【MUSIC】鈴木真海子&雀斑freckles

初めまして。
約半年前に入社いたしました、ラジオ班の藤澤です。

私はふらっと出かけるのが好きで、
よく缶ビールを飲みながら海や川を眺めております。
本日は、私がそんな時によく聞いている音楽をご紹介したいと思います。

まずは、女性ラップデュオchelmicoのメンバー「鈴木真海子」さん!
chelmicoは、2014年にRachelとともに結成され、
先月8月8日にワーナーミュージック・ジャパンのレーベル
「unBORDE」からメジャーデビューを果たしました。
もちろん「chelmico」の音楽も好きなのですが、
今回オススメしたいのは、鈴木真海子さんのソロ作品です。

ほらもう、かわいい。MVには本人が出演しています。
この曲は、ソロep「deep green」に収録されており、
DJ・トラックメイカーのTOSHIKI HAYASHI(%C)さんがリミックスを手がけた一曲です。

「ずっと好きだったRIP SLYMEとレーベルメイトだ!!」と
Twitterで喜ぶ姿もかわいい22歳。
好きなものはラジオを聴くことととお笑い鑑賞らしいです。

いろんな人たちとコラボしていまして、
こちらは、星野源さんの「アイデア」にも参加しているトラックメイカーのSTUTS、
そしてTOKYO HEALTH CLUBのMC・SIKK-Oとコラボした一曲!

 

3人は以前からライブ会場で顔を合わせる機会が多く、
自然な流れで楽曲制作が始まったそうです!

湘南・江ノ島をデートしているMVなんですが、MVがアップされたのが去年の年末。
服装を見てみると、完全に冬。なのにタイトルは「summer situation」。
寒空の海辺で夏の日を回想するような…ノスタルジックな映像、曲ですね。
それがいいんですよねー。早く夏になって欲しいなと思わせてくれます。

と思ってるうちに今年も夏が終わりに近づいていますけどね。

この曲は「ALLSEASON EP.」に収録されており、
去年の12月に7インチレコードで数量限定で販売されました。
各配信サイトで展開されていますので、ぜひ。

あと先日8月24日に京都METROで行われた
「BIG ROMANTIC LIVE」シャムキャッツ×雀斑frecklesという
イベントに行ってきたのですが、
台湾のバンド・雀斑freckles(フレックルズ) がすごく良かったので
ご紹介させていただきます。

ボーカル・ギター・キーボード担当のbenben(林以樂)と、
ベース担当のウェイボー(偉博)、ボーカル・ギター担当のウェイアン(偉安)、
そしてドラム担当のツァイプー(菜圃)の4人組!
2005年に台湾の大きな音楽祭で審査員賞を受賞したのち、
ラジオのプロモーションだけで噂が噂を呼び、
当時のインディーズバンドとしては異例のセールスを記録。
にもかかわらず、2008年、バンドは突如解散を宣言することに…。

しかし、2014年。
再結成を発表し、2017年には10年ぶりとなるアルバムをリリース!
今、国内外で話題となっている台湾のシティポップバンドです!

日本語と英語と中国語を交えたMCで盛り上がりました!
「freckles」は、日本語にすると「そばかす」。
benbenさんがMCで照れながら「そばかす~~」と言っていてかわいかったです。

ライブは最高でして、お酒がすすみました。
案の定、鴨川沿いでくつろいでから帰りました。

みなさまもぜひ一度聴いてみてくださいませ。

(藤澤)

【After Word】土と風と火

9月ですね

9月はSeptember

September といえばEarth, Wind, and Fireの名曲ですね

なんですかこのビデオエフェクトは

たまりませんね

 

さて、サビで繰り返される「Ba de ya」という言葉の意味は何なのか、ずっと気になっていたので調べてみました。

 

諸説ありまして、アラブ首長国連邦のアルフジャイラという海岸線上の国にある、世界最古のモスク「バディアモスク」という説、伝説の魔法使いの託宣であるという説、メンバーの娘の名前であるという説などなど (*託宣=神が人にのり移ったり夢に現れたりして意思を告げること。)

伝説の魔法使いの託宣なんてブードゥー的な感じがしてワクワクじゃないですか

 

しかし最も有力な説は、「単なる衝動的なかけ声」というもの

 

えええええ意味とかなかったのぉ~!!!!!

