【STEP INFO】

いよいよ春ですか?
春が来ちゃいますか?
皆さんのところには春が来ましたか?
でも花粉ちゃんも一緒に来ちゃうんですよね。。。うちの後輩も見てて可哀想で。。

そう言えば新年度、完全自炊にする為に今野菜炒めと鍋を作りまくっています。
まずは焼く・煮るが基本だと弊社のスタッフに強く言われ、
毎日野菜を焼く、野菜を煮るを繰り返しております。おかげで少し体重減りました^ ^

皆さんも新年度なにかに挑戦されている事は有りますか?

さて、それでは今月のメールマガジンスタートです!

 

(柏原)

【Shop in Azabu】FRIJOLES 麻布十番

3/14、早くも開花宣言した東京ですが、
まだまだ気軽に外食出来る状況にありません。

麻布スタジオから歩いて5分、
さくっと手軽にテイクアウトできるお店をご紹介したいと思います。

 

「FRIJOLES 麻布十番店」

ふりじょるず……ではなく、スペイン語でフリホーレスと読むそうです。
フリホーレスとは豆を塩茹でしたもののことで、メキシコでは定番料理。

今回はフリホーレスの看板メニュー、「ブリトー」と「タコス」をご紹介します。

オーダーはいたってシンプル。
下記に沿って好きなものをオーダーします。

 

「ブリトー」1000円(税抜)

炭水化物ダイエットをしている方は、お米抜きにして野菜を多めにする事も可能!
チキンかビーフ、どちらか選べない~!なんて時も、
ハーフアンドハーフという欲張りコースでOK!

個人的にはアボカドのワカモーレを追加がおすすめです!

 

 

続いての人気メニューは

「タコス」1000円(税抜)

辛い物がお好きな方はレッドアルボルというサルサのトッピングに挑戦してみてください。

 

何より、直ぐにオーダーできるので、お忙しい方でも大丈夫!
自分好みにカスタマイズできるので、気分に合わせて色々な味を楽しんでみてください。

 

 

店名:「FRIJOLES 麻布十番店」

所在地:東京都港区麻布十番2-3-5

TEL:03-6459-4095 / FAX:03-6459-4096 営業時間:10:00~21:00

(山中)

【MUSIC】ペリー&キングスレイ

メディアコミュニケーション部の仲川です。
先月2月22日、
フランスのダフト・パンクが解散を発表したというニュースが飛び込んできました。

近未来的なマスクやサウンドプロダクションなど
彼らは多くを語らず、聴き手に委ねる余白を残していましたが
常にまっすぐな筋が通っていました。

この解散の発表の仕方も

個人的には 山口百恵さんの引退(リアルタイムではありませんが…笑)と肩を並べる
引き際の美学を感じました。

余談になりますが、

引き際 心のベスト 10 第 1 位は「千代の富士の引退会見」です。
あのウルフが涙をこらえながら絞り出した「体力の限界です」。
その人の魂がにじみ出る瞬間ってたまらなく惹きつけられるのです。
皆さんが惹きつけられた引き際 第1位は何ですか?

さて話を戻して、20 世紀末、ダフト・パンクの登場によって
21 世紀のはじまりはフレンチエレクトロが世界を席巻しました。
フランスのダンスミュージックは
もともとシンセサイザーを多用したエレポップが盛んで
テクノ・ポップからフレンチハウスを経由して
ダフト・パンク以降のフレンチエレクトロへとつながっていくんですね。
そのシンセサイザーを含む電子音楽の先駆者だったのが
フランスパリ出身の「ジャン=ジャック・ペリー」です。
彼はドイツ生まれの「ガーション・キングスレイ」と
「ペリー&キングスレイ」というユニットを 1965 年ごろに結成し
ポップサウンドに昇華した電子音楽を世に放ちます。
その中には皆さんもよーく知っている音もあるんです。

「Baroque Hoedown」

この曲を気に入ったディズニーが、
1970 年代に この曲をテーマにスタートさせたのが、エレクトリカルパレードだったんですね。

ぜひダフトパンクをきっかけに フランスのダンスミュージックや
ペリー&キングスレイのような電子音楽に遡ってください!
まだまだ楽しい発見がたくさんあります。

 

(仲川)

【I love NY】「月刊紐育音楽通信 March 2021」

(本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています)

Sam Kawa(サム・カワ) 1980年代より自分自身の音楽活動と共に、音楽教則ソフトの企画・制作、音楽アーティストのマネージメント、音楽&映像プロダクションの企画・制作並びにコーディネーション、音楽分野の連載コラムやインタビュー記事の執筆などに携わる。 2008年からはゴスペル教会のチャーチ・ミュージシャン(サックス)/音楽監督も務めると共に、メタル・ベーシストとしても活動中。 最も敬愛する音楽はJ.S.バッハ。ヴィーガンであり動物愛護運動活動家でもある。

          

 

 

 私には長年の友/コンパニオン(同伴者)である小犬がいます。彼は大の恐がり屋で怯えやすく、とても繊細というか非常に神経質で気難しく、他の人間はもちろん、他の犬にも決して馴染めないのが悩みの種です。

 それは彼が虐待されていた家庭から引き取られた犬であること、それが故に私が過保護に育てすぎたことが原因で、私自身も反省していますが、やはり犬にもそれぞれ持って生まれ、そして育った環境によって形成された個性・特性というものがあります。

 公園などを散歩していて、他の犬が親しげに近づいてきても吠えてしまいますので、ドッグランなどはもっての外ですし、常に人気(ひとけ)というか犬気?の無い場所を歩かねばなりません。ヴェテリナリー(獣医)でも待合室で他の犬と一緒に待つことができないので、いつも外で待たねばなりません。グルーミングも暴れて怪我をした経験があるので、いつも自分で彼のグルーミングをしています。

 アメリカでもニューヨークは特に犬を飼う人が多く、犬のオーナー達は犬同士を遊ばせ、オーナー同士もコミュニケートすることを好みますし、犬も人間同様、ソーシャル(社交的)であることが、良い犬の目安・評価になっていると言えます。

 ニューヨーク市でも犬は外ではリーシュ(リード)を付けることが義務づけられていますが、実際には公園内だけでなくストリートでもリーシュ無しの犬を良く見かけます。それは、その犬が“ソーシャル”で決して他人に危害を加えないということを証明(というか公言)しているわけですが、そんな犬が近づいてきたら私の友/コンパニオンはたちまちパニックしてしまいます。

 よって、世間から見れば私の友/コンパニオンは完全な落伍者(落伍犬)であり、私自身も犬をしつけられないダメな人間という烙印を押されがちです。

 そんな彼と私を心配し、友人の何人かは犬の矯正トレーニング・コースやセラピー施設・病院などを勧めますが、私はそれが正しい解決法だとは思っていません。

 「そもそも犬はソーシャルな動物なんだから」とも良く言われますが、私はそれも正しいとは思っていません。

 どんな犬にも唯一無二の個性・特性があり、それを“矯正”するというのは簡単なことではありませんし、果たしてそれがその犬にとって必要なことなのか、結果的に幸せにつながるのかは、非常に判断が難しいところです。

 これは人間でも同じ事です。自閉症やADHD、躁鬱気質や分裂気質、自律神経失調症(という病名は実はアメリカではほとんど使われることがありません)、果ては同性愛まで矯正するというセラピストやドクターがアメリカにはたくさんいます。

 しかし、先天的な問題や育った環境によってもたらさえるその人の性格・特質を、罪を犯した犯罪者を更生させるがごとく矯正しようという発想(先天的な問題すらも“罪”と解釈する人達もいますが)は正しいと言えるのでしょうか。

 それが他人に危害を加えることにならなくても、社会に適用できるべく矯正することは必要なのでしょうか。

 理想論かもしれませんが、“世間に歓迎されない”性格・性質を排除して矯正するのではなく、周囲がその“違い”を寛容に受け入れることが大切だと私は思っています。

 世の中は相変わらず人種差別や宗教差別、職業差別、そして最近はコロナ差別などもはびこり、“違い”を理解できない、受け入れられない人々が、“違い”を持つ人々を傷つけ続けています。

 そうした傷というのは、怪我や病気で受けた傷よりも何倍も重い、ということを傷つける人達は理解できないようです。

 私の友/コンパニオンである彼は、私と二人でいれば、外にいるときとは信じられないほど落ち着いて、物静かで、のんびりとくつろいでいます。そんな彼に「犬はもっとソーシャルな動物なんだよ」などと言うことは私にはできません。

 

 

 

トピック:暴かれるアメリカの音楽史~ビリー・ホリデイという存在

 

 またまた古い話から始まることをご勘弁下さい。それは私がまだ小学生の頃。当時私はモータウン、特にスープリームスとジャクソン5が大好きで、ダイアナ・ロスが憧れの女神であったのですが、そんな彼女が1970年にソロ活動をスタートさせて2年ほどが経ち、遂に映画デビューを果たすことになりました。何でもビリー・ホリデイという偉大なジャズ・シンガーの役を演じるというのです。

 当時、この「ビリー・ホリデイ物語」という映画は日本では公開されず、私は2枚組のサントラ盤を買って聞きましたが、これがジャズか…という程度で、ダイアナの魅力はあまり感じられませんでした。

 

  しかし、この映画はアメリカではヒットして大変話題になりました。そのサントラ盤は彼女にとって初の全米チャート・ナンバー・ワン・アルバムとなりましたし、受賞は逃しましたがアカデミー賞の主演女優賞にもノミネートされました。

 既にビリー・ホリデイの死から10年以上が経っていましたが、この映画とサントラ盤によって、ダイアナだけではなく、ビリー・ホリデイの人気も再燃したと言われています。

 

 そんなわけで、私はその映画を機にビリー・ホリデイ本人の歌にも接するようになりました。しかし、これも何度聴いても今ひとつ。気だるい、暗い、覇気が無い…。

 しかし、「奇妙な果実(Strange Fruit)」という奇妙な曲名が気になりました。

 

 70年代当時から、ビリー・ホリデイという存在の大きさは圧倒的であったと言えます。特にフランク・シナトラやジャニス・ジョップリン、バーバラ・ストライザンドなどがビリーを大絶賛し、また多大な影響を受けていたということは、ジャズに限らない幅広い音楽分野にまで彼女の存在を知らしめることになったと言えます。

 

 ビリーはエラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーンといった、ビリーよりも少し若いシンガー達と共にジャズ・ボーカルの頂点とも評されてきましたが、彼女の歌はあまりに独特ですし、音楽としてはジャズであっても、その存在感はあまりに強烈で、一つのジャンルなどには収まりきりません。

 

 10歳の時に強姦され、何度も養護・矯正施設に入れられ、売春で稼いでいた母親と共に売春容疑でも逮捕され、酒とドラッグ漬けの毎日となり、何人もの男達に利用され続け、同性愛にもひたり、ドラッグによって度々逮捕されては復帰し、最後は声も出ず、歌詞も覚えられず、酒とドラッグによる合併症で世を去る…という、あまりに悲惨で壮絶で波乱に満ちた人生を歩んだということは、これまでもよく知られています。

 

 そんなビリーの映像作品は、ドキュメンタリー作品を除くと、前述のダイアナ・ロスによる映画化と、2014年にオン・ブロードウェイに登場したミュージカル作品「Lady Day at Emerson’s Bar & Grill」というトニー賞受賞作品があります。

 どちらもそれぞれに見応えのある素晴らしい作品であったと言えますが、先日、新たな解釈と問題提起を試みた、センセーショナルなビリー・ホリデイの伝記映画が登場しました。

 タイトルは「The United States vs Billy Holiday」。アメリカ対ビリー・ホリデイという何とも物騒なタイトルですが、パンデミック故に劇場公開を断念し、去る2月26日からHuluで配信され始めました。

 

 ビリー・ホリデイのストーリーと言えば、扱われるテーマ/内容は、ドラッグに溺れ、葛藤・格闘するビリー・ホリデイというのが定石でもありましたし、実際にそれがこれまで世に出たビリー・ホリデイ・ストーリー全てに通じる骨子であるとも言えました。

 今回の新しい作品でもその点はしっかり扱われているのですが、それ以上にフォーカスされている最大のポイントは、前述の奇妙なタイトル、「奇妙な果実」なのです。

 

