【Shop in Azabu】 アレ フランス・カフェ ダリア

昨夜は飲み過ぎた、今日のお昼はパンとコーヒーで軽くがいいかな、

出来ればオープンな雰囲気の店でゆったりしたいなぁ、

という時に!是非利用して頂きたいベーカリーをご紹介します。

 

地下鉄麻布十番駅から徒歩3分、1番出口から麻布通りを南へ、

二の橋の交差点を右に折れすぐの交差点にあります

「アレ フランス・ カフェ ダリア」 

(そこから北へ150mほどで弊社です)

外観はシックな赤で、フロントスペースにはグリーンとテラス席。

中に入ると右手には焼き立てパンがずら~り。

サンドイッチや調理パンも豊富なので、ランチとしても充分満足できる品ぞろえです。

 

ある日のランチ、スタッフと共にテラス席で過ごさせて頂きました。

セレクトしたのは、パンダのキャラクターパン、白身魚の調理パン、黒ゴマきなこクリームフランス、

そして、きゅうりレーズンバターサンドとカフェオレ。

美味しいパンはたくさんあるのです、あるのですが、敢えて!敢えてこのパンをオススメしたい!

「きゅうりレーズンバターサンド」

ん~!見た目が地味~。

しかしながら驚きの旨さ!なのです!なんというコンビネーションの巧さ!なのです。

きゅうりのさっぱり感とレーズンバターのこってり感が絶妙にマッチしているのです。

レーズンが苦手な方、きゅうりが小さい頃から嫌い~という方には背中が震える一品ではあります。

が、しかし、この美味しさは是非体験して頂きたい。キューカンバーサンドイッチと言えば、

英国貴族が紅茶とともに、なのでしょうが、これはレーズンバターの味が濃いので、

ウイスキーやワインとの相性が良いと思われます。

買って帰って夜にお酒と、、、が正解かもしれません。

 

テラス席でおおいにパンを堪能した我々でしたが、これから季節が進むとテラス席は

少し寒いかもしれませんね。

店内のカフェスペースも窓が広く開放的なのでゆったり出来ますよ。。

窓際はカウンター席になっているのでひとりでも入り易いレイアウトになっています。

個人的に好きなのはこのあたり。ぼんやり出来ます。

このお店に行くといつも「心地良い懐かしさ」というか、「どっしりとした安心感」というか、

要するに「なぜか落ち着くなぁ」と思っていました。

その謎が、お店の方に創業時期を聞いて解けました!

何と開業が1947年!創業71年!おしゃれな外観なのでそんな老舗だとは思いもよらなかったのです。

なるほど、この場所に根を張った長い歴史のお店だからこその空気感だったのですね。

焼き立てパンとコーヒーでゆったりしながら、麻布十番の時の流れも感じてみる、

というのも一興なのではないでしょうか。

 

(お店情報)

「アレ フランス・カフェ ダリア」

(麻布製パン株式会社)

 

東京都港区南麻布1-5-6

営業時間:7:30~18:00(カフェスペースは17:30まで)

定休日:日曜・祝日

電話番号:03-3451-3422

 

   (フクイ)

【After Word】11月

今月のメルマガもいかがでしたでしょうか?
11月を過ぎまして、寒さが少しずつ増していく季節になってきましたね。
何を着るか、毎日微妙に迷ってしまいます。

さて。
「今日は〜の日」、の話題。
365日、何かしらありますが、特に11月は、
「いい〜の日」でたくさんありそうでしたので、
ちょっと調べてみました。

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11月5日:
・いいりんごの日
11月8日:
・いい歯の日
・いいパックの日
11月10日:
・いい手の日
11月11日:
・いい買い物の日
11月13日
・いいひざの日
11月14日
・いい石の日
11月16日
・いいいろ塗装の日
・いいいろの日
11月18日
・いい家の日
11月20日
・いい乾物の日
11月22日
・いい夫婦の日
・いいりんごの日
11月23日
・いい兄さんの日
11月26日
・いい風呂の日
11月27日
・いいフナの日
11月29日
・いい服の日
・いい肉の日
————————————————

もしかしたら少し抜けている所もあるかもしれませんが、
大体こんな感じでした。
でも「いい〜の日」だったら、まだまだいろいろありそう。

そこで、勝手に考えてみました!!語呂合わせのみですが(笑)。

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11月04日:
・いいウシの日
すき焼きとか、牛肉たくさん食べましょう。

11月10日:
・いい糸の日
糸使っていろいろ裁縫しましょう。

・飯田さんの日
飯田さんになんかプレゼント送りましょう。

11月12日:
・いい鳥の日
ペットの鳥に良い餌あげましょう。

11月21日:
・いい恋の日
これオススメ!肌恋しくなる時期、告白するならこの日に。

11月24日:
・いいメシの日
普段より豪華な食事をしましょう。

11月30日:
・いい水の日
水に感謝して、程よく使いましょう。

・いい竿の日
釣り竿変えるのならこのタイミングです。

・いいポンの日
リーチ禁止!泣いて数揃えて大三元!
——————————————————

以上です!

すみません・・、無理があるものも多々ありますが、
こんな日がありましたらどうでしょう?
「いい恋の日」、流行ると思うんだけどなぁ・・。

やはり毎日、同じ日は無いですし、時間は有限なもの。
その日の「特別」を感じながら生きていきたいですね。


ちなみに、11月18日は、
「音楽著作権の日」です。

皆様、権利を守ってこれからも音を楽しんでいきましょう!

 

次の配信は12月上旬の予定です。

お問い合わせ、配信停止希望はコチラ≫≫≫

(ナルセ)

【Info】2018 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS

本庶佑京都大学名誉教授が2018年ノーベル医学・生理学賞を受賞されましたね。おめでとうございます。

教授のお名前の読みが、“ほんじょたすく”

と珍しい苗字に加え、お名前も読むのは難解ですね。

 受賞といえば……先日、

「2018 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」入賞作品発表があり、

本年も弊社が制作で関わらせていただいた作品が

ラジオCM部門のACCシルバーに、2作品が受賞しました。

大変光栄なことと、社員一同喜んでおります。

改めて感謝を申し上げますとともに、これからもさらなる努力を重ねてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

それでは、メルマガ10月号、スタートです!

【MUSIC】空中ループ&ボロフェスタ

ラジオ班の杉本です。
まずは嬉しいニュース・・・。
このメルマガでも紹介させていただいていた
京都のバンド「空中ループ」が、
10月31日、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビューすることになりました!!

ステップに入り、京都で現在のお仕事をするようになり出会ったバンドのひとつ。
かれこれ10年くらいの付き合いになりますが、活動をめぐる様々な出来事をがありました。
そんな中でもメンバーチェンジもなく、音楽に対する情熱を燃やし続けながら、
活動し続けてきたこの年月。ぶっちゃけメンバーは30代半ば。
それでも続けていれば、イイ音楽を生み出し続けていれば、
ちゃんと評価され、メジャーデビューというチャンスを掴むことが出来るんだという、
すごく希望に満ち溢れたニュースでした。

関西の同年代・後輩バンドマンからも発表当時、
SNSなどで祝福のメッセージが数多く飛び交っており、
彼らにとっても今回のニュースは嬉しいものであり、新たな目標を生み出すキッカケに
なったんじゃないかなあと思います。

とは言え、メジャーデビューはあくまでスタート地点。
「空中ループ」というバンドの今後の活躍が期待されるところです。
まずは10月31日のデビューアルバム『見エズ在ルモノ』、ご期待ください。

空中ループ official site→ http://www.kuuchuuloop.net/

そして!10月に入り、関西でも様々な音楽イベントが開催されていますが・・・
先週末は「MINAMI WHEEL2018」に参加してきました。
(他局さんのイベントですが・・・)

言わずと知れた、関西最大級のサーキットイベントで、今年で開催20回目。
思い返せば学生の頃から参加していますが、この規模のイベントを20回続けてきたって、
単純にすごいことですよね。今年も30組ばかりライブを見て来ました。
ここから更に掘り下げて音源を聴いたり、
ライブに足を運んでみたいなあと思うバンドも数多く。
新たな出会いが沢山ありました。(でも連日歩きまわって、ヘロヘロです。トホホ)

MINAMI WHEEL201 official site→ https://minamiwheel.jp/

そして今月末は京都ではボロフェスタが始まります。
10月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間に渡り
京都で開催される音楽フェスで、15年以上の歴史を持つ音楽フェスティバルながら、
未だにDIY精神のもと、会場の設営から運営までをスタッフが全て行っています。
具体的に言うと、大手イベンターやプロモーション会社が一切関わっていません。

2002年に京都大学西部講堂で1回目のボロフェスタが開催されて以来16年。
西部講堂から京都KBSホールに会場をうつし、今年で10年。

ボロフェスタの歴史については、→ぜひコチラをご覧ください。
おこがましい言い方ではあるのですが、「ボロフェスタ」が目指そうとするものと、
自分がラジオマンとして目指すところに、シンパシーを感じる時があります。

「ボロフェスタ」にドラマを感じるのは、出演者のラインナップ。
「ボロフェスタ」本祭に先がけて行われる「ナノボロフェスタ」のステージから、
本祭で一番小さい地下ステージ、サイドステージを経て、メインステージに
昇りつめていくバンドをいくつも見ました。
昨年で言うと「クリープハイプ」がそのひとつ。
実は彼らはデビュー前から京都で「livehouse nano」でライブを行っており、
ボロフェスタにも何度も出演。(メインステージは確か2度目)
ボーカル尾崎君はプライベートでもボロフェスタに遊びに来ていました。

そんな彼らが久々にボロフェスタに登場し、昨年は2日目の大トリ。
本編ラストの「手と手」が始まり、KBSホールのステンドグラスの幕が開いた瞬間、
ステージ袖で運営スタッフが大きくガッツポーズする姿が目に入り、
ボロフェスタって本当に愛に満ち溢れたイベントだなあと
胸がいっぱいになったのを今でも覚えています。

今年も初日トップバッターのベランダから最終日大トリのBiSHまで、
総勢79組のアーティストによる怒涛の3日間が繰り広げられます。
今年はどんなドラマが生まれるのか本当に楽しみです。

ボロフェスタ 公式ウェブ→http://borofesta.jp/

ぜひ今月末は、
空中ループのメジャーデビューアルバム「見エズ在ルモノ」をチェックしていただきつつ、
「ボロフェスタ2018」へお出かけください!!