気になってたのにぃ~!!!状態ですね

 

スキャットですね

ですよね

「Ba de ya」ですもんね

 

なんだか井上陽水の「少年時代」の ”風あざみ” がノリで出てきた言葉というのを知った時に似た気持ちですね。

 

Earth, Wind, and Fireのバンドリーダーであったモーリス・ホワイトは2016年に亡くなってしまいましたが、9月がやってくるたびに思い出す名曲を残してくれました。

偉大です

 

まだまだ残暑が続きますが、ディスコ気分で頑張って行きましょう!

(イマン)

【STEP INFO】西日本豪雨による災害のお見舞い

この度の西日本豪雨により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

被災地の皆様のご無事と一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

株式会社ステップ

【MUSIC】バレーボウイズ、京都界隈のあれこれ vol.2

ラジオ班杉本です。
暑い日々が過ごしますが、お元気でお過ごしでしょうか?

暑い盛りを迎えると共に、京都界隈のバンドからステキな音源が届きましたので、
ここで紹介させていただきたいと思います。
まずはこのメルマガで時々紹介させていただいております 
バレーボウイズ

ノスタルジックで歌謡ライクなメロディと歌のハーモニー、
哀愁を帯びたギターで青春の響きを“合唱”のスタイルで聴かせる、
京都精華大学の学園祭「木野祭」出演のために2015年に結成された男女混成グループ。
昨年「FUJI ROCK FESTIVAL 2017」ROOKIE A GO-GOに初出演し、
11月8日には1stアルバム「バレーボウイズ」をリリース。
以降、全国各地で精力的にライブ活動を行い、代表曲「卒業」は、
某コンビニエンスストアの店内放送でも流れ、
聴いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

そんな「バレーボウイズ」、先日7月4日にNEWアルバム『なつやすみ’18 猛暑』を発表。
バレーボウイズのアンセムとなっている「アサヤケ」や先述の「卒業」、
独特のコーラスワークがひかる「フラッシュバック」を含む計8曲入り。
胸を打つメロディ、口ずさみたくなるフレーズ、
思わず踊りたくなるようなリズム、ニヤッとしてしまう「あの」感じ。
様々な要素がぎゅっと詰め込まれた1枚となっています。

今年の夏は様々なイベント・フェスに出演。
「なつやすみ’18 猛暑」リリースワンマンツアーも決定しています。
8月19日(日) 東京・下北沢Basement Bar
8月22日(水)大阪・心斎橋LIVE HOUSE Pangea
ぜひ今年の夏も「バレーボウイズ」にご注目ください。

続いてご紹介するのは「スーパーノア

2004年結成。京都を中心に活動開始。全国各地にてライブ活動を精力的に行い、
千原兄弟のコントライブ「ラブ」に楽曲が全面的に使用されるなど、
コアな音楽ファンから支持を得つつ…何と昨年初のフルアルバム『TIME』を発表。
何ともノンビリした気質のバンドですが、息長く良質の音楽を生み出し続けています。
前作『TIME』に収録の↓2曲…。


そんな「スーパーノア」、7月8日にmini album『素晴らしい時間』を発表しました。

中性的で柔らかいボーカルに、絡み合う独特のリフ、グッドメロディーの奥に
垣間見えるオルタナティヴかつアグレッシヴな気配。一音一音にワクワクします。
今作『素晴らしい時間』は、これまで彼らが培ってきた要素はそのままに、
さらに実験的で、ポジティヴな進化を遂げた革新的な1枚となっています。
リリースツアーも決定しています。