 この「奇妙な果実」という作品は、ニューヨーク在住の作詞・作曲家であったルイス・アレン(これはペン・ネームで、実はコミュニストであったユダヤ人)が当時新聞に掲載された黒人のリンチ死体の写真に衝撃を受けて作った曲とされています(今回の映画ではビリーが疑似体験または幻覚体験する形で、そのシーンが登場します)。

 歌詞を読めばおわかりになりますが、この「奇妙な果実」というのは木にぶら下がった、黒人のリンチ死体のことであり、それは人種差別に対する強烈なプロテスト・ソングというか告発曲であったわけです。

 ビリー・ホリデイは後になってこの曲を歌い始めたわけですが、その歌詞のインパクトとビリーの真に迫る歌唱によって、この曲はビリーにとって欠かせないレパートリーとなり、ビリーの代名詞のようにも扱われていきました。

 つまり、ビリーは人種差別に対する自身のステートメントまたは心の叫びとして、この曲を歌い続けたわけです。

 

 と、ここまではこれまでの世間一般の理解であり、これまでのビリーの伝記作品でも必ず取り扱われてきた事柄なわけです。

 しかし今回は、黒人のみならず白人のファンも多く持ち、強い影響力と大きな人気を有していたビリーがこの「奇妙な果実」というプロテスト・ソングを歌うことを阻止し、ビリーのドラッグ問題をネタや口実にして、ビリーの歌手生命をも破壊しようと工作したのがアメリカ政府(具体的にはFBI)であった、というのがこの映画が訴えた“告発”であると言えます。

 

 映画の中では、ビリーに近づく黒人のFBI偽装潜入捜査官(黒人)の上司として登場するのが、この告発と糾弾の矛先であるハリー・アンスリンガーというアメリカ財務省管轄である麻薬捜査・取締局のトップとして君臨した男です。

 アンスリンガーは5人の歴代大統領の下で麻薬捜査を率い、麻薬撲滅に生涯を捧げた功労者として、特に5人目となったケネディ大統領からは敬意と信頼を得たと言われています。

 しかし、彼は実は根っからの人種差別主義者で、麻薬捜査・取締の名の元に黒人に対する不当で悪質な弾圧を行っていた、というのが、黒人女性として初めてピューリッツァー賞のドラマ部門を受賞したスーザン=ロリ・パークスによる今回の脚本の基盤となっています。

 

 アメリカ司法省の捜査局は、ビリーが「奇妙な果実」を歌い始める数年前の1935年にFBI(アメリカ連邦捜査局)に改称されましたが、FBI初代長官のエドガー・フーヴァーは、司法省の捜査局時代から数えると、約48年間も国家捜査機関のトップに君臨していました。

 フーヴァーは特にFBI長官になって以降その権力を乱用し、公然と不正な捜査を強行していました。マフィアからは賄賂を受け、歴代大統領を脅迫するにまで至り、しかも悪質な人種差別主義者として有色人種を毛嫌いし、キング牧師やマルコムXの暗殺をも仕組んでいたという疑惑が、死後、様々な証言や書籍・映画などによっても明らかになっています。

 そのフーヴァーの下で麻薬捜査を率いていたアンスリンガーが、麻薬捜査の名の下にビリー・ホリデイを徹底的にマークし、弾圧し、死に追いやった、という解釈であるわけですから、これは最近のアメリカで特に問題視されているシステミック・レイシズム(組織的な差別)の最悪のパターンと言える国家レベルでの差別・弾圧を告発した映画でもあると言えるわけです。

 

 そんな衝撃的な内容の作品である「The United States vs Billy Holiday」ですが、脚本のパークスが書き上げ、ディレクターのリー・ダニエルズが描き出す世界を、リアリティ感たっぷりに表現・体現しているのが、今回ビリーを演じたアンドラ・デイの正に体当たりで鬼気迫る演技と歌であると言えます。

 彼女はスティーヴィー・ワンダーに認められたというエピソードもあって、シンガーとしては既に誰からもその実力を認めてられていると言えますが、今回の場合は、ビリー・ホリデイを彷彿させるどころか、ビリーそのものではないかと思わせるような歌いっぷりが感動を超えて驚愕であると言えます。

 声のトーンや、ヴィブラートやフレイジングなどといったテクニック的な面はもちろんのこと、ビリー・ホリデイの独壇場とも言えるジワジワと押し寄せてくる深い情感をも自分のものとしているのですから、思わず身震いするほどでもあります。

 しかも、ドラッグで身体が蝕まれて声も荒れていく様や、曲によって、またその日その時その場の状況によって変化する微妙な情感をも表現している点は見事と言うしかありません。

 

 この映画におけるアンドラの歌と演技は方々で絶賛の嵐を巻き起こしており、早速、映画公開の二日後に開催されたゴールデン・グローヴ賞では映画演技賞ドラマ部門において主演女優賞を獲得しましたし、4月25日に開催され、3月15日にはノミネーションが発表されるアカデミー賞においても、既に主演女優賞の呼び声が高くなっています。

 

 先日、オプラ・ウィンフリーによるインタビュー映像も観ましたが、オプラはアンドラもいる前で、ディレクターのリー・ダニエルズに対してジョーク交じりで「アンドラは本当にヘロインやってないの?」と尋ねて一同は爆笑していました。

 それほど、アンドラの演技はヤバすぎるほどに迫真と言えますし、何でも麻薬中毒者の映像を見たり、経験談を聞いたり、果ては注射の際の腕の縛り方なども学んだということです。更に、普通だったら絶対に断るヌード・シーンにもスタッフや出演者全てを信頼して取り組んだというのですから、彼女のド根性は実に見上げたものであると言えます。

 

 そんな見所一杯の「The United States vs Billy Holiday」ですが、この作品によって、いよいよ音楽界においても、人種偏見・差別によって偽られ、でっち上げられた歴史や隠された事実が明るみに出る動きが活発になってくると思われます。

 その衝撃はあまりに大きいと予想されますし、今後様々な歪みや問題も引き起こすと思われます。しかし、その対価を支払ってもまだ余りあるほど、有色人種、特に黒人達はこのアメリカの音楽界においても搾取され、弾圧され、都合の良いように扱われてきたわけです。

 私自身は暴露本には一切興味がありませんが、例えばこんな私でも25年以上アメリカの音楽ビジネスに身を置いてきた中で、信じられないような秘話や醜聞は山ほど聞いています。

 そういった話を暴露し、単に金や地位名声のために利用するということはあまりに醜悪ですが、その中には“知らされなければならない事実”というものも数多くあると言えます。

 今回の映画で行われた告発は、間違いなくその一つであると思いますし、音楽界、そして世の中全体のポイジティヴなリアクションにも期待していきたいと思います。

【STEP INFO】チョコレート

まだまだ寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか~。

 

2月の楽しみといえば、バレンタインのチョコレート。

「本命チョコ」「友チョコ」等いろいろあるようですが・・・

わたしはここ数年、「自分チョコ」を楽しみにしています!!

自分へのご褒美に、普段食べないような高価なチョコレートを購入♪

ここ最近では一粒400円~600円くらいが相場です!!なんだかキラキラして見える・・・

チョコレートがショウケースいっぱいに並ぶのを見るだけでも幸せを感じます。

今年はデパートの混雑を避け、通販で購入しようと思います!

また、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには強い抗酸化力で酸化を抑える効果があると関心が高まっております。摂取による、血圧低下・動脈硬化予防・アレルギーの改善等の健康効果も話題です。

年に一度のイベントですから、普段よりちょっと敷居の高い高価なチョコレートを味わってみてはいかがでしょうか~。

 

それでは、2月のメルマガスタートです!

(いいだ)

【Shop in Tenma】つくもうどん 天神橋店

今月は大阪天満からShop in Temmaをお送りします!
さて、今日ご紹介するお店は地下鉄扇町駅4番出口より
歩いて徒歩3分の所に店を構える「つくもうどん 天神橋店」さんです!
天神橋筋商店街の4丁目交差点から6丁目方面へ歩くとすぐに外観が見えてきます。

STEP社員も御用達のお店です。
特にランチ帯を逃したスタッフへの駈け込み寺になっているという情報も…。
さて、早速メニューのご紹介へ行きましょう。


・鶏卵カレーうどん690円
・釜玉うどん350円
・肉玉うどん620円
・とり天うどん460円 等々
なんといってもこの安さ!!メニューによってはワンコインで食べれます。

そんな豊富なメニューの中から今回私が注文したのはコチラ↓↓


とり天鶏卵カレーうどん 白ご飯セット 900円

どうでしょう!!この迫力・ボリューム!!
鶏卵カレーうどんの上に大きなとり天がなんと、1個2個3個も乗っております!!
その隣には白くそびえ立つ山…。そう!!白ご飯!!
カレーうどんからのカレーライス??そんなのいいんですか??いや、いいんです!!
うどんを食べ終わった後は、カレーライスにしていいんです!!
というより、したくなります!!(これめちゃくちゃお腹いっぱいになります…)

せっかくおもいっきりズルズルッと食べたいのに白いワイシャツ・Tシャツで挑戦すると、
カレーうどんの返り討ちに合い、大事なお洋服に黄色いシミが…。
そんな方にも大丈夫!前掛けも用意してくださるのでズルズルッと行っちゃって下さい!!

弊社天満スタジオからも近くなのでMA作業の前に
ちょっと小腹を満たしたいなぁという方にもオススメです!

「つくもうどん天神橋店」

【住所】大阪市北区天神橋4-7-31
【営業時間】11:00~21:00(L.O.20:30)
【定休日】不定休
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が異なる場合が御座います。
事前に店舗にご確認くださいませ。

(稲垣)

 

 

 

【MUSIC】Ivy to Fraudulent Game

約半年前に入社しました、メディアコミュニケーション部の池田です。

たしかダウンタウンの松本人志さんだったと思いますが、
美容室で聞かれる「休みの日は何して過ごしていますか?」という質問がこまる、
と仰っていたのをふと思いだしました。
こまる理由は、「休みによって違うから」。

わたしも松本さんと同意見で、たしかに会話のキッカケを作ろうと
非常にありがたいことですが、ついつい「えーーっと・・・」と考え込んでしまう。
美容師さんも「まじめに考えられても、ちょっと聞いただけやのに」
と、こまってしまう。
お互い悪気がなく、気遣いあってのことなのに
そこで会話が止まるのはもったいないですよね。

だから、わたしはすぐに答えられないときは
「ちなみに〇〇さんはインドア派ですか?アウトドア派ですか?」と
聞くようにしています。

余談はさておき・・私が今回オススメしたい音楽について。

今回紹介するのは2010年から活動している4人組ロックバンド
「Ivy to Fraudulent Game」(略称はIvy)。
「アイヴィー トゥー フロウジュレント ゲーム」と読みます。

これは「水泡」という曲ですが、この曲に代表されるように
Ivy to Fraudulent Gameは日本語歌詞がメインです。

絶望や不安と向かい合う世界観が魅力的だな~と個人的には思っています。

「不安」とダイレクトに訴えるのではなく
Ivy to Fraudulent は口語より少し堅い言葉で歌い上げています。

飼い慣らせこの不安をこの歌で
飼い虚栄に手を噛まれたって
掻き鳴らせ音楽をこの不安で
掻き消してしまえよ罵声も怒号も

この「革命」という曲でも不安が歌われていますが、
決して不安を「超えていけ」と言わずに
「飼い慣らす」と歌っています。

これほど先の見えない時代だから、どんな歌を聴いても不安は拭えないし。
すぐそこに不安はありますよね。
そんな誰もが感じる感情を、文章としても成立する日本語で拾い、
綺麗な声で歌いあげる寺口さんの歌声も、
曲に彩りを添える楽器隊も、全部が全部大切にしたい音で、
出会えてよかったと思っているバンドです!
ぜひ出会ってください!