(杉本)

【Shop In Tanimachi】れだん

弊社谷町スタジオから歩いて約10分の創作懐石料理店「れだん」のご紹介です。

場所が谷町四丁目ということもあり、リーズナブルで気さくな感じのお店です。

 

【お昼のメニュー】

こだわりのふわトロ親子丼と厳選素材のねぎとろ丼の2品で、吸い物・小鉢・漬物がついてどちらも850円。

店主おすすめはこちらの卵にこだわる親子丼。

ダシが効いていてトロトロで上品なお味です。

お味噌汁やすまし汁も美味しいです。

 

【夜のメニュー】

おすすめはおまかせ懐石コース。

呑む派は3品(1,900円)、食べる派は7品(3,900円)がお得で、内容も充実しています。

 

3品といってもこれで1品。

煮物、焼物、揚げ物、お寿司などがちょっとずつのった大皿がもう1品と、椀ものが1品出て来ます。

全部説明して下さいますが覚えられません(笑)

これだけで充分お腹いっぱいになり満足して帰れます♪

 

単品メニューでおすすめは色々ありますが、 しめ鯖のサンドイッチ タスマニアマスタードのせ(1,000円)が絶品です。

 

元ボクサーの店主はお料理の研究にとても熱心で、地方や海外にもよく勉強に行かれており、お店でいただけるお料理や器は芸術的で素敵です。

和食好きな方、是非一度行ってみて下さい。

 

『れだん』

住所 : 大阪市中央区鎗屋町2丁目4-5

        (ビルの1Fちょっと奥まったところ)

TEL : 06-7709-5744

座席 : カウンター・テーブル2席

営業時間 : ランチ  火〜金11:30〜13:30

      ディナー 月〜土17:30〜22:30

定休日 : 日曜日

※カード不可

 

(はるき)

【I LOVE NY】月刊紐育音楽通信 October 2018

9月最終週のニューヨーク、ミッドタウンの東側はクリスマス・シーズン大渋滞に悩まされます。理由はもちろん毎年恒例の国連年次総会です。国連本部がニューヨークにある以上仕方がありませんが、それでも交通渋滞の酷さは世界でも屈指のこの都市に世界各国の首脳が集まってくるというのは、どう考えても運営上無理があります。

 各交差点に警官が立って交通整理を行いますが、それでも車はほとんど動けず歩いた方が早いという状況の中、唯一渋滞を尻目に走り抜ける車両があります。各国首脳達の車列です。国によって異なりますが、車列には必ずニューヨーク市警やSPの車が随行し、車列を先導するだけでなく車列に近づく車があれば容赦なく威嚇もします。

 実は私、仕事に困っていた時代に国連総会時の車列ドライバーを務めたことがありました。車列は日本の総理車列で大渋滞の中、ニューヨーク市警に先導されての運転というのは実に爽快。しかし、一転して極度の緊張状態での運転になるのは、総理一行ニューヨーク発着時のJFK空港~マンハッタン間の車列移動です。総理や大臣をはじめ閣僚や報道官達が全員一斉に専用機で発着するので車列は十数台となり、警備はニューヨーク市警やSPの車両に加え前後と脇に白バイが数台ずつ加わります。

 この車列移動というのは、決して前後の車両との車間を空けず、他の車両の割り込みを許さないというのが最大の“使命”となります。空港~マンハッタンへの移動は高速道路が主体ですが、やはり時速70~90kmで前の車との車間をピッタリ詰めて走るというのは中々緊張しますし、車列も十台以上となると後半は列も崩れがちになります。

 「割り込んでくる車はぶつけても構いません。我々が責任を負います。でも前後の車は政府の方々が乗っている車両にはぶつけないでください」という国連担当者からの指示には唖然としました。今は移民の方々が多いタクシードライバーも当時は気性の荒い退役軍人達も多かったし、車列に割り込めば渋滞を抜けられると思って強引に割り込んでくる“無法者”もいました。車列ドライバーもある意味で“無法者”ですが(笑)。後方は警備も手薄になるので自分で幅寄せや威嚇して追い出さねばなりません。

 なんとも映画のような話ですが、警察が自分達を守り、しかもルール無用の運転がOKとなるのですからこれは正に“警察権力に守られた暴走族”と言っても決して過言ではありません。この期間中、ストリートで待機しているドライバー達に寿司の出前まであったことは、当時の自民党政権ならではの金銭感覚の麻痺した大振る舞いであったかもしれません。

 

 

トピック:音楽アーティストに見る“ニューヨーカー”事情

 

 先月の通信の中で「ビリー・ジョエル MSGでの長期コンサート・レジデンシーは、彼の名曲「ニューヨークの想い」に代表されるように彼のホームタウンであるニューヨークならではのイベントですが」という部分がありました。その通信を書き終えた後、久々に古い友人と食事した際、ビリー・ジョエルの話になったとき友人はこう言いました。「ビリー・ジョエルはニューヨークの代名詞のように言われて、MSG(マディソン・スクエア・ガーデン)やシェイ・スタジアム(MLBニューヨーク・メッツの元本拠地で、現シティ・フィールド)をホームグラウンドのようにしてるけど、彼はニューヨーカーではなくてアイランダーなんだよ」。加えてこんなジョークも披露しました。「もしかしたらタイトルのState of Mindというのは、心の状態という本来の意味に加えてニューヨーク州(State)ということもひっかけているのかもね(笑)」

 何事に関しても辛口で皮肉屋である彼はブルックリナイト(ブルックリン生まれ育ち)でそのことを誇りにもしていますが、確かに彼の言うことは事実です。何故なら、ビリー・ジョエルはニューヨーク市ブロンクスの生まれですが、生後間もなくしてニューヨーク郊外のロング・アイランドに移ってプロ・デビューするまで過ごし、現在も同地の在住です(彼のデビュー・アルバム「コールド・スプリング・ハーバー」は彼の故郷に近いロング・アイランドの町の名前にちなんでいます)。つまり彼は本来、ニューヨーカーの範疇には入らないニューヨーク郊外の人間なのです。

 

 一般的にニューヨーカーというのは狭義ではマンハッタン、広義ではニューヨーク市内に生まれ育った者のことを言います。アイランダーというのはニューヨーク市郊外のロング・アイランドに生まれ育った者のことを言います。プロ・アイスホッケーNHLのニューヨーク・アイランダーズはそこから命名されています。「別に俺はニューヨーカーではないから、どうでもいいけどね」と友人は斜に構えてうそぶきますが、こうした意見や感覚というのはどこでもあることで例えば東京でも23区とそれ以外の山の手と下町といった対比(対立?)もあるかと思います。ほとんどはどうでも良い話とも言えますが、とは言っても土地に対する想いというのは、その人のメンタリティにも大きく影響するし作品のテイストを左右する要素にもなります。また、それが聴き手に対しても一つのイメージを植えつけていくことにもなります。

 ビリー・ジョエルの出身がどうあれ名曲「ニューヨークの想い」の評価を下げる要素にはならないと私は思います。逆に言えばニューヨーク郊外育ちのビリー・ジョエルが書き下ろしたニューヨーク賛歌がニューヨーカー以外の人達にも大きなシンパシーを感じさせることになったとも言えるのではないでしょうか。

 

 このように常に曲の題材にもなってきたニューヨークですが、今回はニューヨークをもう少し掘り下げ、音楽界における“ニューヨーカー”の実情を少し突っ込んで眺めてみたいと思います。

 まずは、今年あるオンライン・メディアで発表された「ニューヨークが誇るニューヨーカーの音楽アーティスト20」というのがあります。それをご紹介しましょう。このリストには順位はなかったので、ここでもアーティストの出身地のみを記すことにします。

 

トニー・ベネット(ニューヨーク市クイーンズ)

メアリー・J.ブライジ(ニューヨーク市ブロンクス)

マライア・キャリー(ニューヨーク郊外ロングアイランド)

アーロン・コープランド(ニューヨーク市ブルックリン)

ニール・ダイアモンド(ニューヨーク市ブルックリン)

P.ディディ(ニューヨーク市マンハッタン、ハーレム)

レディ・ガガ(ニューヨーク市マンハッタン)

ジョージ・ガーシュイン(ニューヨーク市ブルックリン)

ジェイ-Z(ニューヨーク市ブルックリン)

ビリー・ジョエル(ニューヨーク郊外ロングアイランド)

アリシア・キーズ(ニューヨーク市マンハッタン)

キャロル・キング(ニューヨーク市ブルックリン)

キッス(ニューヨーク市ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス)

シンディ・ローパー(ニューヨーク市クイーンズ)

ジェニファー・ロペス(ニューヨーク市ブロンクス)

ラモーンズ(ニューヨーク市クイーンズ)

ルー・リード(ニューヨーク市ブルックリン)

ソニー・ロリンズ(ニューヨーク市マンハッタン、ハーレム)