9月28日(金)大阪・心斎橋 Pangea
10月21日(日)名古屋・鶴舞 KDハポン
12月7日(金)東京・下北沢ERA

まだまだ他にも京都には胸躍る音楽が脈々と息づいています。
ぜひチェックしていただければ幸いです。

【Shop In Tanimachi】きたかぜとたいよう

こんにちは!今日は天満ではなくステップのTanimachi Studioがある
谷町四丁目付近のお店を紹介したいと思います!
お店の名前は「きたかぜとたいよう」というカレー屋さんです!
夏になるとスパイスのきいたカレーをよく食べたくなるんですよね~

 

外観はこのような感じ。
すごく可愛いですよね~!イソップ童話の「北風と太陽」の絵本の世界観のままです!

店内はカウンター席とテーブル席があり、ひとりでも気兼ねなく入れますよ♪
通常メニューから期間限定のメニューまであってどれがよいか迷うのですが……

こちらの合掛けにしました……!

天使のエビとオマール海老出汁のカレーとマトンコルマ夏野菜カレーです!
噛みそう!!!
注文のときは「コレとコレ」と指でさすのが精一杯でした。

辛いものが好きだけど、得意ではない私でも最後までおいしい!が止まらないカレーでした!
エビのうまみがたっぷりなカレーとココナッツの甘み?深み?野菜がたっぷり!な笑みがこぼれる2種でした~

トッピングのトマトも人参も、箸休めとして素晴らしい効果を発揮してくれます。

オクラのピクルスがとてもおいしくてこれだけでもたくさん食べたいくらいです!

期間限定で鯵と夏野菜の冷や汁カレーもあるそうで!
カレー?冷や汁?なんて気になるの……


次回はぜひこちらをいただきたいと思います!!

暑くて暑くて仕方のない夏ですが、せっかくの夏!!おいしいものを食べて、元気に楽しく乗り越えましょ~
アイス何個食べても許されますよ~

【住所】

大阪府大阪市中央区鎗屋町1-3-7 昭和ビル 1F

営業時間:11:00~15:00(短いので注意!!)
定休日:土曜日・日曜日

(ナカガワ)

【I LOVE NY】月刊紐育音楽通信 August 2018

 ニューヨークも夏の真っ盛りで、各所の野外コンサートはどこも大変賑わっています。私は先日、ニューヨーク市郊外のジョーンズ・ビーチの野外シアターに、スラッシュ・メタルの帝王とも言えるバンド、スレイヤーのフェアウェル・ツアーのライヴに行ってきました。スレイヤーと言えば、1981年の結成以来、その過激な音楽スタイル、テーマ、歌詞、カヴァー・アート、ビデオなどが何度も批判に晒され、発売中止・公演中止だけでなく、裁判沙汰にもなってきましたし、特にアメリカではユダヤ系や保守系団体からの批判・反発は一際強く、「親が子供に最も聴いて欲しくないバンド」の一つとも言われてきました。

 そうしたこともあって、彼らのファンにはネオナチやKKKといった極右や、いわゆる暴走族やギャング組織といった連中が、“勘違いファン”となっているという側面もあります。そのため、今回のコンサートは警備も非常に厳戒で、アルコール飲料も会場脇の限定エリアのみで会場内には持ち込み厳禁という異例の形となりました。

 コンサートは、そんな“帝王”スレイヤーの最後のツアーの花道を飾るため、ラム・オブ・ゴッド、アンスラックス、テスタメント、ナパーム・デスの4バンドがオープニング・サポートを務めるという超豪華版になり、夕方5時から夜11時過ぎまでの6時間以上に渡るコンサートとなりました。さすがに長時間のヘッド・バンギングとモッシングで、翌日から数日間は体が思うように動きませんでしたが(苦笑)、彼等のほとんどが私と同世代ということもあって、その衰えることの無い過激なパフォーマンスに、ポジティヴなパワーをたくさんもらうことができました。

 スレイヤーは“悪魔信仰のバンド”などとも呼ばれてきましたが、リード・シンガー&ベースのトム・アラヤはカソリックのクリスチャンであり、大変な家族思いで、ツアーの合間で日が空くと帰宅する程の人です。しかも動物を愛し、自宅は牧場になっており、家ではカントリー音楽を聴いたり歌ったりしているというユニークな人物でもあります。