(池田)

【I love NY】「月刊紐育音楽通信 February 2021」

(本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています)

Sam Kawa(サム・カワ) 1980年代より自分自身の音楽活動と共に、音楽教則ソフトの企画・制作、音楽アーティストのマネージメント、音楽&映像プロダクションの企画・制作並びにコーディネーション、音楽分野の連載コラムやインタビュー記事の執筆などに携わる。 2008年からはゴスペル教会のチャーチ・ミュージシャン(サックス)/音楽監督も務めると共に、メタル・ベーシストとしても活動中。 最も敬愛する音楽はJ.S.バッハ。ヴィーガンであり動物愛護運動活動家でもある。

          

 

 アメリカはどこも居酒屋ブーム、などと言うと大袈裟かもしれませんが、「Izakaya」

は既に英語化し、アメリカ人の食習慣には全く馴染まなかった“一品を複数の人間で小皿に分け合う”という行為も抵抗感が無くなるどころかトレンドのように解釈され、果ては食事の最後はラーメンや蕎麦で“しめる”という若者が増えている有様となれば、これは決して誇張ではないと思います。

 そもそもアメリカにおいて「居酒屋文化」というものは日本人駐在員や移住者などの間で存在していた程度のもので、若い世代の日系人達になると既に異文化と理解されていたと言えます。

 それが主に中国系を中心としたアジア系人口の増加と、それに伴うアジア文化への注目度が増す中で 居酒屋も認知されるようになってきたという説もありますが、例えばマンハッタンやブルックリンの「Izakaya」が多くの白人の若者達で溢れていることは、やはりアメリカ自体の食文化に変動が起きている証拠であると感じます。

 コロナとトランプのせいでアジア系に対する偏見・差別は助長され、アジア系に対する憎悪犯罪はかつてないほどに増加していますが、それでも食文化に関するアジア志向(そして嗜好)は止まるどころか伸び続けていると言えます。

 「Izakaya」でのドリンクの一番人気はやはり日本酒です。今の日本では日本酒よりも人気が高いと言われる焼酎は、アメリカではスピリッツ系に属するわけですが、アメリカはこのスピリッツ系が非常に豊富で、クオリティの高さはもちろんのこと、皆それぞれにこだわりをもっているので、アメリカにおける焼酎人気は思ったほど上がっていません。

 それに対して日本酒は、かつてrice wineなどとも呼ばれていたこともあり、ワイン好きの人にファンが 非常に多いことでも知られていますが、かつては「サキ」と発音されていたのが、最近はきちんと「サケ」と発音されるようにもなっています。

 しかも最近は精米歩合の%を驚異的に下げたものやスパークリング系など、これまでの日本酒のイメージを打ち破る銘柄が次々と登場してきていることも後押しとなり、アメリカ人の日本酒人口は増える一方です。

 また、アメリカ人には生酒・生原酒が好きな人が多いのも特徴です。私達日本人にとっては、少々アルコール度が高くて強めに感じることもある生酒・生原酒ですが、アルコール分解力の高い多くのアメリカ人にとっては、その芳醇な味わいがたまらないようです。

 音楽業界においても、老若男女問わず日本酒好きの人に出会うことは非常に多いと言えますが、一般的に最もよく知られているのは、ラスヴェガスのレジデンシーDJとして、世界で最も稼ぎ、最もソーシャル・ネットワークのフォロワーが多いDJと言われるスティーヴ・アオキと、フー・ファイターズのデイヴ・グロールかもしれません。何しろ彼等は有名な日本酒酒造と提携して自分のブランドの日本酒まで発売しているのですから、その愛好ぶりは半端ではありません。

 スティーヴ・アオキは日系人で、日本食レストランの巨大チェーン「ベニハナ」の故ロッキー青木の息子ですから、日本酒好きで自分のブランドを持っても驚くことはありませんが、デイヴ・グロールは、上記の精米歩合の%を徹底的に下げた斬新な日本酒で知られる人気・話題の酒造とのコラボまで実現したのですから、これはちょっとしたニュースであると言えます。

 但しこのフー・ファイターズ印の特別日本酒、日本発売のみでアメリカでは発売せずということですので、アメリカの日本酒ファンにとっては非常に残念なところです。

 

トピック:音楽の持つパワーを再認識させてくれた大統領就任式

 

 「世直し」はまだ始まったばかりですし、社会も経済も政治も「修復」にはまだまだ程遠い状況ですが、それでも大統領就任式が無事済んだことには、安堵の言葉しかありません。

 なにしろ、それまでの緊張状態は半端なものではありませんでした。

 特にブルー・ステートと呼ばれる民主党基盤の州や市、エリアに暮らす人達が抱いた(過去形ではなく、まだ現在進行形と言えますが)恐怖心を同様に感じることは、同じアメリカ人でも難しいかもしれません。

 それほど1月6日の米議会議事堂襲撃という国内テロ事件は衝撃的でしたし、比較すべきではありませんが、2001年9月11日の同時多発テロに匹敵する戦慄を覚えたといっても過言では無いと思います。

 しかも、これは始まりであり、約2週間後の大統領就任式までに次なる暴動・襲撃・テロがいくつも控えているとの情報が流れ、また当局からも注意警戒勧告が出たわけですから、特に反トランプでバイデン新大統領を歓迎する市民が抱いた心配・恐怖は計り知れなかった(これもまだ現在進行形)と 言えます。

 

 前述したように、まだ先のことはわかりません。期待や希望はあっても全く楽観視できませんが、それでも音楽界が社会に対して再び元気にポジティヴに反応し始めたことは、やはり明るいニュースと言えるでしょう。

 しかもこれからのアメリカは、やはり女性が益々主役となって世の中を動かしていくことは間違いないと感じます。

 それはカマラ・ハリスという副大統領が誕生したという事実だけでなく、今回の就任式全体を覆う、ポジティヴで力強いムードとヴァイブを動かしていたのが、全て女性であったとも言えるからです。

 

 今回の就任式で、ハリス副大統領以上に輝いていた女性は、バイデン大統領夫人で         ファースト・レディ となったドクター・ジル・バイデン、国歌斉唱のパフォーマンスを行ったレディ・ガガとジェニファー・ロペス、そして大統領宣誓の後に詩を朗読したアマンダ・ゴーマンの4人と言えます。

 ドクター・ジル・バイデンは主役の一人でもあるので別格として、音楽以外の面から先に触れておくと、弱冠22歳の詩人、アマンダ・ゴーマンの存在感と視の内容と朗読のパフォーマンスは、あまりにも圧巻で鳥肌ものと言えました。

 その詩の内容と起用された経緯(ドクター・ジル・バイデンの推薦)などは様々なニュースで報道されていますのでここでは取り上げませんが、その朗読パフォーマンスには、正直言ってバイデン新大統領のみならず、歴代大統領の演説パフォーマンスを凌ぐほどの説得力とインパクトがありました。

 とは言え彼女は詩人ですし、希望と未来を謳い上げる主旨・内容は同じでも、その求心力や、人心を捉える語法・話術、そして醸し出されるオーラというものは、政治家よりもローマ法王やダライラマ、キング牧師といった宗教関係者に近いという印象も受けます。

 とにもかくにもこのアマンダ・ゴーマンの名前を私達はしっかりと記憶すべきでしょう。       なぜなら15年後に彼女がアメリカの大統領となる可能性(本人も既に出馬を示唆)は、         もはや冗談や誇張というレベルではなくなってきているからです。

 

 さて、本題の就任式における音楽パフォーマンスですが、ガガとジェイローのパフォーマンスは、オバマの時のアレサ・フランクリンの魂を揺さぶる感動や、ビヨンセのカリスマ性とは異なりましたが、この時代・この状況に相応しい感動的なものでした。

 まず、ガガは基本的に力強い熱唱が売りでもあるわけですが、そんな彼女の歌唱の力強さは、悪夢の後の門出に相応しく、未来をポジティヴに捉え、気持ち高揚させるのにピッタリであったと言えます。

 アメリカ人アーティストは国歌も自分流に歌い回すことが多いですが、ガガもいかにも彼女らしいフレージング(歌い回し)を連発し、その存在感もしっかりと誇示していました。

 

 一方のジェイローですが、実は私自身は彼女のパフォーマンスの方が感慨深く、胸を熱くするものを 感じました。

 彼女が歌ったのは国歌ではなくいわゆる愛国歌という範疇に入りますし、メドレー形式で歌った最初の歌は、小さな子供が最初に覚えるような素朴な曲で、2曲目はポピュラー曲に近いような親しみを持った曲で、どちらも国歌のような仰々しさはありません。   

 ですが、メッセージ性という点においては、メドレーで歌ったこの2曲の歌詞は国歌以上の意味合いを 持っており、それらを声を張り上げるような熱唱でもなく、派手なパフォーマンスもなく、短い時間の中で巧みに組み合わせてじっくりと歌い上げ、しかも曲間にはアメリカ国旗に忠誠を誓う一節をスペイン語で挟み込むという、入念に仕上げられた構成が感動を生み出していました。

 

 もう1人、今回の就任式では大人気カントリー・シンガーのガース・ブルックスが、新大統領の演説の 後に「アメイジング・グレイス」を披露しましたが、やはり上記二人のパフォーマンスの影に隠れてしまった感もありました。

 ですが、このブルックスの登場・存在というのは、実は今回の就任式では非常に大きな意味合いがあったと言えます。

 それは、アメリカ音楽の真髄の一つとして白人層を中心に絶大な人気を誇るカントリー音楽界からの 出演であり、またその中でも絶大な人気を誇るブルックスであり、しかも彼は長年に渡る共和党支持者であるということで、彼は今回の就任式の中で、ある意味音楽や文化を超えた役割を担っていたわけです。

 その意味でも、彼の存在と歌唱は静かな感動を呼び起こし、アメリカ人としてのアイデンティティを呼び覚ますことにも一役買ったと言えます。

 

 そうした久々に見応え聴き応えのある大統領就任式の後の夜には、新大統領の下に新たなスタートを切るアメリカを祝う特別番組「Celebrating America」が放映され、多数の音楽アーティスト達が出演して素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

 この特別番組のタイトルは「celebrating」つまり祝うことになりますが、厳密には単なるお祝いではなく、今回のウイルスによって命を失った40万以上(現時点では既に46万人以上)のアメリカ人を追悼し、パンデミックの始まりから今に至るまで休むことなく働き続けている医療・教育他様々な分野におけるエッセンシャル・ワーカー達を称え、感謝するという主旨・目的を強く打ち出していました。

 

 そうした人々を「ヒーロー」と呼ぶことは、いかにもアメリカ的な発想ではあると言えますが、実際にこのパンデミック状況の中で、自らを犠牲にして、私達をウイルスから守ってケアしてくれる医療従事者、食に困っている人々を助けるフード・パントリー(食料配給所)で働く人々やそれらの食を 生産・供給する人々、この危機的状況の中で子供達の教育を維持すべく働き続ける教師を始めとする  教育従事者、食料品や生活日用品など私達に必要な生活物資を日夜運び続けてくれる搬送業務者達は、 他の誰よりも(少なくとも政治家の何百倍も)私達を救ってくれているヒーロー(「英雄」というよりも「勇敢な偉人」という意味合いが強い)であるわけですから、今回の番組作りは多くのアメリカ人に  とっては「お祝い」よりも「感謝」と「励まし」であったと言えます。

 

 番組自体はトム・ハンクスをメイン・ホストとしつつ、カリーム・アブドゥル=ジャバー、エヴァ・ロンゴリア、ケリー・ワシントン、リン=マニュエル・ミランダといった様々な分野の有名人達が登場して語り、間にこの厳しい状況に打ち勝つべく取り組み続ける人々を映し出すという手法は非常に好感が持て、また勇気を与えられるものでもありました。

 よって、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・ボン・ジョビ、ジョン・レジェンド、ティム・マッグロウ、ヨーヨー・マ、ルイス・フォンジ、ヨランダ・アダムス、ケイティ・ペリー、デミ・ロヴァート、ジャスティン・ティンバーブレイク、フー・ファイターズといった様々なジャンルの錚々たる豪華アーティスト達による音楽パフォーマンスはこの番組の「主役」ではなく、その主旨・目的を支え、ブーストし、人々の萎え落ちた気持ちに対して、時に優しく寄り添い、時に力強く励ますという形になっており、これこそ音楽のあるべき姿であるとも感じられました。

 

 それぞれのパフォーマンスは、それぞれの思いが溢れ、どれも非常に印象的なものでしたが、私自身はそうした中でも、ゴスペル界の大スターであるヨランダ・アダムスと、ロックが失いつつある プリミティヴなパワーを毎度炸裂させてくれるフー・ファイターズのパフォーマンスが深い余韻と感動を与えてくれたと言えます。

 今回の出演アーティスト達のパフォーマンスには様々な感情が満ちあふれていましたが、      レナード・コーエンの名曲をアカペラで歌い上げたヨランダの感情は、失われた命に対する悲しみ・嘆き(grief)と慰めでした。この鎮魂歌に涙が止まらなかった人は私だけではないと思います。

 一方のフー・ファイターズは、2003年リリースという比較的古い曲「Times Like These」を披露しましたが、曲を始める前のデイヴ・グロールの語りがこれまた印象的でした。

 最近ネットで話題になっている若き幼稚園教師からの紹介で登場した彼は、この教師と、やはり教師であるドクター・ジル・バイデンを引き合いに出しながら、35年間公立学校の教師を務めた彼自身の母親の思い出について語り、教育の大切さと教育者達に力強いエールを送り、その思いを歌詞に乗せて激しくロックしました。

「​キミ​が再び愛する​という​ことを学ぶのはこ​ういう​時​なんだよ​​​」

 

 音楽が再びパワーを持って帰ってきた。

そんな思いを強くした今回の大統領就任式でした。

【STEP INFO】冬ごもり

新型コロナウィルス感染拡大による非常事態宣言が発出され
テレワークで巣ごもりになりがちな今日この頃。
寒い冬が明けるのを待ち望んでいます。

桜の咲く季節には、新型コロナウィルスも収まって、久しぶり!なんて
お会いできる事を夢見ています。

個人的に言うと目黒川、都立大学の呑川緑道など桜のスポットがたくさんありますので
久しぶりにのんびり歩いてみたいなーなんて。
しばらくは我慢が続きますが、気持ちだけは前を向いて行きましょ!