ポール・サイモン(ニューヨーク市クイーンズ)

バーバラ・ストライザンド(ニューヨーク市ブルックリン)

ジェイ-Z.(ニューヨーク市ブルックリン)

 

 その選択には異論もあると思いますが、それでも幅広いジャンルと年代を網羅している点においては悪くない選考である思います。このリストの説明文にも基本的にニューヨーク市内生まれでできる限り長くニューヨーク市内を生活・活動の拠点とし一般的にもミスターまたはミス“ニューヨーク”というイメージを持ち“ニューヨークの誇り(プライド)”を有している、というのが選考基準となっているようです。

 このリストではニューヨーク郊外のアーティストとしてビリー・ジョエルと共にマライア・キャリーが選ばれています。その他はすべてニューヨーク市内、つまり文字通り“ニューヨーカー”と呼べるアーティスト達です。この18アーティストは一見出身地もバラバラのように見えますが、実はいくつかの共通点・共通項があり、それらがニューヨークの音楽ムーヴメントを形成してきた事は決して無視できません。

 

 その最も特徴的な共通点・共通項というのは「ユダヤ人」という事です。ユダヤ人という呼称に関してはいくつかの解釈がありますが、基本的にユダヤ人というのは人種や国・土地による分類ではなくユダヤ教徒=ジューイッシュまたは、宗教的ではなく普段の生活の中で親や先祖からのユダヤ教の伝統を受け継ぐ人達という宗教的な呼び名です。例えば、このリストには漏れていましたが、やはりニューヨークを代表するアーティストのサミー・デイヴィスJr.はユダヤ教徒に改宗したので伝統的ではなくても「ユダヤ人」でした。

 

 ニューヨークのみならずアメリカという国はユダヤ人達による多大な貢献によって音楽だけでなくアート、エンタメ全般にわたる豊かな文化が築き上げられているという点は決して無視できません。中でも特にユダヤ人の多いニューヨークは、ユダヤ人コミュニティを中心とし、アーティストが生まれ育ち、様々な音楽ムーヴメントを形成していきました。その代表的エリアと言えるのがブルックリンとクイーンズです。前者はマンハッタンからブルックリンに架かる3つの橋の袂を中心としてダウンタウンからその周辺まで広がっており、後者はフォレスト・ヒルズからキュー・ガーデンという閑静な住宅地になります。

 上記のアーティストで言うと前者は古くはジョージ・ガーシュインやアーロン・コープランド、60年代以降はニール・ダイアモンド、バーバラ・ストライザンド、ルー・リード、またイスラエル生まれながらブルックリンのユダヤ人コミュニティに移ってきたキッスのジーン・シモンズが挙げられます。

 これに対しニューヨーク市の中では特に人種的に雑多なクイーンズの中にあって、非常に大きなユダヤ人コミュニティを持つフォレスト・ヒルズからキュー・ガーデンの出身者にはポール・サイモン、キャロル・キング、ラモーンズが挙げられます。(選外ですがスティーリー・ダン、特に亡くなったウォルター・ベッカー)。ニュージャージー出身ながら相棒(ウォルター・ベッカー)を通して、この豊かなユダヤ人コミュニティでの体験を味わったスティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンは以前、ポール・サイモンをこのユダヤ人コミュニティーが生み出した音楽アーティストの代表・シンボルとして語っていました。、当のポール・サイモン自身もそのことを否定はしていません。また、パンクという反社会的とも言えるスタンスを全面に打ち出して一世を風靡したラモーンズは、このユダヤ人コミュニティのダーク部分、あるいはアンチテーゼとして登場してきたという意見は一般的です。

 ロックにおいてはキッスも別の意味で当時のユダヤ人コミュニティーが生んだ代表的なアーティストであると言えます。歌舞伎の影響も受けたあの毒々しいメイクはもちろん彼等のアイディアですが、そこにはまだWASP(白人、アングル・サクソン、清教徒系キリスト教徒)一色であった当時のハードロック界において出自を隠すための“戦略”(メンバー達の個人名も全て“ユダヤ色”を隠した変名です)であったことは今や誰もが知るところです。

 

 今回はユダヤ人をフォーカスしてニューヨークのアーティスト事情を紹介しましたが、上記リストのその他のアーティストでは、ソニー・ロリンズ、ジェイ-Z、P.ディディ、メアリー・J.ブライジは、ニューヨーク市内のアフリカ系アメリカ人コミュニティの出身でエリアについては、人種的な側面が強いと言えます。また、そのことはブロンクスのプエルトリカン・コミュティ出身であるジェニファー・ロペスについても同様です。他には、トニー・ベネットとシンディ・ローパーがクイーンズはアストリアのイタリア系コミュニティ出身であることも人種とエリアを物語っています。

 

 そうした中で、従来の宗教や人種のみで分類されずある意味で“人種の坩堝”(正確には決して混ざってはいないので“人種のサラダ・ボール”)と言われてきたニューヨークの中でいかにも現代のニューヨーカーらしいのが、レディ・ガガとアリシア・キーズであると私は感じます。

 ガガはアッパー・ウェスト・サイドの裕福な家庭で生まれ育ったお嬢さん。キーズはミッドタウン・ウェストのヘルズ・キッチン(“地獄の厨房”)というかつては治安の最悪なエリアの生まれ育ちです。いずれもマンハッタンの中では昔から人種的な多様性とミクスチャーがあった西側のエリアで生まれ育ったアーティスト達です。ガガはイタリア(シシリア)系、キーズはアフリカ系アメリカ人(ジャマイカ/プエルトリコ系)とアイルランド系イタリア人(シシリー系)とのハーフです。いずれも特定の人種的部分のみを強く感じさせない点も特徴です。実際に彼女達の音楽的バックグラウンドは、自分の人種的ルーツに踏みとどまることなく実に多種多様・雑多であり、またルーツというものを感じさせないほどに極めてユニークです。それでも彼女達はニューヨーク出身であることを誇りに思っている生粋のニューヨーカーでまたその生き方や存在はニューヨークを強く感じさせてくれるものであると言えるでしょう。

【After Word】10月

今月のメルマガもいかがでしたでしょうか??
あっという間に夏が終わり、もうすっかり秋になりましたね!
食欲の秋、スポーツの秋と楽しみ方は様々です。
そもそもなぜ○○な秋と言われるようになったのでしょうか??

 

「スポーツの秋」

1964年の東京オリンピック開催を記念して開幕された10月10日に
「体育の日」が制定されました。(現在は10月の第2月曜日が体育の日)
このことがきっかけとなり、「スポーツの秋」という表現が世間に広まり、
浸透していったようです。

 

「食欲の秋」

秋になると熊が人里まで降りてきて、人間の食べ物を漁るという事件を
ニュースなどで聞いたことはあるかと思います。
あれは冬眠に備えて脂肪を蓄えようとしているそうです!!
その本能は人間にもあり、寒い冬を乗り切るために体が脂肪を蓄えるため、
秋になると食欲が強くなると言われています。

 

やはり食欲というのは、大事ですね~。
○○な秋にはそれぞれの理由がありますが、私は寒い冬を乗り越える為、
食欲の秋に便乗していきたいと思います!

 

次の配信は11月上旬の予定です。

お問い合わせ、配信停止希望はコチラ≫≫≫

 

(イナガキ)

【STEP INFO】 夏の新しい風

この度の台風21号で被災された皆様、北海道を震源とする地震で被災された皆様へ

心よりお見舞い申し上げます。

 

今年の夏は地震、豪雨、台風と、立て続けに自然が猛威を振るいました。

そんな平成最後の夏が終わろうとしています。

 

皆さまにとってはどんな夏でしたでしょうか?

ステップ東京オフィスにとっては、新たなスタッフが増え、

変化の風が吹いた夏でありました。

 

7月初旬、制作部デスクに「片岡萌絵」

8月初旬、制作部に「アフシャル・イマン」

そして8月半ば、スタジオに・・・真新しい機材たちがやって来ました!!

 

ニューカマーをそれぞれ紹介したいと思います。

 

*片岡萌絵(写真左)→しっかり者の21歳!生粋の江戸っ子ちゃん。特技:逆立ち

 

*アフシャル・イマン(写真右)→日本生まれのイラン人、日本語・英語・ペルシャ語を話す

               トリリンガル。特技:ものまね

 

*スタジオ新機材たち(写真中央)→録音部スタッフがお盆休み返上で配置しました!

                大幅に機材を一新!見た目もスリムでスタイリッシュに!

                特技:完全無欠の音作り!

 

          

機材の詳しい内容は近々HPで公開していきます。

よりハイグレードな音をお届けすべく、新機材、新人スタッフともども

精一杯努める所存でございます!よろしくお願い致します。

と、少々固い始まりになりましたが、楽しく愉快なステップメルマガ!