 ブラック・サバスに始まるメタル系や、過激なハードコア/パンク系バンドや音楽は常に世間やメディアからの批判の対象となってきましたが、実は歌詞をじっくり読むと、そこには個を束縛・弾圧するシステムや体制・社会・国家などに対するプロテストが溢れていますし、悪魔的な雰囲気や要素を一つのカンフル剤的な表現手段とした(もちろん、本当に悪魔信仰に根ざしたようなバンドもありますが…)アンチテーゼでもあると言えます。

 以前、ネオナチとの関連性について尋ねられたトム・アラヤは、「何で南米(チリ)出身の俺が白人至上主義のネオナチに成り得るんだよ!」と一笑に付していましたが、

表面的な表現に隠れた真のメッセージを感じ取らなければ、音楽の本質には辿り着けないことの一例であるとも言えます。 

 

トピック:アメリカを代表する“ミュージック・シティ”はどこ?

 

 数年前に、「アメリカで最も音楽的な町」というリストが出回ったことがありました。

そこで言う”音楽的”とは、町の全人口に対するミュージシャン/音楽アーティストの数の比率の高さで、音楽でもいわゆる音楽業界人は含まれまていませんでした。しかも、その町に“住んでいる”音楽アーティストの数ですので、音楽活動が盛んな場所とも必ずしもイコールではありません。

 そもそも、どこまでをミュージシャンや音楽アーティストと認識するのかという問題もありますし、アメリカの音楽シーンを理解する上で、それほど大きな意味を持つ調査結果ではないと言えましたが、それでも5000人以上の町を対象に計2000以上に渡るランキングを作成したのは大変な労力であったと言えますし、なるほどと思う部分もそれなりにはありました。

 まず、そのトップ15は以下の通りでした。

1.ビヴァリー・ヒルズ(カリフォルニア州)

2.サンフランシスコ(カリフォルニア州)

3.ナッシュヴィル(テネシー州)

4.ボストン(マサチューセッツ州)

5.アトランタ(ジョージア州)

6.シャーロッツヴィル(ヴァージニア州)

7.ワシントンDC

8.ミネアポリス(ミネソタ州)

9.ポートランド(オレゴン州)

10.バーリントン(ヴァーモント州)

11.ロサンゼルス(カリフォルニア州)

12.マッスル・ショールズ(アラバマ州)

13.シアトル(ワシントン州)

14.オースティン(テキサス州)

15.ブルーミントン(インディアナ州)

 一般的に音楽の盛んな町として知られる所もかなりある反面、あまり馴染みのない町もあるかと思いますが、例えばデイヴ・マシューズ・バンドが出てきたシャーロッツヴィルや、バーリントンやブルーミントンというのは大規模な大学都市ですので、バンド・シーンやミュージック・シーンも活発であるため、ミュージシャンの数も多いということのようです。

 一方で1位のビヴァリー・ヒルズは、明らかに音楽シーンではなく、住人としての音楽アーティストの数であることがよくわかりますが、南部のナッシュヴィルやアトランタやオースティン、中西部のミネアポリス、西部のサンフランシスコやシアトルなどは、これまで数多くの有名音楽アーティストや音楽ムーヴメントを生み出してきた町ですので、上位ランキングには説得力もあります。

 意外なところでは、マッスル・ショールズは60年代末から70年代にかけて数々の名盤が録音された歴史的なスタジオのあったところですが、今もこの地にはミュージシャンが多いということに少々驚いたりもします。

 意外と言えば、一般的に音楽の街とも言われるニューヨーク(38位)とシカゴ(79位)が、ベスト15にも入らないのも少々驚きかもしれません。ですが、前述のように、これはあくまでもミュージシャン人口の多さ・割合ですし、ニューヨークやシカゴは音楽やエンターテインメントに限らず、金融やその他様々なビジネスが盛んな大都市ですので、音楽しかもミュージシャン/音楽アーティストだけに限ると、その数や比率は実はそれほどでもないということがわかります。

