発売のEP「賛美」で彼女の音楽を知り、
軽やかなリズムに溶ける湿度感のあるボーカルがとても心地よく、以来活動を注目しています。


♪EP「賛美」より「食卓」

その後配信シングルを経て、この春リリースされた1stアルバム「脈光(みゃっこう)」。
この作品が本当に素晴らしいのです!

短編集のように1曲1曲大切に紡がれた全9曲を収録。
BREIMEN高木祥太さんやBialystocks菊池剛さん、
折坂悠太(合奏)など多方面で活躍するパーカッショニスト宮坂遼太郎さん等が参加する今作は、
「演奏に乗せて歌を歌う」というよりも、
「音楽を表現する」という言葉がしっくりくるでしょうか。
1曲として、アルバムとして、とても芳醇な質量があり、
聴き返す度に新たな旨味の成分を感じることができる作品になっています。


♪1stアルバム「脈光」より「さなぎ」

彼女自身も「ラジオが好き」と話されていますが、
電波を通して、素敵な曲紹介と共にスピーカーやヘッドフォンから流れてきてほしい、そんな1枚。

各種サブスクリプションで配信もありますが、
パッケージもとても素晴らしいので、アルバム「脈光」、ぜひ手に取ってみてください。

■大石晴子HP https://oishiharuko.com/

「追記」
通勤道中にあったお気に入りのうどん屋さんが閉店してしまって1年半。
京都で気軽に行けるうどん屋さんを求めています。
あのお店は家から行くには遠回り、あのお店は日常使いにはややお高い…。

今も時より思い出すあの出汁の香りと太めの麺。
そして160円で驚くほど大きな下足天。

失われた栄光に思いをはせつつ、新たな庶民ランチを開拓せねば、
いや自炊がんばりなさいよ!
そんなことを考えながら、片道30分を歩いています。

(大和)

【Shop in Azabu】たまご専門 本巣ヱ(もとすえ)

今回は、通勤する時にいつも気になっていた麻布スタジオから徒歩5分程の場所にある
「たまご専門 本巣ヱ(もとすえ)」をご紹介します。



お店の入り口が開いているので見つけやすく、落ち着いた雰囲気で外見がとてもおしゃれです!
こちらはテイクアウトのみのお店です。

店内にはずらりとおいしそうな商品が並んでいました。

気になっていた「本巣ヱぷりん」と迷いましたが、今回は看板メニューの「濃厚 たまごパン」(540円)にしてみました。

このたまごパンには焼き上がり時間があります!

購入したときは間に合わなかったのですが、次は焼き立てを狙いたいと思います。

会社に戻って早速いただきます。

ふわふわで口に入れた瞬間とろけました!しっとりスフレのような食感で、甘さも控えめで食べやすい!
たまご感が強めなのでたまごが好きな人にはおすすめです。

そのまま食べてもおいしいですが、レンジで温めた方がさらにおいしいかもしれません。

おやつとしてはちょうどいいボリュームなので、少し贅沢なおやつタイムにいかがでしょうか。

(ケビン)

たまご専門 本巣ヱ(もとすえ)
住所                     :東京都港区麻布十番2丁目14番11号
電話番号              :03-6453-7133
営業時間              :11:00〜19:00(売り切れ次第終了)
定休日                  :不定休

【I Love NY】「月刊紐育音楽通信 May. 2022」

※本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています。

「月刊紐育音楽通信 May 2022」

昔、イースト・ビレッジに「キエフ(キーフ)」というダイナー(食堂)があって、私はよく利用していました。真っ赤なボルシチと、ちょっと甘味のある独特のパンが特にお気に入りで、24時間営業していることも、当時は大変有り難かったのです。

ニューヨークに来る前、東京にいた時もロシア料理は大好きで、お気に入りの店が数軒ありました。特にボルシチとピロシキが大好物で、ウォッカを飲み過ぎて足腰が立たなくなったことも何度かありました(笑)。

無知な私は、ボルシチはロシア料理であるとばかり思っていたのが、「キエフ」の店員に「ボルシチはウクライナ料理なんだぞ!」と言われて「へー」と思った次第。

中国人と思われてムッとする日本人がいるように、ロシア人/ロシア料理と言われてムッとするウクライナ系アメリカ人も結構いるようです。

そう言えば、当時も今も、イースト・ビレッジに立ち並ぶロシア料理っぽいレストランは皆ウクライナ料理のレストランだったのです。

ニューヨークのインド料理が圧倒的にパキスタン/バングラデシュ系が多いのと同様に、ニューヨークのロシア料理(と思われているレストラン)は実はウクライナ系が圧倒的です。それは他の人種・民族同様、ニューヨークの移民社会というのは、ほとんどが紛争・戦争を逃れての移住によって成り立ってきたというストーリーを物語っていると言えます。

(さらに…)