 

9月号スタートです。

                           (フクイ)

「月刊紐育音楽通信 September 2018」

特別追悼トピック:「女王」よ永遠に

 ついに「女王」がこの世を去りました。彼女はソウルの女王とも呼ばれましたが、ソウルのみならず、ゴスペルを基盤とするアメリカ・ポピュラー音楽全体における女王とも言えました。さらに言えば、彼女は音楽のみならず、我々の時代・世代において、常に“意識の目覚め(または新たな意識)”を促してきた女王でもありました。

 それは一つには黒人さらには有色人種の意識改革でした。ゴスペルの女王と言われたマヘリア・ジャクソンがキング牧師の良き理解者・友人であり、50~60年代の公民権運動の真っ只中にあって、その意識・ムーヴメントにおける音楽面でのシンボル的存在であったのに対し、アリサ・フランクリン(ここでは日本語英語の「アレサ」ではなく、オリジナルの英語発音に近い「アリサ」と呼ばせていただきます)はそれに続く世代として、60年代後半からのブラック・パワー・ムーヴメントに代表される黒人の権利運動における、音楽面でのシンボル的存在の一人でもありました。

 更にこれはアメリカ国内でも知らない人が多いのですが、彼女は黒人だけでなく、インディアンなどと誤って呼ばれてきたネイティヴ・アメリカンの権利運動にも大変熱心な人でした。

 そしてもう一つ、彼女は人種の意識改革だけでなく、性別の意識改革、つまり女性の権利運動の先頭に立って闘い、歌ってきた人でもありました。大学教授で黒人活動家であったアンジェラ・デイヴィスが、当時カリフォルニア州知事であったレーガン元大統領による弾圧によって大学を不当解雇され、FBIの陰謀によって殺人共謀罪で不当逮捕された際、アンジェラの釈放と復権を先頭に立って呼びかけ、歌い続けたのもアリサでした(この時は、ジョン・レノンやミック・ジャガーもアリサと連帯して闘いました)。

 そんな彼女の生き方にとてつもないインパクトを受け、大きく影響された一人が、アリサが育ったデトロイト(生まれはメンフィス)の郊外で生まれ育ったマドンナでした。マドンナは先日、VMA(ヴィデオ・ミュージック・アワード)の受賞式のプレゼンターとして登場した際に、貧乏な無名時代の話をアリサに対する熱い思いとリスペクトを織り交ぜて披露しました。しかし、そんなマドンナのスピーチは「マドンナは自分のことばかり話して、アリサに対するリスペクトが足りない」などと、多くのアリサ・ファンや黒人達を中心とする様々な人々から批判を受けました。マドンナはアリサに対してリスペクトの足りない発言は何一つしていないにも関わらずです。

 これは一体どうしたことなのでしょう。そもそもマドンナは、VMAの年間最優秀ビデオ賞のプレゼンターとして依頼を受け、更に自分の活動の中でアリサと関係する逸話を紹介してほしいと依頼を受けて登場したのであって、アリサへのトリビュートを目的として登場したわけではありませんでした。その意味ではマドンナのスピーチは、いかにもマドンナらしく、マドンナにしかできない“マドンナ流”のアリサに対するトリビュートでした。

 ところが、批判する側はそんなことはお構いなし。そもそもマドンナ嫌いであることが明らかな批判者達は、今回のスピーチのみならず過去の言動やマドンナの存在そのものまで批判・中傷し、果ては何故アリサのトリビュートを白人にやらせるのだという人種差別的発言まで飛び出しました。それはあまりに一方的なリスペクトと盲目的なトリビュートの強要とも言え、アリサ以外(具体的にはマドンナ)の個に対する許容や尊重はみじんも感じられない嫌悪のみに満ちたものでした。

 きっと天国のアリサは、こうした醜い批判・中傷に呆れていると私は思います。思い出や逸話というのはその人にしか語れないものですし、誰がどう意見・批判しようと、アリサの音楽やスピリットはマドンナの中にも生き続けているのです。凄まじいバックラッシュに対するマドンナの返答は、これまた爽快でした。「(発言内容に対して)注意力が足りないし、すぐに決め付ける人達ばかり。もっとリスペクトを!」

 こんな一騒動も起きた故、アリサ最初のナンバー1ヒット曲にして最大のヒット曲とも言える「リスペクト」が、当時人種や女性の解放・権利運動の賛歌となったことの意味や意義は益々重要であると感じます。人種や国、性別や年齢、宗教や思想などを問わず全ての人に向けられなければならないリスペクト。しかし、今の時代は批判・中傷と攻撃・反撃ばかりで、この”リスペクト”が本当に足り無すぎるとしみじみ感じます(上記の批判者達も、どこかの国の大統領も…)。

 私はこれまでアリサの名唱・熱唱を何度も体験・目撃してきましたが、やはり最も印象深かったのは、2009年1月オバマ大統領就任式式典での祝唱でした。極寒の中、同じく出演・祝唱したビヨンセはリップシンク(アテレコ)によるパフォーマンスを行いましたが、アリサは声がかすれたり音程が外れたりしても、1931年に現在のアメリカ国歌が採用される前の国歌であった「My Country, ‘Tis of Thee」を力強く歌い上げました。まさか自分が生きている間に黒人の大統領が誕生するとは…そんな感慨・感激に溢れたアリサの歌は、彼女が常にその歌に込めていた“意識の目覚め”を強く促すものでした。

 常に真のリスペクトを促し、伝え続けてきたアリサの歌と心を、私はいつまでも”リスペクト”していきたいと思います。合掌。

 


トピック:アメリカ音楽業界のドル箱ビジネス「レジデンシー」

 レジデンシーという言葉は通常、「常勤・常駐」といった意味で使われます。これが音楽界、特にコンサートやイベント業界においては「コンサート・レジデンシー」や「クラブ・レジデンシー」といった言葉で使われています。つまりこれらは、コンサート・ホールやクラブなどでの常勤、簡単に言えば、一箇所のヴェニューにおける連続出演ということになります。つまり、毎月や毎週といった定期的な出演を行う「常連」と

も異なり、連続であってもヴェニューが変るツアーとも異なるわけです。
 出演するアーティストも「レジデンシー・アーティスト」や「レジデンシー・パフォーマー」などと呼ばれますが、その起源は1940~50年代のラスヴェガスにおけるショーと言われ、フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリーはそのパイオニアの一人とも言われています。

 ラスヴェガスのショーというのは、音楽業界または音楽ビジネスにおいては特殊な位置にあるとも言えます。なにしろラスヴェガスという街自体が完全な観光目的の”人工都市”であるわけです。これはニューヨークやロサンジェルス、ナッシュヴィルとは大きく異なる点であり、通常の都市生活の中での興行ではなく、興行を目的とした都市での興行であるわけです。

 そのため、主催者側としては人選面で失敗しなければ、通常の都市よりも安定した、しかも桁違いに高額の収益が望めるわけですし、アーティストにとってもそれは同様です。

 ラスヴェガスのショーと言えば、シーザース・パレスが良く知られていると思いますが、その草分けとしては、1952年にオープンしたサンズ(Sand’s)がフランク・シナトラ一家(通称、ザ・ラット・パック)の出演、そしてシナトラ一家出演の映画「オーシャンズ11(オリジナル版)」の舞台の一つとなったこともあって有名であると言えます。しかし、ギャンブルでサンズと揉めたシナトラが新たな拠点としたのがシーザース・パレスであり、1966年にオープンしたこのカジノ・ホテルでは、更に音楽とスポーツのエンターテインメント(ボクシングやF1レースなど)に積極に取り組みんでいきました。

 特に1970年代のシーザース・パレスはそのピークにあったと言えますが、その後もラスヴェガスの音楽エンターテインメントの中核を担ってきたシーザース・パレスは、2003年に4千人以上収容のシアター「コロシアム」をオープンさせ、セリーヌ・ディオンをレジデンシー・アーティストとして迎え入れました。セリーヌのショーは内容を変えて今も続いているわけですが、数ヶ月から数年に渡る数百ショー以上の長期のレジデンシーとしては、エルトン・ジョン、ベット・ミドラー、シェール、ロッド・スチュアート、シャナイア・トゥェイン、マライア・ミャリーなど10人にも達しません。

 このシーザース・パレスの「コロシアム」の他には、プラネット・ハリウッドにおいて長期レジデンシーを勤めてきているブリットニー・スピアーズやジェニファー・ロペスなどもいますが、大型シアターでの長期レジデンシーというのは内容的にもスケジュール的にも、つまり主催者側にとってもアーティスト側にとっても様々な制限が発生するわけです。

 

 そうした中で数日間から数週間単位での百ショー以下の短期レジデンシーの需要も高まっていきました。例えば最近では、同じく​シーザース・パレスの「コロシアム」で昨年7月から約1週間づつに分けた変則的なレジデンシーを務めることになったザ・フー。もちろんこれは同シアターのレジデンシーとしては初のロック・バンドとなります。更にグウェン・ステファニーもこれに続くことになっており、これまたこれまでのラスヴェガスのレジデンシーの音楽傾向とは異なるラインナップと言えます。そして、パームス・カジノ・リゾートにおいて計16回のショーを行うことになったBlink-182。こちらもロック・バンドのレジデンシーという初の試みです。

 更に、レディ・ガガはMGMのパーク・シアターにて今年12月から74回のショーを行うことになっており、まだ噂ではありますがブルーノ・マーズも予定されているとのことです。また、前述のプラネット・ハリウッドではバックストリート・ボーイズもレジデンシーを務めるとのことですが、何と言っても最近のアナウンスで驚きであったのは、来年4月からMGMのパーク・シアターにてエアロスミスがレジデンシーを務めるというニュースです。ザ・フーに続きエアロスミスということで、今後ロック・バンド/ロック・アーティストのレジデンシーも増えていくことは間違い無いと言えるでしょう。

​ ​

​ また、ラスヴェガスのショー・ビジネスではクラブ・シーンの盛況ぶりも見逃せなくなってきており、ここ数年目覚しいレストラン/ホテル展開を行っているハッカサン・グループが仕切り、様々なカジノ・リゾート・ホテル内のクラブを巡回する形で、カルヴィン・ハリスやスティーヴ・アオキといった人気DJ達をレジデンシーに迎えたショーを展開することになっています。