 それでは、アメリカにおけるいわゆる一般的な音楽都市=ミュージック・シティと言えば、どのような都市になるでしょうか。

 この場合はやはり、ジャズが代表的なニューヨークやブルースが代表的なシカゴ(ブルース)がまず挙げられます。

 そして、前述のリストにある、カントリー音楽のメッカであるナッシュヴィル、豊かな音楽文化の歴史を持ち、特に近年はR&Bやヒップホップを中心に様々なミクスチャー音楽の拠点ともなっているアトランタ、“世界のライヴ音楽の首都”とも呼ばれ、ジャニス・ジョプリンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンを生み出し、今や世界最大のエンタメ・イベントとなっているSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)が開催されるオースティン、90年代のグランジ・シーンの拠点として知られるシアトル、60年代のヒッピー・ムーヴメントから70年代のベイ・エリア・サウンド、そしてスラッシュ系メタルなど多様な音楽性を誇ってきたサンフランシスコ、ニューヨークと並ぶ音楽産業の拠点であり、ロックからヒップホップまで多様な音楽を生み出し続けるロサンゼルス、プリンスの故郷であり、特にインディー・ロックとヒップホップが盛んであるミネアポリス、といったところが名を連ねることになります。

 更に、ジャズ発祥の地であるニューオーリンズ(ルイジアナ州。前述のリスト37位)、エルヴィス・プレスリーの故郷であり、ブルースやR&B音楽のメッカでもあるメンフィス(テネシー州。同リスト161位)、モータウン発祥の地であり、ゴスペルやR&Bからエミネムなどに代表されるヒップホップのメッカでもあるデトロイト(ミシガン州。同リスト54位)、ラテン・アメリカやカリビアン諸国の音楽の“港”であり、近年はいわゆるEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)のメッカとしてDJ天国とも言われるマイアミ(フロリダ州。同リスト26位)などが並ぶというのが妥当な線であると言えます。

 しかし、これらの都市もリアルタイム感と言いますか、現在進行形の音楽シーンやムーヴメントとは異なる部分も多々あり、いわゆる歴史的・観光名所的なミュージック・シティである所も多いと言えます。

 そうした中で、音楽ビジネスの規模的にトップに君臨するのは、ニューヨーカーの私としては残念ですが、ナッシュヴィルであると言わざるを得ません。実際にアメリカにおいてナッシュヴィルは、50年代頃から“ミュージック・シティ”という呼び名・愛称で呼ばれ、親しまれてもいます。

 音楽ビジネスや音楽制作活動の場としてニューヨークやロサンゼルスが全米でトップのミュージック・シティであったのは、80年代半ばくらいまででであったと言えます。それが衰退していった原因は、ご存知のように音楽テクノロジーの進化と、音楽スタイルの変化であると言えます。そのため、スタジオ・セッションが激減し、レコーディング・スタジオや音楽クラブ、コンサート・ホールなどが次々と消えていくことになりました。もちろん、その後も今日に至るまで、ニューヨークやロサンゼルスには今も巨大音楽ビジネスのヘッドクォーターや様々な音楽関連企業が存在していますが、70年代から80年代前半にかけての勢いは既に無いというのは事実です。

 ここで重要なポイントは、音楽ビジネスや音楽制作活動の場が“移った”わけではなく、“減った”ということです。

 代わって、音楽ビジネスや音楽制作活動の場として再び注目を集め、中心となっていったのが、音楽テクノロジーの進化にはそれほど熱心ではなく、音楽スタイルの変化にもそれほど左右されず、アメリカでは常に絶大な人気と豊かな歴史を誇るカントリー音楽とアメリカのクリスチャン・ミュージック(カントリー音楽は、その発祥から今に至るまで、アメリカのクリスチャン・ミュージックと密接に繋がる表裏一体の存在とも言えます)のメッカとして、昔からそのビジネス拠点となっていたナッシュビルでした。