さて、弊社独自のリモートMAのシステムが大変好評を得ております。
東京・大阪どこでもシステムを確立しておりますので、
まだご使用になられていない方は、お気軽に各スタッフまでお声がけ下さい!

それでは今月のメルマガスタートです!

(柏原)

【MUSIC】PEOPLE 1

おはようございます。
メディアコミュニケーション部の佐々木です。

芸能業界や音楽業界では、その日初めて会う人とは時間帯に関係なく
「おはようございます。」と挨拶するのが、一般的なのですが、
なぜ、「おはようございます。」なのか、
「こんにちは」「こんばんは」は使わないのか。
気になったので調べてみると
・唯一敬語で言える挨拶だから
・1日のどんな時間帯でも「おはようございます」という挨拶を使う歌舞伎界から。
・業界の人は深夜の仕事もあり時間が不定期なため、夜でも寝起きの人が多いので
「おはようございます」になった。
・始まるその時間からが一日のスタートだと考え「おはようございます」となった。
などいろいろな説があり、挨拶が時間帯に関係なく「おはようございます」になったのか
そのルーツはよくわかっていないそうです。

僕が、今回紹介したいバンドもルーツが不明、謎多きバンドです。
バンド名は「PEOPLE 1」(ピープルワン)。

2019年末に突如現れ、SNSを中心に話題を呼び、
発表している5本のミュージックビデオが
総再生回数400万回(12月20日現在)を超え、注目を浴びているバンド。

僕は、このバンドをたまたまYouTubeで知って、
気になって調べてみると本当に情報が全くない。
ホームページも無く、わかっているのは
Vocal,Guitar, Bass, Other「Deu」、Vocal,Guitar,「Ito」、Drums 「Takeuchi」の
3ピースバンドということだけ。


メンバーの詳細やライブ経歴も不明。
「Deu」さんはギターもベースもという事になるのですが、
ライブではどのよう演奏するのか。
これからのライブでの体制も気になるところです。

そんな彼らのMVを少し載せておきます。

再生回数が1番多い”常夜燈”
(このMVを見るときは、スマホで見ることをオススメします。)

次は僕が彼らに出会ったMVであり、一番好きな曲”フロップニク”


“BUTTER COOKIES”

それぞれが全く違うアプローチの曲で、中毒性がある。
次にどんな曲を出すのかわからない
そんなわくわく感も与えてくれる
僕的に、これから大注目のバンドです。

PEOPLE 1
Twitter → https://twitter.com/PPP_PEOPLE1
Instagram → https://www.instagram.com/ppppeople1/
YouTubeチャンネル ↓
https://www.youtube.com/channel/UCLDLOuvdOfw6X2pLs1xSL0g

 

(佐々木)

【Shop in Azabu】お弁当 ぎん香

新年早々緊急事態宣言が発令された東京では
夜だけでなく、ランチにもなかなか出かけられない状況にあります。

ここで皆様にご紹介したいのが……

「お弁当 ぎん香(か)」です。



 

一番人気の「鯖・壺焼き鳥弁当」 1100円 

 

魚好きの私が一番おすすめするのはこちらの「鮭・さば弁当」1100円

 

「銀ダラ・豚みそ焼き弁当 」お値段なんと2600円!

 

まだ他にも沢山の種類の組み合わせがあります!

決して安価ではありませんが、
釜で焚いているごはんは、冷めても絶品。
付け合わせの煮物やお野菜(なぜかこのブロッコリーが大変美味しい)にも
是非感動してください!

麻布十番駅から300m、近郊であれば3000円以上の注文で配達可能。
デリバリーでは「くるめし」をはじめ、ファインダイン、お弁当デリ、Uber Eatsでも注文できます。

大勢での外食を控えたい今、
お弁当宅配サービスを利用してみてはいかがでしょうか?

 

店名:「お弁当 ぎん香」住所:東京都港区麻布十番3-3-7 1F
電話:03-6453-7885
営業時間:【月〜日】9:30~15:00、16:30~21:00

(山中)

【I love NY】月刊紐育音楽通信 January 2021

(本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています)

Sam Kawa(サム・カワ) 1980年代より自分自身の音楽活動と共に、音楽教則ソフトの企画・制作、音楽アーティストのマネージメント、音楽&映像プロダクションの企画・制作並びにコーディネーション、音楽分野の連載コラムやインタビュー記事の執筆などに携わる。 2008年からはゴスペル教会のチャーチ・ミュージシャン(サックス)/音楽監督も務めると共に、メタル・ベーシストとしても活動中。 最も敬愛する音楽はJ.S.バッハ。ヴィーガンであり動物愛護運動活動家でもある。

               

一般的な物言いやカテゴライズというのは好みませんが、それでもアメリカ人というのは我慢強いなあと思うことが多々あります。「我慢」「辛抱」というのはある意味日本人に顕著な特質や美徳?の一つのようにも感じていましたし、アメリカ人が我慢強いということを意外に思う日本人も多いでしょう。しかし、”Be patient”という言葉は日常においてよく使われますし、我慢強く待ち続けるアメリカ人の姿というのは、日常のあちこちで見かけられます。

 しかし、アメリカ人と日本人とでは、我慢の意味合いや我慢しなければならない、または我慢すべき状況というものが異なることは確かだと思います。

 アメリカ人またはアメリカ社会における「我慢」とは、半ば「諦め」にも近い意味合いがあり、自分ではどうすることもできない状況(所謂、不可抗力)においてが中心と言うこともできます。

 例えば、空港で天候によるフライトの遅れに対して怒り、航空会社の従業員に当たり散らしている日本人を時折見かけますが、アメリカ人の場合はほとんどこういった態度や発想というのは見られませんし、そういった態度は逆にその人自身の人格を貶めることにもなります。

 そしてここでもう一つ重要なのは“God is at work”または“God is working”という、ある種宗教的基盤に支えられた、信頼に転じるような諦めです。つまり、自分ではどうにもならないことは“神の御手に委ねられている”わけで、そうした場合は“全てを任せて待つ(天命を待つ)”という発想になります。

 しかし、これが自分の「権利」という部分に関わってきますと、アメリカ人は決して我慢しませんし、自分に与えられている権利が阻止・阻害されると、これはもう手が付けられないくらい抵抗・反抗します。そもそも「人様」「お他人様」「お客様」といった階級社会の遺産のような自己謙遜、いわんや自己卑下的な発想の全く無いアメリカ人には、どんな問題が起きても、それは自分の責任において回避・解決すべきと考える人が多いので、その部分を他者からとやかく言われたり強制または否定されると、日本人には想像を絶する抵抗に会うことがよくあります。

 今のアメリカのコロナ状況、日本人には想像も理解もできないマスク着用や対人距離確保の義務、そして家族・友人などの集いや教会などでの集会の禁止といった規制・禁止に対する激しい抵抗は、正にそうした表れであると言えます。

 私自身は今回のパンデミック以降、教会や各種集会、コンサートなどでの集まりはもちろんのこと、家族の集まりも全て我慢しています。独立している子供達とは、サンクスギヴィングもクリスマスも正月も、全てZOOMで行い、間近では一切接触していませんし、外出は犬の散歩と最低限必要な食材・日用品の買い物のみです。

 それは自分が感染したくないというよりも、自分が感染源になってはいけないし、これ以上感染を広げてはいけない、という意識の表れですし、アメリカ人にも同様な考えを持って生活を続けている人達はたくさんいますが(特にニューヨークでは)、それでもパンデミック以降の自分の生活ぶりを改めて見つめてみると、一般的なアメリカ人との意識の差は歴然で、自分は「つくづく日本人だな」とも感じてしまいます。

 アメリカのコロナ状況と対応に関しては様々な意見や分析があると思いますが、少なくともアメリカでは規制・禁止が完全に裏目に出てしまっていることは間違いありませんし、ここでも政治・社会両面での対立は深まるばかりです。

「折衷」「妥協」といった、これまたアメリカ人には理解しにくいアイディアにこそ解決の糸口があるように思うのですが、白か黒かの二元論に陥りがちなアメリカ人そしてアメリカという国自体の膠着状態は、依然改善の兆しが見られません。

 

 

 

トピック:KISSの“激烈”2020年サヨナラ・ショーが語るもの

 

 予想はしていても、やはりこれだけ音楽イベントのないクリスマス~年末シーズンというのは改めて事の重大さを物語っており、経済的にも、そして精神的にも益々大きな打撃となっています。

 言うまでも無く、ミュージシャンを始め、音楽業界全体にとってこのクリスマス~年末のシーズンというのは最大の稼ぎ時であり、最も人と金が動く時期でもあります。

 正月特に元旦というものを祝う習慣の無いアメリカにおいては、クリスマスに続く年末、特に大晦日であるニュー・イヤーズ・イヴが新年に対するお祝い気分のピークとなり、最大のイベント日となります。

 新たな年を迎えてから「明けましておめでとう」と祝う日本に対して、アメリカでは年末の時点から「Happy New Year」と言って新たな年の幸福を祈願するのは興味深い対比であるとも言えますが、とにかくニュー・イヤーズ・イヴは“みんなで集まって騒いでパーティ”というのが、この国のお決まりパターンであり、エンタメ系特に音楽業界のビジネス需要は一気に高まるのが通例です。

 

 しかし、今年の世の中の静けさは季節感を失ってしまうほどのものであったと言えます。もちろん、小さなグループでパーティをする人達はたくさんいたようですし、私のアパートの前にあるホテルでも、大晦日の日は人の出入りがここ最近では見られないほどの多さでした(とは言え、例年に比べれば何倍も少なめですが)。

 しかし、小さなパーティで演奏するミュージシャン達から、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールの恒例イベント「クリスマス・スペクタキュラー」やタイムズ・スクエアでのカウントダウンといった大イベントに至るまで、大小あらゆる規模で動いていた音楽の需要は、リアルな現場においては全く無くなってしまいました。

 

 そこで登場するのが既に今の世の中における音楽パフォーマンスの主流となっているライヴ・ストリーミングです。

 ただし、当初主流であった自宅からのソロ・パフォーマンスに関しては視聴者側でも大分飽きが来ていることも確かですし、それだけではない試みがかなり増えてきていると言えます。

 それは以前このニュース・レターでもご紹介したようなミュージシャンとクルーと音楽ヴェニューが集まって限定的に行う無観客ライヴ、または対人距離を確保した一部観客入りのライヴのストリーミングです。

 この試みは徐々に浸透・拡大しており、有料ストリーミング・ライヴの収益見込みによって予算を確保できるミュージシャンの場合は、このスタイルが益々増えてきています。

 

 また、ライヴ・ストリーミングは場所・距離を問いませんし、通常であればスケジュールや移動によって困難なパフォーマンスが、どこでも誰に対しても可能となりますので、逆にそれがライヴ・ストリーミングならではのアドバンテージやスペシャリティといった“売り”にもなってきます。