​ こうしたレジデンシーの新たな動きは、ラスヴェガスならではのものと言えますが、極めて異例でスペシャルなケースながら、ニューヨークでもMSG(マディソン・スクエア・ガーデン)におけるビリー・ジョエルのレジデンシー・ショーがあります。これは2014年1月からスタートし、今も続いている長ロングランのコンサート・レジデンシーで、先日7月に100回公演記念を迎え、MSGのオーナーとクオモ・ニューヨーク州知事から表彰されることになりました。しかも、その100回記念公演では、なんとボスことブルース・スプリングスティーンが飛び入りし、二人で一緒にボスの名曲「ボーン・トゥ・ラン」と「テンス・アヴェニュー・フリーズアウト」を歌うという大ハプニングまで飛び出しました。

 ビリー・ジョエルのMSGでの長期コンサート・レジデンシーは、彼の名曲「ニューヨークの想い」に代表されるように、彼のホームタウンであるニューヨークならではのイベントですが、今後はこうした形のご当地/地元コンサート・レジデンシーも他都市でも増えてくると思われます。

 その筆頭の一人が前述のブルース・スプリングスティーンでもありますが、ボスが既に昨年10月からブロードウェイのシアターにて、「スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ」という独り舞台のショーを続けていることはご存知の方も多いと思います。当初は約1ヵ月半ほどの公演予定であったのが、大人気でこの夏、更にはこの年末まで延期され、結果的に長期のコンサート・レジデンシーとなっています。

 ブロードウェイのミュージカルは、ある程度のロングランが前提となるため、ある意味でレジデンシー・パフォーマンスと言えますが、そうしたシアターにおけるロングラン・スタイルを踏襲して、大人気を博しているのがこのコンサート・レジデンシーとも言えます。

​ しかも、このショーは先日録画収録され、今年の年末、ボスのブロードウェイ・ショー最終公演日にNetflixで放映されることになっています。最近は映画産業もNetflixを始めとするオンライン・ストリーミング配信会社に押されており、今回も映画やケーブル・テレビ放映ではなくNetflixでの放映となった点も新しい動きであると言えます。

 ちなみ、ボスは来年2月から6月まで「Eストリート・バンド・オン・ブロードウェイ」として自分のバンドと共に“復帰”することになっています。ラスヴェガスに続いて、ニューヨークのブロードウェイのシアターも新たなコンサート・レジデンシーの拠点となっていく可能性は極めて高いと言えるでしょう。

【Shop in Azabu】「DUMBO DOUGHNUTS AND COFFEE 」

 

時代はインスタ映え・・・

 

SNSを中心に、とにかく近年「写真映え」というものがはやっていますね。

街のいたるところに「フォトジェ」や「インスタ映え」という言葉が見られます。

 

ということで!!

本日私も時代に乗って「映え」を経験すべく

ベリー可愛いお店を麻布十番でみつけたのでご紹介します。

 

「DUMBO DOUGHNUTS AND COFFEE 」

 

 

麻布十番の1番出口から徒歩1分。

店内はフォトジェニックなピンクとグレーの配色で、

可愛い…(震)

 

 

私は「マシュマロチョコレートラテ」というドーナツと

「アイスカフェラテ」を注文。

ホットにするとハートのラテアートをしてもらえるみたいです。

 

 

…ではなぜ私が「アイス」を選んだか…

それはただこの日が暑かったわけではなく…

「インスタ映え」の写真を撮る為…!!

 

 

 

カップの上にドーナツを乗せたこの写真こそ、インスタ映え…!!

か、可愛い…!!

 

それからそれからソレカラ!!

DUMBOは見た目だけでなく味もおいしい…!!

 

 

 

このドーナツ、ホームメイドにこだわってお店で丹念にこねあげられたDUMBO秘伝の生地は、表面はサクッと中はモチッと。

両手で持ちたくなるボリューミーな見た目とは裏腹に、少量ずつ揚げた出来立てのドーナツは、優しい甘みであっさりとしているのが特徴。

常時10種類以上の上品なグレーズソースによって彩られた、大人の味わいのリッチなNYCドーナツです。

もう響きさえ可愛い。可愛い。

 

コーヒーは、京都ARABICAから直接仕入れるオリジナルブレンドのコーヒー豆をはじめとしたコーヒー&エスプレッソメニューが豊富。

コーヒー豆の味をしっかりと感じられる、濃くて力強い味わいのコーヒー…!!

 

 

可愛くて美味しいなんて最&高じゃないですか…?

 

 

 

 

 

ドーナツを頬張りながらさっき撮った写真を見返していたら

隣でブラックコーヒーを飲むちょっと大人でお洒落な彼が

「ほら、これも可愛いよ」と見せてきたスマホ画面に

インスタ映えの写真を一生懸命撮る私が写っていて

「ちょっとー!いつ撮ったのー!」とか言いながらも

こっそり私の写真を撮っていた彼にボンババボンする

以上、甘いインスタ映え(妄想)デートは猛暑によってどろどろに溶けて消えたので

この日は一人で行きました。笑

 

が、一人でも入りやすくて店員さんも親切…!!

ドーナツはお持ち帰りもできますので(入れ物も可愛い…!!)

ぜひぜひ行ってみてくださいっっ!!

 

 

(片岡)

 

 

【DUMBO DOUGHNUTS AND COFFEE】

[住所]

東京都港区麻布十番2-17-6 1F

[TEL] 

03-6435-0176

[営業時間] 

9:00 – 19:00(年中無休)

[定休日]

年中無休

【MUSIC】鈴木真海子&雀斑freckles

初めまして。
約半年前に入社いたしました、ラジオ班の藤澤です。

私はふらっと出かけるのが好きで、
よく缶ビールを飲みながら海や川を眺めております。
本日は、私がそんな時によく聞いている音楽をご紹介したいと思います。

まずは、女性ラップデュオchelmicoのメンバー「鈴木真海子」さん!
chelmicoは、2014年にRachelとともに結成され、
先月8月8日にワーナーミュージック・ジャパンのレーベル
「unBORDE」からメジャーデビューを果たしました。
もちろん「chelmico」の音楽も好きなのですが、
今回オススメしたいのは、鈴木真海子さんのソロ作品です。

ほらもう、かわいい。MVには本人が出演しています。
この曲は、ソロep「deep green」に収録されており、
DJ・トラックメイカーのTOSHIKI HAYASHI(%C)さんがリミックスを手がけた一曲です。

「ずっと好きだったRIP SLYMEとレーベルメイトだ!!」と
Twitterで喜ぶ姿もかわいい22歳。
好きなものはラジオを聴くことととお笑い鑑賞らしいです。

いろんな人たちとコラボしていまして、
こちらは、星野源さんの「アイデア」にも参加しているトラックメイカーのSTUTS、
そしてTOKYO HEALTH CLUBのMC・SIKK-Oとコラボした一曲!

 

3人は以前からライブ会場で顔を合わせる機会が多く、
自然な流れで楽曲制作が始まったそうです!

湘南・江ノ島をデートしているMVなんですが、MVがアップされたのが去年の年末。
服装を見てみると、完全に冬。なのにタイトルは「summer situation」。
寒空の海辺で夏の日を回想するような…ノスタルジックな映像、曲ですね。
それがいいんですよねー。早く夏になって欲しいなと思わせてくれます。

と思ってるうちに今年も夏が終わりに近づいていますけどね。

この曲は「ALLSEASON EP.」に収録されており、
去年の12月に7インチレコードで数量限定で販売されました。
各配信サイトで展開されていますので、ぜひ。

あと先日8月24日に京都METROで行われた
「BIG ROMANTIC LIVE」シャムキャッツ×雀斑frecklesという
イベントに行ってきたのですが、
台湾のバンド・雀斑freckles(フレックルズ) がすごく良かったので
ご紹介させていただきます。

ボーカル・ギター・キーボード担当のbenben(林以樂)と、
ベース担当のウェイボー(偉博)、ボーカル・ギター担当のウェイアン(偉安)、
そしてドラム担当のツァイプー(菜圃)の4人組!
2005年に台湾の大きな音楽祭で審査員賞を受賞したのち、
ラジオのプロモーションだけで噂が噂を呼び、
当時のインディーズバンドとしては異例のセールスを記録。
にもかかわらず、2008年、バンドは突如解散を宣言することに…。

しかし、2014年。
再結成を発表し、2017年には10年ぶりとなるアルバムをリリース!
今、国内外で話題となっている台湾のシティポップバンドです!

日本語と英語と中国語を交えたMCで盛り上がりました!
「freckles」は、日本語にすると「そばかす」。
benbenさんがMCで照れながら「そばかす~~」と言っていてかわいかったです。

ライブは最高でして、お酒がすすみました。
案の定、鴨川沿いでくつろいでから帰りました。

みなさまもぜひ一度聴いてみてくださいませ。

(藤澤)

【After Word】土と風と火

9月ですね

9月はSeptember

September といえばEarth, Wind, and Fireの名曲ですね

なんですかこのビデオエフェクトは

たまりませんね

 

さて、サビで繰り返される「Ba de ya」という言葉の意味は何なのか、ずっと気になっていたので調べてみました。

 

諸説ありまして、アラブ首長国連邦のアルフジャイラという海岸線上の国にある、世界最古のモスク「バディアモスク」という説、伝説の魔法使いの託宣であるという説、メンバーの娘の名前であるという説などなど (*託宣=神が人にのり移ったり夢に現れたりして意思を告げること。)

伝説の魔法使いの託宣なんてブードゥー的な感じがしてワクワクじゃないですか

 

しかし最も有力な説は、「単なる衝動的なかけ声」というもの

 

えええええ意味とかなかったのぉ~!!!!!