 つまり簡単に言えば、ナッシュヴィルの音楽シーン自体はそれほど大きくは変わっておらず、他の都市が衰退していったわけです。もちろん、衰退していった他の都市からも、カントリー音楽とのコネクションを維持できる分野に関しては、次々とナッシュヴィルに移動・移転していったことも一つの事実ですが、やはり基盤・根幹となるカントリー音楽とアメリカのクリスチャン・ミュージックの巨大マーケットの力が、改めて注目され、再浮上していったと言えます。

 一つ印象的なのは、当時絶大な人気を誇っていたTOTOというロック・グループがありましたが、このバンド自体は元々はロサンゼルスの優れたスタジオ・ミュージシャン達の集まり(また、ロサンゼルスを拠点としていた著名な音楽家達の息子達)でもありました。TOTOのバンド結成は、自らの音楽を追求したい、という彼らの願いが第一ではありましたが、当時衰退しつつあるロサンゼルスのスタジオ・シーンも見据えていたことも事実と言われています。そうした中で、スタジオ・ワークを続けたいと希望していたこのバンドのベーシストがバンドを脱退してナッシュヴィルに移転した、というのも印象的な出来事でした。

 そのような訳で、ナッシュヴィルを全米最大のミュージック・シティと呼ぶことには、正直言って少々語弊があるのも確かです。何故ならそれは、白人層、または東海岸と西海岸を除いたアメリカ全域、または保守的なアメリカ人や共和党支持層において絶大な人気を誇るカントリー音楽とクリスチャン・ミュージックという分野が基本となっての全米最大と言えるからですが、それでも、そうした分野が基本となって最大になるということは、いかにこの分野がアメリカのコアとなっているかの証明でもあります。

 そうした中で最近、ナッシュヴィルだけがミュージック・シティではない、と反旗を翻す(?)記事が音楽業界においても注目されました。著者は音楽業界人でも音楽ライターでもなく、旅行をメインとするブロガーなのですが、旅行を専門分野としているだけに観光的視点も強いですが、それでもアメリカの“真のミュージック・シティ”を紹介すべく、中々コアでマニアックながらも鋭い視点を持った記事でしたので、最後に少々紹介したいと思います。

 まずは、以下がその記事において紹介された12のミュージック・シティとなります(ランキングではありませんので順位はありません)。

クラークスデイル(ミシシッピ州)

メイコン(ジョージア州)

マッスル・ショールズ(アラバマ州)

ジャクソンヴィル(フロリダ州)

シュレヴポート(ルイジアナ州)

リッチモンド(ヴァージニア州)

ザ・トライアングル(ノース・キャロライナ州)

クリーヴランド(オハイオ州)

ヘレナ(アーカンソー州)

オマハ(ネブラスカ州)

ブリストル(テネシー州)

ミネアポリス(ミネソタ州)

 マッスル・ショールズとミネアポリスは前述もしてますので、ここでは割愛しますが、

まず、クラークスデイルはブルースのグラウンド・ゼロ(爆心地・中心地)とも言われる所で、今もデルタ・ブルースの流れを受けつぐブルース・アーティスト達による、生きた(liveな)ブルース音楽を堪能できる町です。

 メイコンはアトランタに近い町ですが、リトル・リチャードやオーティス・レディング、そしてオールマン・ブラザースを始めとするサザン・ロックの故郷・拠点でもありました。歴史的要素・観光要素は強いですが、それでもこの地では地元ミュージシャン達を中心に様々なフェスティヴァルやライヴ・シーンが継続して生き続けています。

 ジャクソンヴィルは、70年代はサザン・ロックのもう一つのメッカでもあり、また、ジム・モリソンやトム・ペティなどが活動の拠点としていた地でもありますが、その後90年台のポップ・パンク・ブームの発信地の一つにもなるなど、今もユニークでクロスオーバーな音楽を発信し続けています。