 例えば、Blue Noteでは今回の年末年始に興味深いライヴ・ストリーミング・パフォーマンスを行いました。例年のBlue Note New Yorkでは、年末と年始は全米でトップ・クラスの知名度を誇る人気大物ミュージシャンがブッキングされますが、今年はニュー・イヤーズ・イヴつまり大晦日にHiromiこと上原ひろみが日本からストリーミング・ライヴを行い、ニュー・イヤーズ・デイつまり元旦にはウクレレの若き巨匠ジェイク・シマブクロがハワイのBlue Noteからストリーミング・ライヴを行いました。

 どちらも通常の年末年始であれば考えられないブッキングですが、逆に“遠隔”故のスペシャリティと、明るい2021年を祈願するにもふさわしい音楽ということで、話題となっていました。

 

 しかし、この“遠隔”というスペシャリティを最大限に活かし、有料ストリーミング・ライヴによる高収益を見込んで、パンデミック以降としては恐らく最大規模のストリーミング・ライヴとなったのが、ニュー・イヤーズ・イヴにUAE(アラブ首長国連邦)の大都市ドバイで行われたKISSのコンサート「Kiss 2020 Goodbye」であったと言えます。

 なにしろ、ドバイにあるリゾート・ホテル「アトランティス」のビーチ・エリアに全長約250フィート(約76メートル)の特設ステージを組んでの大コンサートですから、ステージの規模はいわゆるアリーナ級と言えます。

 広い観客スペースにはウイルス・テストを受けて陰性が確認された少数の観客が充分な対人距離を取って鑑賞するのみですが、何とその後ろにはステージと向かい合うようにアトランティスの巨大ホテルが建っており、ステージに面した部屋の宿泊客は客室のバルコニーからコンサート鑑賞が可能となりました。それでも観客のトータル数は約3000人ほどですから、これはかなりの超VIP対応と言えるでしょう。

 

 ステージ機材はこの日のイベントのためにアメリカから輸送され、コンサートのクルーも世界各国から400人以上が集結という、このパンデミック下においてはあり得ない程の数と規模でした。

 映像プロダクションは遠隔操作の無人カメラを中心にしつつも、ステージ前にはハンディ・カメラのカメラマンも加わり、計50台以上のビデオ・カメラを駆使した360度マルチ・アングルを実現。そのプロダクション規模の大きさ故に、逆にウイルスの安全対策も心配になってしまいます。

 しかし、今回のプロダクションでは、ステージ機材の搬送から当日のオンステージに至るまで、何と約80万ドル(約8200万円)がウイルス安全対策のために費やされたというのですから、これも驚きです。

 KISSのメンバー達は、それぞれ別々のキャビンに隔離されたフライトでドバイに向かい、到着後は日々テストを受け、個々のメンバーと行動を共にするのは常に2~3人までという徹底ぶり。

 その他のスタッフ達は少数のグループに分けられ、行動はグループ単位となり、別のグループと接することは無いように管理され、日々のテストと除菌・消毒作業が徹底されたとのことで、こうした対応にはKISSのメンバー達もSNS上でその対応ぶりに感嘆し、感謝・賞賛していた程でした。

 

 そもそもKISSは2019年1月から「END OF THE ROAD WORLD TOUR」と題したフェアウェル・ツアーを行っていましたが、今回のパンデミックによって2020年3月にツアーは全て一旦キャンセルとなりました。よって、この「Kiss 2020 Goodbye」はバンドにとってもフェアウェル・ツアー中断以来初のショーとなるわけです。

 私は2019年3月のニューヨークはマジソン・スクエア・ガーデンでのショーに足を運びましたが、この「Kiss 2020 Goodbye」でもセット・リストやステージ機材・設営など、大枠としては「END OF THE ROAD WORLD TOUR」のショーを基本にして構成されていると言えました。

 しかし決定的に異なるのは、“最悪であった2020年の締めくくりに、最大・最高・最強のクールなショーを実現する”というバンド(KISS)とプロモーター(ここ数年、アリシア・キーズ、ブラッド・ペイズリー、アンドレア・ボチェッリ、フー・ファイターズといった大物アーティストによるスペシャル・コンサートを開催しているLandmarks Live)とスタッフ達の意気込み、そしてその気合いを表すかのような“激烈”とでも言うべき花火と火炎のパイロ・テクニクス・ショーであったという点です。

 なにしろこのパイロ・テクニクス部分の費用だけで約100万ドル(約1億円強)を超えたというのですから、驚きを超えて唖然呆然となってしまいます。

 これは長年に渡るKISSのド派手なショーの中でも最大規模と言えますし、パンデミック以後行われてきたストリーミング・ライブ・コンサートとは一線も二線も画す特別で異例のものでしたし、世界的なパンデミックの中での大規模なロック・ショー開催というだけでなく、正に歴史に残るショーであったと言えるでしょう。

 

 このパイロ・ディスプレイの数に関しては史上最大であったということで、ショーの最後、カウントダウンの直前にはギネス・ブック公認の表彰式というおまけまで付いていました。

 そして最大の見物は、この表彰式の後のカウントダウンから始まりました。

 曲はお馴染みのKISSのアンコール・ナンバーにして、アメリカの国民的ロック名曲と言える「Rock and Roll All Nite」。この最大の盛り上がりに合わせて、ステージの周りは正に花火と火炎放射の乱舞となり、モニターを通して見ていても熱が伝わってくるほどでした。

 私自身、これほどの規模の花火というのは見たことがありませんし、それに加えて噴射される火炎と、巻き上がる白煙と黒煙の凄まじさは、まるで爆破テロや戦争のようでもありました。

 当然、曲のエンディングでは花火と火炎は更に激化し、曲が終わった直後の爆裂は、ステージにも火が付いて吹き飛んだかとも思わせるほどでした。

 

 今回の有料ストリーミング・ライブはドバイ時間での年明けカウントダウンとなりましたので、他の国ではそれぞれ時差も生じます。例えばドバイの年越し時はニューヨークではまだ31日の午後3時となりますが、今回はそれぞれの国・エリアの年越し時間に合わせたストリーミング視聴設定ができるというのも嬉しいオプションでした。

 鑑賞料は約40ドルから約1000ドル。ストリーミング視聴者は約25万人を見込んでいたそうです。私はもちろん40ドルの最安値料金でストリーミング鑑賞しましたが、それでもこれだけの内容とサービスで40ドルならば、ストリーミングであっても安いと私は感じました。

 

 もちろん今回のイベント自体、そして金の使い方にはすぐに批判も出てきました。この悲惨なパンデミックの状況下、あまりに多くの人々が命を失い、経済的危機に瀕している中で、これだけの金があればもっと多くの人々を救えるはず、というのが批判の中心を成していました。

 確かにそれはその通りですし、不遜・不埒であるという意見も否定はできません。しかし、それを言うならば州や市、そして国民・市民に対して充分で適切な援助と情報提供を怠ったトランプ政権は断罪ものと言えますし、所謂「GAFA」と呼ばれるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンのビッグ4を始めとする巨大テック産業や金融業などの億万長者達の資産は、このパンデミックで更に激増しているわけですし、KISSの数百万ドル程度とは比較になりません。

 それよりも、この鬱積・消沈しきった状況を吹っ飛ばそうというシンプルな思いや、この最悪で悲惨な2020年にサヨナラしてケリを付け、明るく希望のある新年を取り戻そうというポジティヴな意気込みを強烈に後押しするという気持ち、そして、未だ先の見えない絶望的状況にある音楽界に何か大きな光を当てなければという思い。そうしたポジティヴな面を評価・尊重すべき、と私自身は感じています。

 

 KISSのポール・スタンレーは、音楽ライヴ・パフォーマンスが完全に停滞し、ストリーミングのみが唯一の方法となり始めた頃から「絶対にKISSは小規模なことはやらない」と断言していましたが、今回は正にそのことを証明したと言えます。

 これは単なる年明けの乱痴気パーティではなく、危機に瀕している音楽業界に対する希望の大きな象徴的イベントとして、「音楽業界に希望をもたらすために、最悪だった2020年を希望を持って終えるために、俺達はこれをやってのける必要があるんだ」とまで言っていました。

 そんなポールの言葉は説得力もあると思いますので、以下に抜粋してご紹介したいと思います。

 「2020年は一部の人にとっては不便程度だったかもしれない。でもそれ以外のほとんどの人達にとっては完全な荒廃だったんだ。俺たちはそんな状況にケリを入れなきゃならない。(KISSのメンバー達が常にステージで着用している)8インチのヒールでね。」

 「ここにいる俺達はみんな2020年を耐え抜き、生き残った。痛手を受けなかった人なんて誰一人いやしない。経済、健康、そして命..。俺達全てが苦しみ、苦しめられた。そして、その2020年が終わりを迎える。トンネルの向こうには光が見え始めたが、まだまだ油断は禁物だ。でも、俺達はまずはこの2020年を乗り越えた。だから俺達はそれを祝ってもいいだろう」

 「これはワールドワイドのパーティなんかじゃない。これは俺達にとって、スポーツではなく楽器を手にした音楽によるオリンピックみたいなものなのさ」

 

 今回のプロダクションの全ては映像に収録されているとのことで、今年5月にはドキュメンタリー作品としても公開予定であるそうです。ただし、それは映像配信とドライブイン・シアターのみである可能性はまだ高いと言えます。

【STEP INFO】ゆく年2〇2〇

例年より少し暖かい気がしますが、早いもので12月がきてしまいました。
ですが、ここから一変して本格的に厳しい冬に突入する予報のようですね。
気温差の激しい日が続いたり、また大変なご時世ですが、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

東京オリンピックの開催で盛り上がりが予想され、区切りも語感も素敵な2020年のはずでしたが、新型コロナウイルスのおかげで一変、世界中が混乱するという怒涛の1年になってしまいとても残念です。

休日はステイホーム推奨だったり人とのコミュニケーションはオンライン化など、慣れない新しい暮らし方も一気に広がり、右往左往しながらも受け入れつつあります。

外出自粛のために一人で過ごす時間が多くなった今、何か新しいことを始めてみようかとぼんやり考えていたら、2020も終わろうとしているから驚きです…特に今年は月日が経つのが早いと感じました。
来年こそ時間を無駄にせず興味の幅を広げて色々挑戦していきたいです!

まだ収まりそうもない2020年の問題ですが、来年2021年に少しでも収まってくれるのを願うばかりです。

(宮道)

【Shop in Tanimachi】にくまるや

今回ご紹介させていただくお店は、谷町四丁目駅から一駅西側の堺筋本町駅すぐ
「にくまるや」さんです。

ランチにお肉を求めて約20分、スタッフと一緒に歩いて行きました。
看板が食欲をそそります!

 

店内はコロナ対策がきちんとされていて、テーブルとテーブルの間にビニールシートが設置されています。

 

ランチメニューは丼ぶりと定食の2種類。
どちらもお肉の量とタレが6種類から選べます。
丼ぶりはご飯の量も選べ、定食はご飯お替り自由なのがうれしいです!

 

一緒に行ったスタッフは4種類のホルモン丼(肉100g ライス300g ピリ辛ダレ)750円を注文。

 

私は牛バラ定食(肉150g  焼肉醤油ダレ)650円を注文しました。


タレは甘すぎず辛すぎず絶妙で、お箸が進みます。
量もちょうどいい感じで、最後まで味に飽きることなくいただくことができました。
一緒に行ったスタッフもご満悦のようです。

 

 

次回行く日は29日に決定!