気になってたのにぃ~!!!状態ですね

 

スキャットですね

ですよね

「Ba de ya」ですもんね

 

なんだか井上陽水の「少年時代」の ”風あざみ” がノリで出てきた言葉というのを知った時に似た気持ちですね。

 

Earth, Wind, and Fireのバンドリーダーであったモーリス・ホワイトは2016年に亡くなってしまいましたが、9月がやってくるたびに思い出す名曲を残してくれました。

偉大です

 

まだまだ残暑が続きますが、ディスコ気分で頑張って行きましょう!

(イマン)

【STEP INFO】西日本豪雨による災害のお見舞い

この度の西日本豪雨により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

被災地の皆様のご無事と一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

株式会社ステップ

【MUSIC】バレーボウイズ、京都界隈のあれこれ vol.2

ラジオ班杉本です。
暑い日々が過ごしますが、お元気でお過ごしでしょうか?

暑い盛りを迎えると共に、京都界隈のバンドからステキな音源が届きましたので、
ここで紹介させていただきたいと思います。
まずはこのメルマガで時々紹介させていただいております 
バレーボウイズ

ノスタルジックで歌謡ライクなメロディと歌のハーモニー、
哀愁を帯びたギターで青春の響きを“合唱”のスタイルで聴かせる、
京都精華大学の学園祭「木野祭」出演のために2015年に結成された男女混成グループ。
昨年「FUJI ROCK FESTIVAL 2017」ROOKIE A GO-GOに初出演し、
11月8日には1stアルバム「バレーボウイズ」をリリース。
以降、全国各地で精力的にライブ活動を行い、代表曲「卒業」は、
某コンビニエンスストアの店内放送でも流れ、
聴いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

そんな「バレーボウイズ」、先日7月4日にNEWアルバム『なつやすみ’18 猛暑』を発表。
バレーボウイズのアンセムとなっている「アサヤケ」や先述の「卒業」、
独特のコーラスワークがひかる「フラッシュバック」を含む計8曲入り。
胸を打つメロディ、口ずさみたくなるフレーズ、
思わず踊りたくなるようなリズム、ニヤッとしてしまう「あの」感じ。
様々な要素がぎゅっと詰め込まれた1枚となっています。

今年の夏は様々なイベント・フェスに出演。
「なつやすみ’18 猛暑」リリースワンマンツアーも決定しています。
8月19日(日) 東京・下北沢Basement Bar
8月22日(水)大阪・心斎橋LIVE HOUSE Pangea
ぜひ今年の夏も「バレーボウイズ」にご注目ください。

続いてご紹介するのは「スーパーノア

2004年結成。京都を中心に活動開始。全国各地にてライブ活動を精力的に行い、
千原兄弟のコントライブ「ラブ」に楽曲が全面的に使用されるなど、
コアな音楽ファンから支持を得つつ…何と昨年初のフルアルバム『TIME』を発表。
何ともノンビリした気質のバンドですが、息長く良質の音楽を生み出し続けています。
前作『TIME』に収録の↓2曲…。


そんな「スーパーノア」、7月8日にmini album『素晴らしい時間』を発表しました。

中性的で柔らかいボーカルに、絡み合う独特のリフ、グッドメロディーの奥に
垣間見えるオルタナティヴかつアグレッシヴな気配。一音一音にワクワクします。
今作『素晴らしい時間』は、これまで彼らが培ってきた要素はそのままに、
さらに実験的で、ポジティヴな進化を遂げた革新的な1枚となっています。
リリースツアーも決定しています。

9月28日(金)大阪・心斎橋 Pangea
10月21日(日)名古屋・鶴舞 KDハポン
12月7日(金)東京・下北沢ERA

まだまだ他にも京都には胸躍る音楽が脈々と息づいています。
ぜひチェックしていただければ幸いです。

【Shop In Tanimachi】きたかぜとたいよう

こんにちは!今日は天満ではなくステップのTanimachi Studioがある
谷町四丁目付近のお店を紹介したいと思います!
お店の名前は「きたかぜとたいよう」というカレー屋さんです!
夏になるとスパイスのきいたカレーをよく食べたくなるんですよね~

 

外観はこのような感じ。
すごく可愛いですよね~!イソップ童話の「北風と太陽」の絵本の世界観のままです!

店内はカウンター席とテーブル席があり、ひとりでも気兼ねなく入れますよ♪
通常メニューから期間限定のメニューまであってどれがよいか迷うのですが……

こちらの合掛けにしました……!

天使のエビとオマール海老出汁のカレーとマトンコルマ夏野菜カレーです!
噛みそう!!!
注文のときは「コレとコレ」と指でさすのが精一杯でした。

辛いものが好きだけど、得意ではない私でも最後までおいしい!が止まらないカレーでした!
エビのうまみがたっぷりなカレーとココナッツの甘み?深み?野菜がたっぷり!な笑みがこぼれる2種でした~

トッピングのトマトも人参も、箸休めとして素晴らしい効果を発揮してくれます。

オクラのピクルスがとてもおいしくてこれだけでもたくさん食べたいくらいです!

期間限定で鯵と夏野菜の冷や汁カレーもあるそうで!
カレー?冷や汁?なんて気になるの……


次回はぜひこちらをいただきたいと思います!!

暑くて暑くて仕方のない夏ですが、せっかくの夏!!おいしいものを食べて、元気に楽しく乗り越えましょ~
アイス何個食べても許されますよ~

【住所】

大阪府大阪市中央区鎗屋町1-3-7 昭和ビル 1F

営業時間:11:00~15:00(短いので注意!!)
定休日:土曜日・日曜日

(ナカガワ)

【I LOVE NY】月刊紐育音楽通信 August 2018

 ニューヨークも夏の真っ盛りで、各所の野外コンサートはどこも大変賑わっています。私は先日、ニューヨーク市郊外のジョーンズ・ビーチの野外シアターに、スラッシュ・メタルの帝王とも言えるバンド、スレイヤーのフェアウェル・ツアーのライヴに行ってきました。スレイヤーと言えば、1981年の結成以来、その過激な音楽スタイル、テーマ、歌詞、カヴァー・アート、ビデオなどが何度も批判に晒され、発売中止・公演中止だけでなく、裁判沙汰にもなってきましたし、特にアメリカではユダヤ系や保守系団体からの批判・反発は一際強く、「親が子供に最も聴いて欲しくないバンド」の一つとも言われてきました。

 そうしたこともあって、彼らのファンにはネオナチやKKKといった極右や、いわゆる暴走族やギャング組織といった連中が、“勘違いファン”となっているという側面もあります。そのため、今回のコンサートは警備も非常に厳戒で、アルコール飲料も会場脇の限定エリアのみで会場内には持ち込み厳禁という異例の形となりました。

 コンサートは、そんな“帝王”スレイヤーの最後のツアーの花道を飾るため、ラム・オブ・ゴッド、アンスラックス、テスタメント、ナパーム・デスの4バンドがオープニング・サポートを務めるという超豪華版になり、夕方5時から夜11時過ぎまでの6時間以上に渡るコンサートとなりました。さすがに長時間のヘッド・バンギングとモッシングで、翌日から数日間は体が思うように動きませんでしたが(苦笑)、彼等のほとんどが私と同世代ということもあって、その衰えることの無い過激なパフォーマンスに、ポジティヴなパワーをたくさんもらうことができました。

 スレイヤーは“悪魔信仰のバンド”などとも呼ばれてきましたが、リード・シンガー&ベースのトム・アラヤはカソリックのクリスチャンであり、大変な家族思いで、ツアーの合間で日が空くと帰宅する程の人です。しかも動物を愛し、自宅は牧場になっており、家ではカントリー音楽を聴いたり歌ったりしているというユニークな人物でもあります。

 ブラック・サバスに始まるメタル系や、過激なハードコア/パンク系バンドや音楽は常に世間やメディアからの批判の対象となってきましたが、実は歌詞をじっくり読むと、そこには個を束縛・弾圧するシステムや体制・社会・国家などに対するプロテストが溢れていますし、悪魔的な雰囲気や要素を一つのカンフル剤的な表現手段とした(もちろん、本当に悪魔信仰に根ざしたようなバンドもありますが…)アンチテーゼでもあると言えます。

 以前、ネオナチとの関連性について尋ねられたトム・アラヤは、「何で南米(チリ)出身の俺が白人至上主義のネオナチに成り得るんだよ!」と一笑に付していましたが、

表面的な表現に隠れた真のメッセージを感じ取らなければ、音楽の本質には辿り着けないことの一例であるとも言えます。 

 

トピック:アメリカを代表する“ミュージック・シティ”はどこ?