 シュレヴポートは、ナッシュヴィルとは異なるもう一つのカントリー音楽の拠点で、40年代末から始まった有名なカントリー・ショーがあり、プレスリーやハンク・ウィリアムスなどを始め、大物カントリー・アーティストが次々と出演していました。そんな歴史もあって、今もこの町のバーやレストランでは常にカントリー音楽のライヴ演奏が繰り広げられています。

 リッチモンドは前述のシャーロッツヴィルの東隣の町ですが、シャーロッツヴィルよりもエッジの効いたエキセントリックなアーティストや音楽を生み出しているのが特色で、特に90年代以降、ラム・オブ・ゴッドやGWARなど、この地からパンクやメタル・シーンに登場したバンドの活躍ぶりは顕著であると言えます。今もこの町では各所のクラブやバーなどで全米制覇を目指すアーティストやバンド達が活動を続けています。

 ザ・トライアングルというのは一つの町の名前ではなく、チャペル・ヒル、ローリー、ダーラムというノース・キャロライナの代表的な3都市を組み合わせた総称です。このエリアはジェイムズ・テイラーの活動でも有名ですが、カントリー色の強いロック系が多いのが特色で、ジェイムズ・テイラー以降も様々なアーティストやバンドが登場し、今もその音楽シーンは活発です。

 クリーヴランドは以前にもご紹介しましたが、ロックンロール発祥の地と言われ、ロックンロールの殿堂ミュージアムもありますが、クラブやホールなどのパフォーマンス・スペースも充実していることから、単に歴史的な側面だけでなく、今も中西部最大の音楽拠点の一つとして、ロックやR&Bからクラシックに至るまで、様々な若い才能がしのぎを削っていると言えます。

 ヘレナは、もう一つのブルース音楽の宝庫とも呼べる町で、40年代初頭から始まった「キング・ビスケット・タイム」というラジオ番組にちなんだキング・ビスケット・ブルース・フェスティヴァルが毎年行われています。かつて、ビートルズがアメリカ・ツアーの合間にこの地を訪れてブルース音楽を堪能したことでも知られています。

 オマハに限らずネブラスカ州というのは音楽との関連が希薄に思えますが、実はフォーク系音楽に関しては30年代から脈々と息づいている文化があります。それを基盤にしつつ、様々なインディ・バンドが活発な活動を続けています。

 カントリー音楽と言えばナッシュヴィルと言われますが、実はこのブリストルこそがカントリー音楽発祥の地なのです。カントリー音楽の初レコーディングと言われる1927年のブリストル・セッションは今や伝説ですが、“発祥の地”に目を付けた資本や基金が次々とこの地に進出してミュージアムや音楽関連施設を建設し、常に多数のパフォーマンスが行われ、カントリー音楽のルーツから現在を味わうことができます。

 

 今回は少々駆け足でアメリカのミュージック・シティを紹介しましたが、アメリカはその土地だけでなく、その音楽シーンや音楽文化自体も“巨大”であることを感じて頂ければ幸いです。

【After Word】8月

今年も8月に入りました。
猛暑が続いておりますが、どのようにお過ごしでしょうか??

8月は花火大会の季節ですね!!私も花火大会が好きでよく行くのですが、

毎年、穴場スポットを探して屋台で食べ物とビール片手にゆっくり眺めております。

ちなみに全国のイベント情報やおでかけ・観光情報、最新街ニュースをお届けしているウォーカ+では、

全国の人気花火大会ランキングもあるみたいですよー。

皆さんが行ったことのある花火大会はランクインしてますか??

 

【関東】

1位:第41回隅田川花火大会

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:2万発、前年の人数:約95万人

 

2位:第50回豊田おいでんまつり花火大会

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:非公開、前年の人数:約36万人

 

3位:第36回蒲郡まつり納涼花火大会

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:約5000発、前年の人数:約18万人

 

【関西】

1位:第43回みなと舞鶴ちゃったまつり

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:約5000発、前年の人数:約42000人

 

2位:第30回なにわ淀川花火大会

開催日:2018年8月4日(土)

打ち上げ数:非公開、前年の人数:約43万人

 

3位:第40回慶野松原花火大会

開催日:2018年7月29日(土)

打ち上げ数:3100発、前年の人数:15000人

楽しいイベントが多い季節ですが、まだまだ暑い日々が続いております。

外に出るときはしっかり水分補給もお忘れなく!!