 

帰り途中にこの界隈で有名な「ゼー六」のアイスクリーム屋さんがあったので、もなかアイスを谷町のスタッフ分買って帰りました。
このアイスもここにしかない味で本当においしいです ♪


 

カロリーがちょっと気になるところですが、40分歩いたからきっと消費されているハズですよね。

 

『にくまるや 本店』

住所:大阪市中央区南本町2−1−1 B1

TEL:06-6261-2908

営業時間:月〜金 11:30〜14:30 17:00〜26:00

     土日祝 11:30〜14:30 17:00〜22:30

 定休日:不定休(平日は毎日営業)

 テイクアウト可

 

(ハルキ)

 

【MUSIC】YONA YONA WEEKENDERS

お久しぶりです、メディアコミュニケーション部の大和です。
前回私がこのコラムを担当させていただいたのが3月。
まさかまさかの2020年になりましたが、この状況だからこそ学ぶことも多く、
新しいものを吸収しながらも、変化に飲まれ過ぎないようにと、手洗いを続ける毎日です。

さて、相変わらず空前のラジオブーム中の私。
radikoのエリアフリーで、気になる音楽やニュース、カルチャーネタを摂取していますが、
今年5月に出会って以来、とてもお気に入りなのが
東京を拠点に活動する「YONA YONA WEEKENDERS」というバンドです。

♪遊泳 / YONA YONA WEEKENDERS

「ツマミになるグッド・ミュージック」を奏でる4人組シティポップバンド。
平日はお仕事をされつつ、週末に音楽活動をしていることが名前の由来とのこと。
ある日ラジオから流れてきた「遊泳」という曲が、その日の天気と相まってとても心地よく、
ボーカル磯野くんの声も、ディス・イズ・いい声。
「だれだこれは」とすぐにメモを取り、検索しました。便利な時代です。

そんな「遊泳」も収録されている、5曲入りのEP『街を泳いで』も最高で、
朝の出勤やテレワークのBGM、休日や夜のドライブにもぴったり。
発売は6月でしたが、冬の寒さにもよく似合う作品です。
なにより、自分のように「ラジオを通して彼らの音楽を知る人がいたら嬉しいな」と
思わせてくれる1枚でした。

♪SUNRISE / YONA YONA WEEKENDERS

そして11月には新曲「君とdrive」もリリース!MVも公開されていますので、ぜひご覧ください。
自動車メーカーのCMにも使用されているという事で、これからの展開にも要注目です。

♪君とdrive / YONA YONA WEEKENDERS

■YONA YONA WEEKENDERS HP https://www.yonayonaweekenders.com/

先月、これまで手を出してこなかった
音楽サブスクリプションサービスに、ついに加入してしまいました。
しかし、気に入った音源を見つけたら、是が非でもパッケージが欲しくなってしまう性格。
レコードプレイヤー購入の夢も、膨らみ続ける今日この頃です。
さてさて、どうなりますやら。

(大和)

【I Love NY】月刊紐育音楽通信 December 2020

(本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています)

Sam Kawa(サム・カワ) 1980年代より自分自身の音楽活動と共に、音楽教則ソフトの企画・制作、音楽アーティストのマネージメント、音楽&映像プロダクションの企画・制作並びにコーディネーション、音楽分野の連載コラムやインタビュー記事の執筆などに携わる。 2008年からはゴスペル教会のチャーチ・ミュージシャン(サックス)/音楽監督も務めると共に、メタル・ベーシストとしても活動中。 最も敬愛する音楽はJ.S.バッハ。ヴィーガンであり動物愛護運動活動家でもある。

               

 

 大統領選挙から4日後の11月7日土曜日、自宅でラップトップを睨みながら選挙結果を追っていた正午前、ついにバイデン当確が出ると同時に、外から歓声が聞こえてきました。通りに出てみると、周囲のアパートの窓から身を乗り出し、手を振り、拳を振り回し、歓喜の叫びをあげている人達が何人も見られ、道行く人達もそれに応えています。私も思わず通りのど真ん中で両手の拳を上げて絶叫しました!

 本当に長かった4年間。これほどのストレス、落ち込み、プレッシャー、悲しみ、怒りを味あわされるとは思ってもいませんでしたし、長年に渡るアメリカ生活の中で初めて、面と向かって人種差別の罵倒を浴びる(白人のトランプ・サポーターから)というとどめの一撃まで食らいました。

 正直、あと4年もこうした状況の中でこの国に暮らすことはできないと思っていましたし、トランプが再選したらこの国から出ざるを得ないということも覚悟していましたので、この喜びと安堵感・開放感は何物にも代えられないほどでした。

 もちろんこれで全てが変わるわけではありません。トランプは選挙に負けたとは言え、まだまだあれだけの数の人間達が彼を支持して投票したわけですし、この国の対立・分裂状況は何も変わりません。そして何よりもパンデミック状況と経済状況は悪化する一方なわけです。

 ですが、先の全く見えない暗闇状態に僅かな光が見えてきたことは間違いありません。トランプを引きずり下ろせた喜びで集まって大騒ぎして湧き上がる各地の映像はご覧になっている人も多いと思いますが、私自身は相変わらずマスクはしていても対人間の距離を保てないような人の集まりには近づかず、その土日はパートナーと二人だけでパーティをして盛り上がりました。

 思えばオバマ大統領当確の時も大騒ぎでした。正直言ってあんなにも早く非白人の大統領が誕生するなど夢にも思っていませんでしたし、翌年1月の就任式の時は仕事で車を運転しながらラジオで聞いていて思わず涙が出てきました。

 しかし、今回の大喜び・大騒ぎは全く質が異なります。前述のように例えようの無い安堵感と開放感はありますが、今回の勝利によって逆にトランプと彼のサポーター達の反撃・攻撃、そして対立・分裂は一層激化するだろうという不安感と緊張感が入り交じった、実に複雑な心境であると言えます。

 しかも、トランプは選挙は不正であったと主張して敗北を認めず、アメリカの選挙システム、ひいてはアメリカの民主主義まで非難・口撃してくるのですから、これほど後味の悪い選挙というのは無いと言えます。

 よって、一般市民レベルでの喜びは絶大であっても、音楽業界含め各業界の反応は思った以上に静かであり、まだ状況を見守るしかないというのが正直なところであると言えます。何しろ、このパンデミックと経済を何とかしないことには、誰が大統領になろうとこの国には未来は無いのですから。

 

 

トピック1:パンデミックに耐えるに十分な金を持っている音楽企業は?

 

 この経済的危機の中で、特に音楽業界を始めとするエンタメ業界の状況は本当に深刻です。誰もが業界全体の復活を祈り、待ち望んでいますし、それは時間が経てば実現するであろうことは誰もが信じています。ですが、問題はそれがいつやってくるのかということです。

 それを考える上でカギとなるのは、復活の時まで持ちこたえるためのキャッシュ・フローとオープン・クレジット(支払額が変動していくものに関するクレジット)、また

いわゆる「流動資産」をどの程度持っているかである、という記事があったので以下にご紹介しましょう。

 

 キャッシュとオープン・クレジットと流動資産。この3つのポイントから考えると、やはり既に上場している大企業は比較的良い状態にあると言えます。

 例えばSpotifyは3月のパンデミック以降、レコーディングされた音源に依存するビジネスは順調に推移しており、同社のCFOであるポール・ヴォーゲルは「2020年はフリー・キャッシュ・フローがプラスになると予測されている」とまで言っているそうです。

 

 つまり、こうした企業では現金が不足するという深刻な危険にさらされることがなく、現状において考えられる最悪のシナリオとしては、社会経済がより悪化した条件の中で、より多くの資金を調達する羽目に陥るということくらいであるそうです。

 その場合企業は、より高額の利子の支払いをすることになるか、投資家に株式または経営権・支配権を与えることを意味してきます。

 これは結果的に節度ある資本主義が崩壊していくことにも繋がるわけで、生き残れる企業・業種は更に限られてくるという極めて不安定な社会となり、経済的破綻・破産状況は一層深刻となるわけですから、アメリカという国がそこまでの状態に陥ることを放置することはまずないと誰もが考えています。

 

 一方、音楽業界の中で最も大きな打撃を受けているのは、やはり興業系ビジネスとなります。例えば興行界の最大手であるライブ・ネイションは、5月に12億ドルの負債を売却して、9月末時点で19億ドルの流動資産をもたらしたとされています。

 今もコンサート会場などはどこも空っぽの状態のままですが、それでも同社では現在、運用・運営コストとして月1億1,000万ドルを費やしているとされています。

 

 こうした状況は2021年半ばまで大幅に変わる可能性は無いと言われていますが、再び正常にチケット販売が行われる前に、企業はより多くの金を取り入れる必要が出てきます。

 ライヴ・ネイションの社長ジョー・バーチトールドは 「我々は現在の状況を乗り越えるための必要な流動資産があると確信しています」と言っていますが、それは今後パンデミックがいつまで続くか次第です。

 例えばこのまま来年9月末まで同様な状況が続いた場合、同社では更に10億ドルを費やすことになるだろうとも予想されています。

 

 ニューヨークのアリーナ会場の象徴でもあるマディソン・スクエア・ガーデンを運営するMSGエンターテインメントも同じ問題に直面していますが、こちらの場合は資金を費やすスピードはライヴ・ネイションよりも遙かに遅いとのことで、先日11月に同社が追加の流動資産のために借り入れたローン金額は65万ドルであったとのことです。

 

 興業、つまりライヴ・ビジネス以外で最も厳しい状況にある音楽業界企業の一つは、パンデミックに見舞われた広告市場の危機にもろに直面してしまっている大手ラジオ局であるとのことで、中でもiHeartMediaは非常に深刻な状況であると言われています。

 最近債務を再編した同社は、8億7900万ドルの流動資産とプラスのフリー・キャッシュ・フローを持っているとされますが、直近の四半期ベースで見ると、前年同期の1億5150万ドルから1430万ドルへと大幅に減少しています。つまり、同社も今後1年間で十億ドル単位が費やされていくことを想定しての流動資産確保が必須になってくると考えられています。

 

 

トピック2:パンデミックによって沈黙するジャズ・クラブ

 

 ニューヨークではブルーノートが限定的に店舗内でのライヴ鑑賞を再オープンして話題になっていますが、これはやはりまだまだ珍しいケースであると言えます。

 このままではニューヨークのジャズ・シーンは死滅しかねない。そんな危惧を誰もが抱きながらクラブ経営の動向を見守っていると言えますが、そうした中、ついにニューヨークを代表する看板ジャズ・クラブの一つが閉店をアナウンスしてしまいました。

 その衝撃度は非常に大きく、様々なメディアで取り上げられていますが、以下にその記事の一つをご紹介したいと思います。

 

 ニューヨークのジャズ・シーンは今週、マンハッタンの東27丁目にある有名なクラブであるジャズ・スタンダードがパンデミックのために閉店すると発表したことによって大きな衝撃を受けました。

 1997年にオープンし、その後ダニー・マイヤーによるBBQレストランBlue Smoke Flatironの一部として地下にある130席のこのジャズ・クラブは、今回のパンデミックによって閉鎖を余儀なくされたニューヨーク初のメジャーなジャズ・クラブと言えます。

 これは当然のことながらクラブが何ヶ月にも渡ってビジネスの機会を失ってしまった結果なわけですが、 ニューヨーク市内の音楽ヴェニュー(音楽会場)はどこも、わずかな収入または政府の救済によって、ほぼ9か月間閉鎖されたまま宙ぶらりんの状態であると言います。

 ジャズ・クラブとレストランを所有するユニオン・スクエア・ホスピタリティ・グループは12月2日水曜日の声明で、「私たちはさまざまな結果に到達するためにあらゆる道を模索してきましたが、パンデミックによる収益のない月、そして長期にわたる家賃交渉が行き詰まってしまったため、Blue Smoke Flatironとジャズ・スタンダードを閉鎖せざるを得ないという残念な結論に達しました。」と述べました。

 これに続いて今週、ロウワー・イーストサイドにある新進のロック・バンドが集結する人気クラブArlene’s Groceryが、何らかの援助が無ければ来年2月1日に閉店することをアナウンスしましたが、こちらはクラウド・ファンディングのGoFundMeによって、数日間で2万5千ドルを集めることができたとのことです。

 

 ニューヨークに限らず、アメリカ全土のミュージック・ヴェニューにとってパンデミックは、あまりに過酷なものであると言えます。

 いくつかの例外を除いて、彼らはショーを行うことができませんし、レストランやバーとは異なり、ほとんどの州政府の再開計画では全くと言って良いほど考慮されていません。

 連邦法案として提出された「Heroes Act」は、音楽ヴェニューやその他のライヴ音楽事業に100億ドルの救済を割り当てていましたが、政府の救済に関する大規模な協議が与野党内、また同じ党内でも分裂しているため、この法案はこの秋の議会において行き詰まったままとなっています。

 「ニューヨーク独立系ヴェニュー協会」による最近の調査によると、そのメンバーの68人がパンデミックの結果として2000万ドルの借金を抱えており、毎月500万ドル以上の救済が必要になっているとのことです。

 