 

 数年前に、「アメリカで最も音楽的な町」というリストが出回ったことがありました。

そこで言う”音楽的”とは、町の全人口に対するミュージシャン/音楽アーティストの数の比率の高さで、音楽でもいわゆる音楽業界人は含まれまていませんでした。しかも、その町に“住んでいる”音楽アーティストの数ですので、音楽活動が盛んな場所とも必ずしもイコールではありません。

 そもそも、どこまでをミュージシャンや音楽アーティストと認識するのかという問題もありますし、アメリカの音楽シーンを理解する上で、それほど大きな意味を持つ調査結果ではないと言えましたが、それでも5000人以上の町を対象に計2000以上に渡るランキングを作成したのは大変な労力であったと言えますし、なるほどと思う部分もそれなりにはありました。

 まず、そのトップ15は以下の通りでした。

1.ビヴァリー・ヒルズ(カリフォルニア州)

2.サンフランシスコ(カリフォルニア州)

3.ナッシュヴィル(テネシー州)

4.ボストン(マサチューセッツ州)

5.アトランタ(ジョージア州)

6.シャーロッツヴィル(ヴァージニア州)

7.ワシントンDC

8.ミネアポリス(ミネソタ州)

9.ポートランド(オレゴン州)

10.バーリントン(ヴァーモント州)

11.ロサンゼルス(カリフォルニア州)

12.マッスル・ショールズ(アラバマ州)

13.シアトル(ワシントン州)

14.オースティン(テキサス州)

15.ブルーミントン(インディアナ州)

 一般的に音楽の盛んな町として知られる所もかなりある反面、あまり馴染みのない町もあるかと思いますが、例えばデイヴ・マシューズ・バンドが出てきたシャーロッツヴィルや、バーリントンやブルーミントンというのは大規模な大学都市ですので、バンド・シーンやミュージック・シーンも活発であるため、ミュージシャンの数も多いということのようです。

 一方で1位のビヴァリー・ヒルズは、明らかに音楽シーンではなく、住人としての音楽アーティストの数であることがよくわかりますが、南部のナッシュヴィルやアトランタやオースティン、中西部のミネアポリス、西部のサンフランシスコやシアトルなどは、これまで数多くの有名音楽アーティストや音楽ムーヴメントを生み出してきた町ですので、上位ランキングには説得力もあります。

 意外なところでは、マッスル・ショールズは60年代末から70年代にかけて数々の名盤が録音された歴史的なスタジオのあったところですが、今もこの地にはミュージシャンが多いということに少々驚いたりもします。

 意外と言えば、一般的に音楽の街とも言われるニューヨーク(38位)とシカゴ(79位)が、ベスト15にも入らないのも少々驚きかもしれません。ですが、前述のように、これはあくまでもミュージシャン人口の多さ・割合ですし、ニューヨークやシカゴは音楽やエンターテインメントに限らず、金融やその他様々なビジネスが盛んな大都市ですので、音楽しかもミュージシャン/音楽アーティストだけに限ると、その数や比率は実はそれほどでもないということがわかります。

 それでは、アメリカにおけるいわゆる一般的な音楽都市=ミュージック・シティと言えば、どのような都市になるでしょうか。

 この場合はやはり、ジャズが代表的なニューヨークやブルースが代表的なシカゴ(ブルース)がまず挙げられます。

 そして、前述のリストにある、カントリー音楽のメッカであるナッシュヴィル、豊かな音楽文化の歴史を持ち、特に近年はR&Bやヒップホップを中心に様々なミクスチャー音楽の拠点ともなっているアトランタ、“世界のライヴ音楽の首都”とも呼ばれ、ジャニス・ジョプリンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンを生み出し、今や世界最大のエンタメ・イベントとなっているSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)が開催されるオースティン、90年代のグランジ・シーンの拠点として知られるシアトル、60年代のヒッピー・ムーヴメントから70年代のベイ・エリア・サウンド、そしてスラッシュ系メタルなど多様な音楽性を誇ってきたサンフランシスコ、ニューヨークと並ぶ音楽産業の拠点であり、ロックからヒップホップまで多様な音楽を生み出し続けるロサンゼルス、プリンスの故郷であり、特にインディー・ロックとヒップホップが盛んであるミネアポリス、といったところが名を連ねることになります。

 更に、ジャズ発祥の地であるニューオーリンズ(ルイジアナ州。前述のリスト37位)、エルヴィス・プレスリーの故郷であり、ブルースやR&B音楽のメッカでもあるメンフィス(テネシー州。同リスト161位)、モータウン発祥の地であり、ゴスペルやR&Bからエミネムなどに代表されるヒップホップのメッカでもあるデトロイト(ミシガン州。同リスト54位)、ラテン・アメリカやカリビアン諸国の音楽の“港”であり、近年はいわゆるEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)のメッカとしてDJ天国とも言われるマイアミ(フロリダ州。同リスト26位)などが並ぶというのが妥当な線であると言えます。

 しかし、これらの都市もリアルタイム感と言いますか、現在進行形の音楽シーンやムーヴメントとは異なる部分も多々あり、いわゆる歴史的・観光名所的なミュージック・シティである所も多いと言えます。

 そうした中で、音楽ビジネスの規模的にトップに君臨するのは、ニューヨーカーの私としては残念ですが、ナッシュヴィルであると言わざるを得ません。実際にアメリカにおいてナッシュヴィルは、50年代頃から“ミュージック・シティ”という呼び名・愛称で呼ばれ、親しまれてもいます。

 音楽ビジネスや音楽制作活動の場としてニューヨークやロサンゼルスが全米でトップのミュージック・シティであったのは、80年代半ばくらいまででであったと言えます。それが衰退していった原因は、ご存知のように音楽テクノロジーの進化と、音楽スタイルの変化であると言えます。そのため、スタジオ・セッションが激減し、レコーディング・スタジオや音楽クラブ、コンサート・ホールなどが次々と消えていくことになりました。もちろん、その後も今日に至るまで、ニューヨークやロサンゼルスには今も巨大音楽ビジネスのヘッドクォーターや様々な音楽関連企業が存在していますが、70年代から80年代前半にかけての勢いは既に無いというのは事実です。

 ここで重要なポイントは、音楽ビジネスや音楽制作活動の場が“移った”わけではなく、“減った”ということです。

 代わって、音楽ビジネスや音楽制作活動の場として再び注目を集め、中心となっていったのが、音楽テクノロジーの進化にはそれほど熱心ではなく、音楽スタイルの変化にもそれほど左右されず、アメリカでは常に絶大な人気と豊かな歴史を誇るカントリー音楽とアメリカのクリスチャン・ミュージック(カントリー音楽は、その発祥から今に至るまで、アメリカのクリスチャン・ミュージックと密接に繋がる表裏一体の存在とも言えます)のメッカとして、昔からそのビジネス拠点となっていたナッシュビルでした。

 つまり簡単に言えば、ナッシュヴィルの音楽シーン自体はそれほど大きくは変わっておらず、他の都市が衰退していったわけです。もちろん、衰退していった他の都市からも、カントリー音楽とのコネクションを維持できる分野に関しては、次々とナッシュヴィルに移動・移転していったことも一つの事実ですが、やはり基盤・根幹となるカントリー音楽とアメリカのクリスチャン・ミュージックの巨大マーケットの力が、改めて注目され、再浮上していったと言えます。

 一つ印象的なのは、当時絶大な人気を誇っていたTOTOというロック・グループがありましたが、このバンド自体は元々はロサンゼルスの優れたスタジオ・ミュージシャン達の集まり(また、ロサンゼルスを拠点としていた著名な音楽家達の息子達)でもありました。TOTOのバンド結成は、自らの音楽を追求したい、という彼らの願いが第一ではありましたが、当時衰退しつつあるロサンゼルスのスタジオ・シーンも見据えていたことも事実と言われています。そうした中で、スタジオ・ワークを続けたいと希望していたこのバンドのベーシストがバンドを脱退してナッシュヴィルに移転した、というのも印象的な出来事でした。

 そのような訳で、ナッシュヴィルを全米最大のミュージック・シティと呼ぶことには、正直言って少々語弊があるのも確かです。何故ならそれは、白人層、または東海岸と西海岸を除いたアメリカ全域、または保守的なアメリカ人や共和党支持層において絶大な人気を誇るカントリー音楽とクリスチャン・ミュージックという分野が基本となっての全米最大と言えるからですが、それでも、そうした分野が基本となって最大になるということは、いかにこの分野がアメリカのコアとなっているかの証明でもあります。

 そうした中で最近、ナッシュヴィルだけがミュージック・シティではない、と反旗を翻す(?)記事が音楽業界においても注目されました。著者は音楽業界人でも音楽ライターでもなく、旅行をメインとするブロガーなのですが、旅行を専門分野としているだけに観光的視点も強いですが、それでもアメリカの“真のミュージック・シティ”を紹介すべく、中々コアでマニアックながらも鋭い視点を持った記事でしたので、最後に少々紹介したいと思います。

 まずは、以下がその記事において紹介された12のミュージック・シティとなります(ランキングではありませんので順位はありません)。

クラークスデイル(ミシシッピ州)

メイコン(ジョージア州)

マッスル・ショールズ(アラバマ州)

ジャクソンヴィル(フロリダ州)

シュレヴポート(ルイジアナ州)

リッチモンド(ヴァージニア州)

ザ・トライアングル(ノース・キャロライナ州)

クリーヴランド(オハイオ州)

ヘレナ(アーカンソー州)

オマハ(ネブラスカ州)

ブリストル(テネシー州)

ミネアポリス(ミネソタ州)

 マッスル・ショールズとミネアポリスは前述もしてますので、ここでは割愛しますが、

まず、クラークスデイルはブルースのグラウンド・ゼロ(爆心地・中心地)とも言われる所で、今もデルタ・ブルースの流れを受けつぐブルース・アーティスト達による、生きた(liveな)ブルース音楽を堪能できる町です。

 メイコンはアトランタに近い町ですが、リトル・リチャードやオーティス・レディング、そしてオールマン・ブラザースを始めとするサザン・ロックの故郷・拠点でもありました。歴史的要素・観光要素は強いですが、それでもこの地では地元ミュージシャン達を中心に様々なフェスティヴァルやライヴ・シーンが継続して生き続けています。

 ジャクソンヴィルは、70年代はサザン・ロックのもう一つのメッカでもあり、また、ジム・モリソンやトム・ペティなどが活動の拠点としていた地でもありますが、その後90年台のポップ・パンク・ブームの発信地の一つにもなるなど、今もユニークでクロスオーバーな音楽を発信し続けています。

 シュレヴポートは、ナッシュヴィルとは異なるもう一つのカントリー音楽の拠点で、40年代末から始まった有名なカントリー・ショーがあり、プレスリーやハンク・ウィリアムスなどを始め、大物カントリー・アーティストが次々と出演していました。そんな歴史もあって、今もこの町のバーやレストランでは常にカントリー音楽のライヴ演奏が繰り広げられています。