 

次の配信は9月上旬の予定です。

 

お問い合わせ、配信停止希望はコチラ≫≫≫

 

(稲垣)

【STEP INFO】綺麗なものは癒されますね♪

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

こちらの写真は、弊社東京の近くの路上で撮影したものです。

雨が上がった際にきらきら輝いていたので綺麗だと思い写真に収めました。

 

 

雨が続くとお出かけできない、洗濯物が乾きにくい、じめじめするなど

わたしはあまり好きではない梅雨ですが、

綺麗なものをみて嫌な気持ちになる人はいませんよね♪

雨が降らなければ、綺麗だと思わなかったのではないかと思うと、

嫌なものだったり、苦手なものでも見方を変えれば嫌なことばかりではないようです。

なんでも、ものは考えようですね!

 

それではメルマガ7月号のスタートです!

 

(村井)

【MUSIC】ayutthaya

お久しぶりです、ラジオ制作大和です。

まずは、以前の記事で「日本でCD手に入らないかな」とご紹介させていただいた、
タイの女子バンド「Jelly Rocket」のアルバム『Lucid Dream』日本盤が、
なんと4月に発売されました。


♪This Is Real / Jelly Rocket 

アコースティックで収録されたボーナストラック2曲もとてもよく、
“大丈夫か?”と思った日本詞バージョンが想像を上回る出来!
来日を切実に願っております。
ちなみにタイの男性SSW、「Phum Viphurit(プム・ヴィプリット)」の
アルバム『Manchild』も良作。


♪Long Gone / Phum Viphurit 
現在22歳でこの4月に東京で初来日公演を終えたばかりとのこと。
共演がSTUTSとDJやけのはら、さぞ心地よい夜だったのではないでしょうか。

少しずつですが日本での流通も増えているタイのインディーポップ。
もっと情報が手に入りやすい場所ができるのも、
そう遠くないかもと期待しているこの頃です。

さて、話は変わりまして、
個人的にこの夏、初めてライブを観ることができるかもしれないと
楽しみにしているバンド『ayutthaya』について書かせていただきます。

現在のメンバーは太田美音さん(vo.g)、アラカワシさん(g)、右田 眞さん(b)、
それぞれにキャリアのある3人+サポートドラムという編制で、2015年結成。
太田美音さんは、「ゲスの極み乙女。」のほな・いこか様こと
佐藤穂奈美さんとの2人バンド、『マイクロコズム』(現在表立った活動はなし)で知り、


♪落とし蓋 / マイクロコズム

SoundCloudに上がっていたソロの弾き語り曲が最高。


♪ボート / 太田美音 

なんとなく声と歌声に、昔雑誌で想像していた2000年代はじめの下北沢を感じて、
(個人のイメージです、下北沢、ほぼ行ったことありません)
ぼんやりと活動を楽しみにしていたところ、新たなバンド『ayutthaya』がスタート。

流行りの音では多分ないけれど、歌とリフとリズムのバランスが絶妙。
2017年に1st miniアルバム『Good morning』が出て、
先日2018年6月に2nd miniアルバム『dejavu』が発売になりましたが、
1作目よりダイナミックさが増して、すごく良いです。やっぱり声がいい。


♪mottainai / ayutthaya 

1枚目の時はツアーの情報がなく残念に思っていましたが、
今回は夏に東名阪のリリースツアーを予定しているとのこと。
「生まれる前から会いたかったんです」
締めくくりがおかしな言葉になってしまいますが、
何にせよ、この年齢で夏が楽しみになるのは、とてもありがたいことに思います。
「ayutthaya」Official Page 

(大和)