 「ニューヨークのすべての独立したヴェニューは、既に現時点において倒れる危険性にさらされています」と、同協会の共同議長であるジェン・ライオンズは調査結果を発表する中で悲痛な声明を述べ伝えました。

 「誰も私たちを助けてくれていません。連邦政府は交渉のテーブルにさえ着いていません。州も同様です。何十年もの間、コミュニティにおける中小企業であリ続ける私達には助けが必要です、それなのに、まだ誰も私達を助けようとはしてくれません」

 

 一時休業の後、18年前に再開して以来、ジャズ・スタンダードはジャズファンや観光客、そしてグルメの人達の間でも人気があり、著名なジャズ・アーティスト達のレギュラー出演や、ミンガス・ビッグバンドによる毎週月曜日のショーといった人気の高い定期的なプログラムがありました。

 グラミー賞を受賞したジャズ作曲家のマリア・シュナイダーは、毎年感謝祭の週末に彼女の最新作を紹介する毎年恒例のシリーズを開催していましたが、今年はオンラインによって行われました。しかし、それも今年が最後となってしまいました。

 今回のパンデミックによるシャットダウンは、ニューヨークなどの主要都市におけるライヴ・パフォーマンス会場のネットワークに依存しているジャズにとって、特に困難なものであると言えます。

 去る8月には、ワシントンDCのUストリートにある、DC最後の本格的なジャズ・クラブとも言えるTwins Jazzが閉店したことも厳しい現実を物語っています。

 

 ジャズ・クラブは他の多くの音楽ヴェニューと同様、パンデミックの中で生き残る方法を見つけるのに四苦八苦しており、ライヴ・ストリームに目を向け、フード・サービスにも焦点を合わせています。

 また、フード・サービスを中心としつつ、音楽パフォーマンスを二次的で“偶発的な”な形でライヴ・ミュージックを提供しているところもあります。ちなみにこれは、レストランやバーが顧客が食事をするときに音楽を提供できるようにする、ニューヨーク州酒類局の規則に準拠したものなので違法行為ではありません。

 

 パンデミックの襲来以来閉鎖されてきたジャズ・スタンダードは、ニュージャージー州のパフォーミング・アーツ・センターと連携して提示するFacebookライブ・シリーズのようなヴァーチャル・パフォーマンスを提供し続けるともアナウンスしました。

 ただ、クラブが再開する可能性があることはについては否定せず、「私達は今もニューヨーク市での店舗展開の選択肢を模索することに専念しています」と、クラブの芸術監督であるセス・アブラムソンは述べています。

 「私達は、“ジャズ・スタンダードの次のページを書く”ということを楽しみにしています。なので、これお別れではありません。」

 

 

 このように、国も州も動かないというあまりに無責任な対応によって極めて過酷な状況の中にあるライヴ音楽業界ですが、そうした中でテキサス州オースチンが希望のある取り組みに乗り出しています。

 オースティン市は既にこの夏の間、30以上のヴェニューに80万ドルの助成金を提供しましたが、それでもライヴ音楽ヴェニューは、COVID関連の閉鎖の中でまだ苦労していると言えます。

 

 そうした中、オースティン市議会はこの木曜日(12月3日)に、「Save Austin」という救済プログラムの「Vital Economic Sectors(SAVES)」という決議の下で、大きな被害を被っている企業のために、合計1,000万ドルを確保する2つの助成プログラム(「Live Music Preservation Fund」と「Austin Legacy Business Relief Grant」)のガイドラインを承認しました。

 

 この新たな2つの助成プログラムにより、企業は閉鎖のリスクがあることを証明できれば、最大2万ドルの助成金を申請できます。

 また、6か月間、または上限が14万ドルに達するまで、毎月最大4万ドルの助成金を申請することもできます。

 ちなみに、「Austin Legacy Business Relief Grant」に関しては、オースティン市域内で20年間運営されているという条件が付きますが、劇場やギャラリー、バー、レストラン、ライヴ音楽ヴェニューなどといったクリエイティブなスペースがほぼ全て含まれています。

 但し、こちらのプログラムを受けると、もう一方のプログラムは受けることができません。

 

 市議会はまた、オースティンにおいて“象徴的”とみなされる企業に対して、同市のホテル占有税徴収による収入をより多く投入するための措置を承認しました。

 テキサス州の税法により、各都市はその税収の17%を引き出し、観光を促進する事業に充て、一部は州に還元することができるようになっています。

 昨年8月、オースティン市の評議会メンバーは、ホテル滞在に対するオースティンの税率(ホテル占有税)を引き上げることを決定し、ライヴ音楽保存基金を通じて会場を支援するためにそのお金の一部を確保する計画を承認しました。

 同市は更に、文化芸術や歴史的保存プロジェクトを支援するためにも、その税収の一部を確保しています。

 

 また、同市は商業ビルの経営者達、つまり商業ビルの大家達に企業の家賃を下げるよう奨励するプログラムも承認しました。

 現在、商業ビルにおける家賃滞納による立ち退き規定は、今年の12月末日まで延長されていますが、更に延長すべく検討・対応中とのことです。

 

 上記のSAVESは去る10月に決議通過し、ガイドラインも整ったので、同市は2月までにプログラムを開始することを期待していますが、それでも連邦政府による救済の見通しが全く不透明であることから、オースティンの有名なライヴ音楽コミュニティ内のヴェニュー、ミュージシャン、その他の人々は一日も早い実施を待ち望んでいます。

 同市の経済開発局が詳細を明らかにしたことは大きく評価できますが、やはり2つの助成プログラムの全体的なタイムラインを一層明確にして迅速に施行することが急務であると言えるでしょう。

 

 以前、本ニュースレターでも紹介しましたが、オースティンというところはアメリカ音楽文化の中でも特別な存在のミュージック・シティとして注目されリスペクトされ続けており、間違いなくアメリカ音楽文化におけるメッカの一つであり、非常に重要な拠点の一つであると言えます。

 そんなオースティンが地元の音楽コミュニティや音楽ビジネスに理解ある対応策を講じ始めたことは、「さすがオースティン」、「やはりオースティン」という感もあり、今後他都市においても、今回のオースティンの措置が一つの指針となっていけばと期待するばかりです。

【STEP INFO】Go To 沖縄!

秋も深まり、本格的な冬が到来するしようとしている東京です。
とても個人的な話なんですが、沖縄支社に4年いたおかげで冬服が見事になくなりました。
この度東京支社に異動になったので、大至急冬服を買わないと本当に凍えてしまいます。

今回沖縄はどんな風に季節が変わっていくのか?少しお話したいと思います。

簡単に言うと、4月から夏 、5月梅雨 、6月から10月まで真夏、 11月から12月もまだ夏 、1月から3月中旬までは春。
と言う具合に季節は進むのです。(かしはら基準)

一年を通してほとんどが夏の沖縄なので、ハイシーズンに沖縄に行くよりは、時期を外して旅行するほうが価格も安く、混雑もなく遊ぶことができ、より深く沖縄を楽しんでいただけるのではないか、と思います。

新型コロナがまだまだ収まりませんが、沖縄はしばらくあったかいです。
感染対策をキチンとしてまだまだシーズンの沖縄楽しんで下さい。
オススメスポットはSTEP かしはらまで。

それでは今月のメルマガスタートです!

(かしはら)

【Shop in Azabu】新香飯店

今回麻布のお勧めランチとして紹介するのは

こちらの中華になります!

その名も新香飯店です。

出入口が奥まっていて少し入りにくい感じもするのですが、

中は広く、15名程度は入れる空間になっております。

 

ランチメニューはコチラ。

ちょっとわかりにくいですが、700円-900円の金額設定でお財布にも優しいです。

本日はBセットの「ラーメン半チャーハンセット」を大盛で注文しました。

 

こちらが大盛ラーメン!

余計な物が入っていないシンプルな旨味と

少し濃い目のスープが何とも病みつきになります。

写真だとわかりにくいのですが、麺は大盛にしたので中々のボリューム感です。

 

そして半チャーハンはコチラ!

パラパラ系ではなく、しっとりめの仕上がりで、家庭で作る炒飯のような懐かしい気持ちになる独特の味わいでした。

 

全部完食すると満腹です!

麻布十番でお得に満腹になりたいー!という方には是非お勧めですね。

 

一緒に行った同僚は担々麺を頼んでいました。

こちらもボリューム満点!ゴマだれが濃厚でおいしそうでした。

ちなみにセットメニュー以外もかなり種類が豊富です!

麺類だけでもこんなに種類が!!

定食やチャーハンはこんな感じです。

 

「口は中華だが、何を食べたいのか思いつかない…」という時には是非行ってみてください。

麻布十番駅1番出口から徒歩2分(弊社からは徒歩5分程度)です。

 

以上、今月のお勧め紹介でした!

(すずき)

 

■新香飯店
 住所:東京都港区麻布十番3-7-13
 電話番号:03-3452-8051
 定休日:日曜日
 営業時間:11:00~22:00
 ※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

【MUSIC】山本精一、Sawa Angstrom

メディアコミュニケーション部 杉本です。

ラジオ制作チームが拠点とする京都は、秋の観光シーズンを迎えています。
京都で観光客が訪れる老舗喫茶店と言えば「イノダコーヒ」。
そして「イノダコーヒ」と言えば高田渡さんの「コーヒーブルース」。

こちらは渡さんの息子・高田漣さんと中村まりさんが
京都の老舗ライブハウス拾得にて歌唱した音源です。

さて今年の秋は京都周辺のミュージシャン・バンドによる
話題の新譜も多数、ということで幾つかご紹介したいと思います。

まずお一人目は「山本精一」さん。

ボアダムス、ROVO、羅針盤、想い出波止場、PARA、MOSTなど
30年以上のキャリアで数多くのバンドを手がけ、
日本のオルタナティブ・シーンの最重要人物のひとり。

ギタリストとして、コンポーザーとして幅広い活動を行い、
国内外のミュージシャンとのコラボレーション、さらには映画音楽にいたるまで、
多彩な音楽フィールドで活動を展開する関西のカリスマ的存在です。

今年3月には自身が店長を務める大阪の老舗ライブハウス「難波ベアーズ」で
コロナ調伏撲滅祈念「無観客無配信」ライブを開催し、
WEBメディアなどでも取り上げられましたが…。

11月18日に約5年ぶりの“うた”にフォーカスしたアルバム『selfy』がリリースされます。
うたにフォーカス、という書き方をしましたが、
実は7月にはインストアルバム『CAFE BRAIN』をリリースされています。

現在『selfy』から2曲が先行配信されていますが、その2曲が本当に素晴らしい!
しなやかさと強さ、凛とした佇まい。音の波に意識を委ねていると、
ずっと奥の方まで潜り込んでいくような感覚すらします。(寝落ちではありません)

「フレア」のミュージックビデオには、
京都・大阪を拠点に活動する女性シンガーソングライター「児玉真吏奈」さんが出演。
アンビエント、エレクトロニカの要素を軸に、エアリーなウイスパーボイスで
独特な世界観を持つアーティストです。

そして児玉さんは現在「Sawa Angstrom(サワ・オングストローム)」という
エレクトロニック・ミュージック・ユニットでも活動中。
ちなみにメンバーの一人、浜田淳さんは先述の山本精一さんの「フレア」の
ミュージックビデオの監督を務めており、
もう一人のメンバー吉岡哲志さんは、もう1曲の先行配信曲「windmill」の
リズムトラックを手がけています。

そんな「Sawa Angstrom」、
2017年に結成以降、ヨーロッパ・台湾・オーストラリアなどでもツアーを行っており、
今年は海外のオンラインフェスに出演するほか、
ゲーミングPC GALLERIA(ガレリア)のCMソングを担当するなど、
彼らもまた幅広い活動を行っています。

そして9月から毎月配信シングルをリリースしています。
第1弾作品「CIRCLE」はゲストにヒップホップMCの野崎りこんさんを迎えているのですが、
サブスクリプションサービスの公式プレイリストにも収録され、話題に。

10月配信の「BOOKS」は、図書館の中だけで過ごした少女が
初めて外の世界に飛び出す体験を通して、虚構と現実を表現した一曲とのこと。
浮遊感もありつつ、繰り返される躍動的なビートに思わず身体を揺らしたくなります。

 

そろそろ11月の新曲も公開されるはず…とのことで。
ぜひチェックしてみてください!