 リッチモンドは前述のシャーロッツヴィルの東隣の町ですが、シャーロッツヴィルよりもエッジの効いたエキセントリックなアーティストや音楽を生み出しているのが特色で、特に90年代以降、ラム・オブ・ゴッドやGWARなど、この地からパンクやメタル・シーンに登場したバンドの活躍ぶりは顕著であると言えます。今もこの町では各所のクラブやバーなどで全米制覇を目指すアーティストやバンド達が活動を続けています。

 ザ・トライアングルというのは一つの町の名前ではなく、チャペル・ヒル、ローリー、ダーラムというノース・キャロライナの代表的な3都市を組み合わせた総称です。このエリアはジェイムズ・テイラーの活動でも有名ですが、カントリー色の強いロック系が多いのが特色で、ジェイムズ・テイラー以降も様々なアーティストやバンドが登場し、今もその音楽シーンは活発です。

 クリーヴランドは以前にもご紹介しましたが、ロックンロール発祥の地と言われ、ロックンロールの殿堂ミュージアムもありますが、クラブやホールなどのパフォーマンス・スペースも充実していることから、単に歴史的な側面だけでなく、今も中西部最大の音楽拠点の一つとして、ロックやR&Bからクラシックに至るまで、様々な若い才能がしのぎを削っていると言えます。

 ヘレナは、もう一つのブルース音楽の宝庫とも呼べる町で、40年代初頭から始まった「キング・ビスケット・タイム」というラジオ番組にちなんだキング・ビスケット・ブルース・フェスティヴァルが毎年行われています。かつて、ビートルズがアメリカ・ツアーの合間にこの地を訪れてブルース音楽を堪能したことでも知られています。

 オマハに限らずネブラスカ州というのは音楽との関連が希薄に思えますが、実はフォーク系音楽に関しては30年代から脈々と息づいている文化があります。それを基盤にしつつ、様々なインディ・バンドが活発な活動を続けています。

 カントリー音楽と言えばナッシュヴィルと言われますが、実はこのブリストルこそがカントリー音楽発祥の地なのです。カントリー音楽の初レコーディングと言われる1927年のブリストル・セッションは今や伝説ですが、“発祥の地”に目を付けた資本や基金が次々とこの地に進出してミュージアムや音楽関連施設を建設し、常に多数のパフォーマンスが行われ、カントリー音楽のルーツから現在を味わうことができます。

 

 今回は少々駆け足でアメリカのミュージック・シティを紹介しましたが、アメリカはその土地だけでなく、その音楽シーンや音楽文化自体も“巨大”であることを感じて頂ければ幸いです。

【After Word】8月

今年も8月に入りました。
猛暑が続いておりますが、どのようにお過ごしでしょうか??

8月は花火大会の季節ですね!!私も花火大会が好きでよく行くのですが、

毎年、穴場スポットを探して屋台で食べ物とビール片手にゆっくり眺めております。

ちなみに全国のイベント情報やおでかけ・観光情報、最新街ニュースをお届けしているウォーカ+では、

全国の人気花火大会ランキングもあるみたいですよー。

皆さんが行ったことのある花火大会はランクインしてますか??

 

【関東】

1位:第41回隅田川花火大会

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:2万発、前年の人数:約95万人

 

2位:第50回豊田おいでんまつり花火大会

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:非公開、前年の人数:約36万人

 

3位:第36回蒲郡まつり納涼花火大会

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:約5000発、前年の人数:約18万人

 

【関西】

1位:第43回みなと舞鶴ちゃったまつり

開催日:2018年7月29日(日)

打ち上げ数:約5000発、前年の人数:約42000人

 

2位:第30回なにわ淀川花火大会

開催日:2018年8月4日(土)

打ち上げ数:非公開、前年の人数:約43万人

 

3位:第40回慶野松原花火大会

開催日:2018年7月29日(土)

打ち上げ数:3100発、前年の人数:15000人

楽しいイベントが多い季節ですが、まだまだ暑い日々が続いております。

外に出るときはしっかり水分補給もお忘れなく!!

 

次の配信は9月上旬の予定です。

 

お問い合わせ、配信停止希望はコチラ≫≫≫

 

(稲垣)

【STEP INFO】綺麗なものは癒されますね♪

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

こちらの写真は、弊社東京の近くの路上で撮影したものです。

雨が上がった際にきらきら輝いていたので綺麗だと思い写真に収めました。

 

 

雨が続くとお出かけできない、洗濯物が乾きにくい、じめじめするなど

わたしはあまり好きではない梅雨ですが、

綺麗なものをみて嫌な気持ちになる人はいませんよね♪

雨が降らなければ、綺麗だと思わなかったのではないかと思うと、

嫌なものだったり、苦手なものでも見方を変えれば嫌なことばかりではないようです。

なんでも、ものは考えようですね!

 

それではメルマガ7月号のスタートです!

 

(村井)

【MUSIC】ayutthaya

お久しぶりです、ラジオ制作大和です。

まずは、以前の記事で「日本でCD手に入らないかな」とご紹介させていただいた、
タイの女子バンド「Jelly Rocket」のアルバム『Lucid Dream』日本盤が、
なんと4月に発売されました。


♪This Is Real / Jelly Rocket 

アコースティックで収録されたボーナストラック2曲もとてもよく、
“大丈夫か?”と思った日本詞バージョンが想像を上回る出来!
来日を切実に願っております。
ちなみにタイの男性SSW、「Phum Viphurit(プム・ヴィプリット)」の
アルバム『Manchild』も良作。


♪Long Gone / Phum Viphurit 
現在22歳でこの4月に東京で初来日公演を終えたばかりとのこと。
共演がSTUTSとDJやけのはら、さぞ心地よい夜だったのではないでしょうか。

少しずつですが日本での流通も増えているタイのインディーポップ。
もっと情報が手に入りやすい場所ができるのも、
そう遠くないかもと期待しているこの頃です。

さて、話は変わりまして、
個人的にこの夏、初めてライブを観ることができるかもしれないと
楽しみにしているバンド『ayutthaya』について書かせていただきます。

現在のメンバーは太田美音さん(vo.g)、アラカワシさん(g)、右田 眞さん(b)、
それぞれにキャリアのある3人+サポートドラムという編制で、2015年結成。
太田美音さんは、「ゲスの極み乙女。」のほな・いこか様こと
佐藤穂奈美さんとの2人バンド、『マイクロコズム』(現在表立った活動はなし)で知り、


♪落とし蓋 / マイクロコズム

SoundCloudに上がっていたソロの弾き語り曲が最高。


♪ボート / 太田美音 

なんとなく声と歌声に、昔雑誌で想像していた2000年代はじめの下北沢を感じて、
(個人のイメージです、下北沢、ほぼ行ったことありません)
ぼんやりと活動を楽しみにしていたところ、新たなバンド『ayutthaya』がスタート。

流行りの音では多分ないけれど、歌とリフとリズムのバランスが絶妙。
2017年に1st miniアルバム『Good morning』が出て、
先日2018年6月に2nd miniアルバム『dejavu』が発売になりましたが、
1作目よりダイナミックさが増して、すごく良いです。やっぱり声がいい。


♪mottainai / ayutthaya 

1枚目の時はツアーの情報がなく残念に思っていましたが、
今回は夏に東名阪のリリースツアーを予定しているとのこと。
「生まれる前から会いたかったんです」
締めくくりがおかしな言葉になってしまいますが、
何にせよ、この年齢で夏が楽しみになるのは、とてもありがたいことに思います。
「ayutthaya」Official Page 

(大和)

【Shop in Azabu】十番のおばちゃん

本日紹介するのは「十番のおばちゃん」という隠れ家的存在の定食屋さんです!

麻布十番商店街の「EAT MORE GREENS」の路地を進み…

30mくらい進んだココです!

…ココです!!!(大事なことなので2回言いました)

飲食店…?と一瞬疑ってしまうような佇まいですが、紛れも無く飲食店です(笑)

メニューは肉系・魚系色々あり、その日の気分で少し変わったりもします。

基本店主のおばちゃんの気分次第なので

味噌汁が辛めだったり、ご飯が少し多かったり、行く度に違う所がこの店の特徴です。

そしてお店に入ると2階に通されるのですが、お水は手渡しされます。自分で運ぶスタイルです。

1階は3席ほどのカウンターのみなのですが、物凄く狭い!物凄く狭い階段を上り2階に上がると…

やっぱり狭いテーブル席が6席ほどあります。

いやほんとに狭いです。僕は何回か頭ぶつけました。痛いです。

お昼時はここが満席になっていますが、少し時間をズラせば空いているので

テレビを付けてまったりとできるスペースへと変わります(笑)

煙草も自由に吸えますので、喫煙者にはありがたい仕様になっています。

 

ここまでお店が狭い話しかしておりませんが、

おばちゃんが愛情をこめて作ってくれるご飯は絶品です。

今日は唐揚げ定食を頼みました。

ボリュームたっぷりです!

ご飯の量が多いので小食の方はご飯少なめにする事をお勧めします。

こんな物が食べたい!とリクエストすれば作ってくれることもありますので

おばちゃんに是非相談してみてください!

夜は居酒屋としても営業していますので、気になった方は是非行ってみてくださいね!

(鈴木)

 

【十番のおばちゃん】

[住所] 東京都港区麻布十番2丁目1−13

[TEL] 03-6453-8229

[営業時間]11時~24時頃(おばちゃんの気分)

[定休日] おばちゃんに予定がある日