カバーソングもおススメです。こちらも併せてご覧ください。
昨年公開の「恋人がサンタクロース」

今年公開の「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」

山本精一 日本語版ホームページ
Sawa Angstrom ホームページ

(杉本)

【I Love NY】月刊紐育音楽通信 November 2020

(本記事は弊社のニューヨーク支社のSam Kawaより本場の情報をお届けしています)

Sam Kawa(サム・カワ) 1980年代より自分自身の音楽活動と共に、音楽教則ソフトの企画・制作、音楽アーティストのマネージメント、音楽&映像プロダクションの企画・制作並びにコーディネーション、音楽分野の連載コラムやインタビュー記事の執筆などに携わる。 2008年からはゴスペル教会のチャーチ・ミュージシャン(サックス)/音楽監督も務めると共に、メタル・ベーシストとしても活動中。 最も敬愛する音楽はJ.S.バッハ。ヴィーガンであり動物愛護運動活動家でもある。

               

 

アメリカは再び感染者数・入院者数・死者数が急増し、これから冬にかけて最悪の事態を迎えると言われていますが、そうした中でも経済はパンデミックで落ち込んだ分を3分の2ほど戻したと言われています。

 先日、アメリカ経済の第三四半期、いわゆるQ3のレポートが発表されましたが、GDP(国内総生産)は何と33.1%という記録的な年率で成長したことが明らかになりました。

 設備投資は70.1%、事業投資は年率20.3%、住宅投資は59.3%と、いずれも急増しています。

 しかし、失業率は7.9%。これは、パンデミックによって落ちきった14.7%からは大幅に戻してはいますが、それでも歴史的に高い水準にあります。

 失業手当を求める人数もわずかに減少して751,000人とのことで、これは3月以来最も少ない申請数だそうですが、歴史的に見ればそのレベルはやはり高い状態です。

 雇用も3ヶ月連続で減速し、パンデミックで失われた約2200万人の雇用は、まだ半数ほどしか回復していないとのことです。

 つまり、パンデミックが依然として多くの雇用者に仕事の削減を強いていることを示しているわけですが、このGDPとの開きは一体何なのでしょう。

 

 NASDAQは史上空前の高値を維持し、金融業界や不動産業界などは潤っても、トランプ・サポーター達も含めた中流クラス以下の生活は悪化する一方です。

 ここに、アメリカの資本主義の構造、そしてトランプの真のサポーターは誰なのかという答えがあると言えます。

 MAGAの帽子やTシャツを身に着けて熱心にトランプをサポートしている人々は本当に気の毒です。トランプにとって彼等は真のサポーターではなく、単に票集めのため、そして運動を盛り上げるための駒でしかありませんが、彼等は未だ現実の状況が好転しなくても“手に届かない美味しそうな餌”に集まっています。

 では、本当の“美味しい餌”を得ているのは誰なのでしょうか。それが上記の数字を裏付ける富裕層・大企業であることは言わずもがなです。

 

 ニューヨーク州北部のウッドストックに移り住んだ娘に聞けば、これまで安さが魅力であった同地の土地物件が、パンデミック以降ニューヨーク市内のユダヤ系土地ブローカーや超富裕層達に次々と買い占められ、空前の高値を記録しているとのことです。

 また、ニューヨーク市のクイーンズやブルックリンのある細長い島ロング・アイランドの東端となり、白人富裕層の住むハンプトンやワイナリー・エリアでは、トランプによる富裕層や優良大企業に対する大幅減税や助成金といった支援救済措置によって、経済は落ちるどころか更に潤っている、と地元に住む長年の友人は語っていました。

 この友人本人は反トランプですが、彼の会社(ユダヤ系)は熱心にトランプをサポートしており、パンデミックがどうであろうが、トランプがいくら非難されようが、白人富裕層や優良大企業のトランプに対する支持は絶大ですので、「メディアの報道や世論調査がどうあれ、トランプが負けることは無いと思う」とまで言っていました。

 さて、泣いても笑って、その結果がもうすぐわかります。アメリカはどこに向かうでしょうか。

 

トピック:パンデミック下でのライヴ・エンジョイ法

 

 日本のクラブ/ライヴ・ハウスなどでは、人数制限しての部分的な演奏使用が行われており、ホールも徐々に演奏使用の受入れを再開し始め、スタジアムでは50%・80%と実験的に集客数を増やしながら再開に向けて進んでいる、などと聞きますが、ウイルス対策に完全失敗(というか現状無視・対応無視)したアメリカは、そのツケを目一杯に払わされていると言えます。

 

 ほとんどのミュージシャン達は今もストリーミング・ライヴや限られた野外イベントなどで僅かな収入を得つつも、基本的には失業保険による給付金に頼らざるを得ません。

 私もゴスペル・チャーチでのチャーチ・ミュージシャン仕事は、ほとんどのチャーチが今もリモート状態ですので、仕事自体がありませんし、かろうじて仕事を得ているオルガン・プレイヤーなども仕事数や収入は激減しています。

 

 以前少しお話したと思いますが、ドラマーである私の娘も、ウッドストックに拠点を移して以来、ストリーミング・ライヴと限られた野外イベントを演奏活動を続けていましたが、やはり生活のためには別の方法を取らねばならず、今は幸運にもウッドストックのレコーディング・スタジオでアシスタント・エンジニアの職を得て、ミュージシャンとの両立生活を続けています。

 

 状況としては、ストリーミングがライヴの主流である状態が続いているわけですが、おかげで私もパンデミック以降、いろいろなストリーミング・ライヴを観てきましたし、大物アーティストによる有料ストリーミング・ライヴにも大分慣れて、新しいライヴ鑑賞感覚を養えるようになってきたとも言えます。

 

 とは言え、ストリーミング・ライヴであっても、ライヴ・パフォーマンス自体は今も厳しい制限・規制の中にありますので、やはりソロが中心で、対人距離を充分に確保した少人数のバンドやアンサンブルなどといった形になってきます。

 

 巷では「ソロ・パフォーマンスは飽きた」という声も聞かれ始めていますが、それでも普段はバンド単位で動いている有名ミュージシャンによるソロ演奏というのは、機会としてもレアであり、逆に付加価値がついて、見応えがあるものもいくつかあります。

 例えば先日はピアノのブルース・ホーンズビーの有料ストリーミング・ソロ・ライヴを観ましたが、彼の場合は元々ソロ・パフォーマンスも高く評価されてツアーも行っていました。ですが、彼の場合は自分のバンド活動や他の人との共演があまりに多忙で、ソロ・パフォーマンスの機会が非常に限られていたのですが、こういう状況になると逆にソロしかなくなってくるため、ボリューム/内容共にこれまで以上のライヴに接することができました。

 

 ジャズやカントリーは、基本的に編成や動きもこじんまりしていますし、ストリーミング・ライヴといってもライヴDVDや番組を観ているような感じで、それほどの目新しさや臨場感は無いと言えますが、意外と楽しめたのがメタルでした。

 私の大のお気に入りであるLamb of Godを始め、ここ最近はいくつかのメタル・ライヴも鑑賞しましたが、メタルはやはりバンド形態ですからソロというわけにはいきません。

 そのため、基本的にはバンド・メンバー達はクラブ内で距離を取って演奏するパターンが多いのですが、カメラとライティングを贅沢に使って演奏を捉えているものが多いので、これまでのライヴDVDよりも、距離感がグッと縮まり、もっと身近で演奏している感覚を味わうことができるものがかなりありました。

 

 この点はやはりプロダクション・サイドも、いかにモニターの前にいるファン達をノらせ、興奮させ、楽しませるかということを相当考えて対応・実践しており、そうした努力・取り組みは大きく評価すべきと感じます。

 実際に私自身も、モニターを前にソファーに座ってのメタル鑑賞なんて、などと高を括っていたのですが、ライヴが始まってしばらくすると、自分がしっかりヘッド・バンギングしていることに気づきました(笑)。さすがに1人でモッシングしても家の中を壊すだけですから、それはあり得ませんが、“新しいメタルの鑑賞法”というのもこうやってできあがっていくのかもしれません。

 

 このように有名アーティスト達も、ソロ・ライヴのみならず、それぞれに趣向を凝らした有料ストリーミング・ライヴを展開していますが、やはり大物になればなるほどコンサート自体は大型になるわけで、コンサートに携わるクルーの数も多くなります。

 ご存じのように、今の状況においてはパフォーマーであるミュージシャン/アーティストだけでなく、ライヴ/コンサートの会場において仕事に従事し、ショーの運営に携わってショーを支えるスタッフ/クルー達も仕事がほとんどありません。

 しかも彼等にはパフォーマーのようなライヴ・ストリーミングといった代替的手段やネタもありませんので、状況はもっと深刻です。

 

 そこで、ショーに依存して生計を立てているツアーや会場のクルー達に支援の手を差し伸べるために、世界最大規模のイベント・プローモーターであり、会場オペレーターであるLive Nationが設立したのが「Crew Nation」というサポート慈善組織団体・基金です。

 この団体・基金には錚々たる数の大物ミュージシャン達がサポートしており、先日はビリー・アイリッシュが愛犬と共に登場して、自らスタッフ/クルー達にインタビューしながらバックステージ・ツアーを行う映像がアップされました。

 こうした試みは、このパンデミック下で為す術もないスタッフ/クルー達を救う方法として非常に有効であり、アメリカの音楽業界の連帯感や力強さを表していると言えます。

 

 さて、話を再びパフォーマンス・サイドに戻しますが、自宅以外での鑑賞法というものも、少しずつではありますが、徐々に普及し始めていると言えます。

 これも以前お話しましたが、ドライヴイン・シアターもニューヨーク市内で増え始め、私の家の近所にも2カ所できているので、既に何度か足を運んでいます。

 

 このドライヴイン・シアターは、巨大駐車場にスクリーンをセットして、自家用車に乗ったまま映画が観れる屋外映画上映スペースですが、最近登場しているドライヴイン・シアターは、巨大スクリーンと共に特設ステージを設置して、小規模のミュージカルやコメディ・ショーなどといったライヴ・パフォーマンスにも対応しているところが増えています。

 ドライヴイン・シアターでの映画鑑賞に関しては、70年代に既にロサンゼルスで経験していた私にとっては何だか懐かしいという程度で、特に目新しさもありませんが、

ミュージカルはセットもライティングも劇場のようにはいきませんので、それが逆にパフォーマーの技量に一層フォーカスする結果となり、リハーサルを観るような感覚もあり、ものによっては逆に生々しい臨場感もあって、これはこれで楽しめるパフォーマンスであるとも感じました。

 但し、映画とは違って実際のライヴ・パフォーマンスの場合は、車をどこに駐車するか、つまり車からステージまでの距離感で印象は大きく異なることは言うまでもありません。

 

 このドライヴイン・シアターの音楽版がドライヴイン・コンサートとなるわけですが、これはまだ大物有名アーティスト達が対応するようなレベルにはなっておらず、ニューヨーク市内でもまだまだローカルなミュージシャン達が中心になっていると言えます。

 私もまだ1回しか観ていませんが、地元のミュージシャンが集まってのトリビュートものでしたし、自家用車内という点でリラックス度・プライベート感は高いのですが、やはりステージとの距離感に大きく左右されますし、臨場感という点でも、車のフロントガラス越しのステージという視覚と、カーステレオから流れる音楽という聴覚のミスマッチ感が何ともまだ慣れない感じがしました。

 

 そうした中で、オンラインのチケット販売サイトなどでは、既に大物アーティスト達のコンサート告知とチケット販売が再開しています。

 と言っても、これはパンデミックで延期・中止となったコンサートのリスケジュールということになるのですが、これは、もう来年の3月頃からのスケジュールがアナウンスされ始めています。

 ですが、現時点で来年3月や、また夏でさえも大型コンサートを行うことが可能かという保証は何もなく、よってこれらは見切り発車というか、それよりも取りあえず日程だけは組んでブッキングしておき、状況によっては再度延期またはキャンセルすれば良い、という楽観的且つ安易な対応であると言えます。

 現在のパンデミック状況にあまり現実感を持たない人達にとっては、待ちに待ったグッド・ニュースに聞こえて思わず手が伸びてしまう、というのが狙い所のようですが、

例え来年にコンサートが開催できたとしても、入場制限や設営規制などによって、どのような形態・結果となるかも全く予想できませんので、この後の混乱は必至であると危惧されます。